ビル・ファインダーを作りたい
山座同定についてはアプリがいくつかあって、スマホをかざすといまいる地点から見える山々の名前を表示してくれたりする。それのビル版がほしいと思っている。たぶんできると思うので、作ってみたい。手で調べるのがむちゃくちゃ大変だったので。
ビル座同定がむずかしいのは、多くのビルは遠くからだとどれも似たように見えることだ。(ビル好きにとっては全然違って見えるのだろう。それは想像できる。)
すると、展望台から街を見るときにやるように、まずは見つけやすい建物を探してそれを手がかりにするというのが正攻法なのだろう。見つけやすい建物としてはたとえば次のようなものがありそうだ。
・特徴的な形をしている
・ひときわ高い
・ぽつんと立っている
たとえばスカイツリーはこれをぜんぶ満たしている。だからこそ見つけやすいし覚えやすいのだろうなと思う。
実践してみる。たとえばこの景色。
明らかに真ん中の建物は特徴的な形をしているし、ひときわ高い。よく見るとその左側にも特徴的な形をした建物がある。それを書き込むとこうなる。
二つだけだが、これで位置関係が分かるというのも大きい。つまり手前は六本木で、その奥が田町だ。それをもとにごにょごにょと調べると、その周辺の建物はきっとこんな感じだろう。
田町タワーとか三田ガーデンタワーなどは知らなかったのだけれど、特徴的なビルの周りのビルを1つでも覚えられれば、ビル座同定の能力も上がっていきそうな気がする。
ところで山座同定の場合、それが得意な人は、登山の際に周辺の山の位置関係を覚えることが登山に役立つから、あるいは必要だから結果として覚えたというパターンもあると思う。
ということは、たとえばヘリコプターや飛行機のパイロットも、現在の位置や進路を把握するのにビル座同定の能力が役立つはずで、すると得意な人が多いんじゃないかという気がする。お話を聞いてみたい。
ここまでで言いたいことはぜんぶ言ったので、あとはひたすらビル座同定をやってみたい。
冒頭で紹介した大手町の風景の左半分だ。
東京消防庁の建物の高さが 119 メートルだというのは初めて知って驚いた。すると警視庁も 110 メートルなのかもしれない。
新宿の場合は形が特徴的なのが多くてありがたい。都庁、コクーンタワー、アイランドタワーは遠くからでもよく分かる。
そして黒っぽいガラス張りの建物があったらたぶん住友不動産だ。
海で夕日を浴びていい感じだが、古い写真なので貿易センタービルが昔のままだ。写真のうち4つの建物にホテルが入っている。眺めのいいところはホテルになりがちということだろうか。いちど泊まってみたい。
武蔵小杉の高層ビルはとにかく名前が長いということがわかった。住居の場合は名前が長いほうが高級感が出るのかもしれない。同じブランド(例:パークシティ武蔵小杉)で複数のビルを建てたりしているので、それぞれに別の名前をつけることでさらに長くなっている(例:パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー)。
ザ・コスギタワーの簡潔さがむしろ目立っている。
山座同定についてはアプリがいくつかあって、スマホをかざすといまいる地点から見える山々の名前を表示してくれたりする。それのビル版がほしいと思っている。たぶんできると思うので、作ってみたい。手で調べるのがむちゃくちゃ大変だったので。
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