マンガアプリの広告あるある
まずはあのフォーマットを観察した。
デイリーポータルZで過去に載せた マンガでわかる「マンガでわかる」を題材にマンガアプリ広告を作ってみよう。
要素を解説するとこうなっている。
セリフを読まなくてもストーリーが理解できるようにマンガの上に大きく文字が載っている。ニュアンスのあるセリフでもはっきりと「復讐を誓った」と分かりやすく書かれるのが特徴だ。
夏目漱石が「月が綺麗ですね」と言ってもきっと「漱石、ついに告白…!」と書かれるだろう。
そして「そこで見たものは……!!」など気になるところで終わる。
上記の例はもとのマンガをそのまま利用したのでコマが3段になっているが、たいてい1~2段である。
講談社のマガポケは「全話無料」の枠がすべての画像につく、LINEマンガはカラー、ジャンププラスは背景に模様がついているなど各社細かい工夫はあるが、概ねこのようなフォーマットだ。
日本最古のマンガをマンガアプリにしよう
Twitterで見やすくて魅力的なフォーマットである。僕もこのフォーマットでマンガを紹介したいが、マンガをいちから描くのは大変だ。既にある作品ならばいいのがある。鳥獣戯画だ。
平安から鎌倉時代に描かれた巻物で日本最古のマンガとも呼ばれている。擬人化されたカエルやウサギ、猿が表情豊かに描かれている。
あれがマンガアプリで読めたとしたら、という仮定で広告を勝手に作った。
鳥獣戯画は国立国会図書館で無料で読むことができる。今回の記事の画像もここから引用した。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/966949
気になる人はクリック!(いきなり全話無料)
ひと目で話の流れが分かるいいフォーマットである。デイリーポータルZの記事のツイートもこれにしよう。