相撲=なんか怖いやつ
私はスポーツにうとい。相撲も「横綱が1番強い」「国技」などの最低限の知識しかない。
「なんか力士って怖い(不祥事のニュースとか見た)」という悪いイメージすらある。
が、ばあちゃんが熱狂的な相撲ファンだった。

そこでSMAPの時の「単純接触効果」現象を思い出し、とりあえず毎日見てみることにしたのだ。
とりあえず見る(1〜5日目)
大会中は、毎日NHKで中継があるらしい。転がる赤ちゃんを前に、テレビをながめていると

「AKBってみんな同じ顔に見えるさー」といっていたあの頃のばあちゃんの気持ちをいま理解した。本当に見分けがつかないのだ。
が、勝敗を決めるルールはとても簡単で

調べると、相撲の大会(場所)は15日間連続で行われるそうで
①ひとり1日1試合、強い力士同士で戦う
②15日間いろんな人とたたかって、勝った合計回数の多い人が優勝
ということらしい。文字通り「一番強かったやつが優勝」なのだ。わかる!私にもわかるぞ!
とりあえず1週目はほかに


好きとかの次元ではまだない。大丈夫だろうか。
気になる人が出現(6〜15日目)
毎日見ていると、すこしだけ顔の見分けがつくようになってきた。
ここで、急に気になる力士が現れた。「琴櫻」さんである。

気になって調べると、祖父・父も力士で、2歳から相撲漬けだったという。大変な人生だったことだろう。
とりあえずこの人を応援していくことにした。
あともう1人気になる力士がいた。

ここで軽く入門書も読んだ。それによると相撲には番付(ランキング)というものがあって、


そして、毎日見ていたら、なんと「琴櫻VS大の里」の日がきた。はじめてどっちも知ってる人だ!
ランキング的には琴櫻が勝つのかな、と思っていたら

すっかり心の中で「新卒」とあだ名をつけていた大の里だったが、なんとこのまま最後まで勝ちまくり、優勝してしまった。初優勝らしい。
1年目がこんなにすぐ優勝できるものなのか?とニュースを見たら異例の強さらしい。勝ちすぎてておかしいと思った。
はじめて見る「横綱」
相撲を気にしだして2ヶ月。次の大会、7月場所が始まった。
なんと、今まで体調不良で休んでいた横綱が久々に出るらしい。

横綱はなんと、10日目まで1度も負けなかった。全勝というそうだ。全勝ってあまり見たことないぞ。この人すごいんだ!
そして大会11日目、なんと横綱と大の里(超強い1年目)が戦う日がきた。
横綱は強い上に、社会人歴で例えると13年目の大ベテランだ。私も社会人だからわかるが、1年目は13年目に簡単には勝てない。
これは横綱だな、と思って見ていると……

テレビ中継でも客席から叫び声と共に、たくさんの座布団が飛ぶ様子が映った。この後もたくさんニュースになった。やっぱすごいことだったらしい。
結局、7月場所は横綱が優勝したが、このあたりから「相撲おもしろいな?????」と思い始めていた。