正式には「本龍院」というこのお寺。本尊は大聖歓喜天・十一面観音だ。
そして境内には大根、大根、大根……。
大根のモチーフだらけ! 大根は身体健全、夫婦和合の功徳を表わしたものとされている。
モチーフだけではない。新鮮そうな大根も、聖天さまへのお供えものとして境内で授与されている。
これは、お参りする際に心の毒や体の穢れを大根に託し、聖天様にお供えすることによって心身を清浄にして心の毒を清めてくれるとされているのだ。
聖天様に清めてもらった大根を待乳山聖天では「お下がり」として配っており、参拝客は持って帰ることもできる。なお、お供えした大根をそのまま持って帰れるわけではなく、清めが済んだ大根が別に配られている。
待乳山聖天で超短いモノレールに乗る
待乳山は古くから名所として、多くの絵画や歌の題材にもなっている標高約10mの丘である。
そして本堂のある丘の上までは、さくらレールと呼ばれるものすごく短いモノレール(スロープカー)で行くことができる
もちろん、参拝客も乗ることができる。
た、楽し~~~! 1番上の本堂まで乗っても、乗車時間は1分かからないくらいだ。
都内でも飛鳥山公園にモノレールがあったりするけど、こんなにコンパクトなモノレールは全国的にも珍しいのではないだろうか。
乗車は無料。あくまでも身体の不自由な方優先で、乗車できそうなタイミングがあれば乗ってみて。