7絵文字クイズを発明した!
いきなりだが、問題です。
これが7絵文字クイズである。7つの絵文字が表すのは何だろうか?
(答えがわかったらスクロール)
答えはスーパーマリオである。
これが7絵文字クイズだ。
このようなクイズは他の人もやっているが、7つの絵文字に固定することに新規性があり、意味がある。(その意味はすぐにわかります。)
筆者は6月1日から50日連続で7絵文字クイズをXで出題した。その問題を当サイトのライターたちに見てもらおう。
7絵文字クイズです。 pic.twitter.com/SMj6QgLUVb
— ほり (@horicun) July 20, 2024
↑このPostからツリーを辿ると50日分の問題を楽しめます。
みんなあつまれ!7絵文字クイズ!
今回、7絵文字クイズの会に集まったのはこの人たち。
北向さんと窪田さんは私の7絵文字クイズに対してXで好意的なリプライをくれたことがあったので呼んだ。私のXでの出題をチェックしてくれているらしい。
石川さんは筆者の担当編集なので呼んだ。まずは何も知らない石川さんに解いてもらうのをみんなで見守ることにする。石川さんに楽しんでもらえたらいいな……。
最初はこの問題。
ほり:石川さんこれわかります?
窪田:2文字目でわかりますね
石川:え、わかんないです……
ほり:ヒント、映画です
石川:あ、ホームアローン!映画見てないのにわかりました
窪田:全部わからなくても解けるのがこのクイズのいいところですね
ほり:ありがとうございます
石川:今回話を聞いて自分でも7絵文字クイズを作ってみたんですけど、4文字で良いなって思いました
ほり:そうなんですよ。だいたい4つで良くて、無理やり7文字にしようとすると余計な3文字を足さないといけないんですよ。情報がいい感じに薄まってちょうどいい難しさになるんです。それをわびさびと呼んでいます。
(偉そうにわびさびなどと言っていたが、あとから冷静になって考えると全くわびさびではないな。でも伝わってほしい。あえて7文字という縛りを課すことで生まれる "遊び" の部分。これが7絵文字クイズの醍醐味なのだ。)
冗長の面白さ
次の問題も冗長の面白さがある。
石川:これはハリーポッターじゃないですか?
ほり:おお、ハリーポッターと…?
石川:ハリーポッターと、でかい岩
北向:日本昔ばなしみたいな
ほり:めっちゃいい!(笑) 正解は「ハリーポッターと賢者の石」です
ほり:魔法使いの絵文字は基本老けてるので、高齢化が進んだ3人組になっています。
北向:4文字目のトロールもよく表せてますね
ほり:これ、ハグリッドのつもりだったんですよ。でもまあ、トロールでもいいです。作問者の意図としてはハグリッドですが
窪田:(笑)
ほり:5文字目はロンがチェスを操って戦う名シーン
石川:6文字目は、賢者?
ほり:これはヴォルデモート。めちゃくちゃ悪役です
やっぱり4文字目あたりから情報が急激に薄まり、かえってわかりにくくしている。(もっとも、この問題に関して言えば7文字目が無いと解けないが。) この苦しまぎれの後半を味わってほしい。
知ってる・知ってない問題
ほり:ある歌の歌い出しです
石川:駐車場
北向・窪田・ほり:おお!
石川:ねこ、あくび、…
ほり:完璧じゃないですか!
石川:ん~。僕が知らないものかも…
ほり:答えは、ゆずの夏色です。「駐車場のネコはアクビをしながら~♪」
石川:あ~。聞いたことある!
7絵文字クイズの最大の弱点は、「答えの物事を知らないと楽しめない」である。しかも、知ってるかどうかわからない状態でクイズに挑まなければならないので、知らないと永遠にモヤモヤし続けることになる。でも、クイズってそういうものだし。出題者としてできることは、できるだけ多くの人が知っていそうな題材を選ぶことだ。
そういう意味で世代を選ぶ次の問題は悪問。
答えは…
ハッチポッチステーション!
いっぽう、義務教育の履修範囲から出題することで公平さを担保しようという試みもある。
北向:これ難しかったな~
石川:山とピッケルとプレゼント?
ほり:日本史に出てくる、ある法令です
石川:あ~、開拓したら自分の土地になるやつだ、墾田永年私財法!
ほり:正解です
北向:いままでストーリー系だったので、昔話かと思いました
窪田:日本書紀に出てくる天壌無窮の神勅かと思いました
ほり:なになに!?
窪田:ニニギノミコトが天照大神さまから言葉を授かるのですが、そこに「永遠に栄えるよう治めなさい」と出てくる。ニニギノミコトが地上に降るときに天照大神さまが稲穂をあたえたという話もあります
石川:このクイズ、別解が生まれる場合があるんですね