イランの小麦製品はナーン。なんでもナーン!
まずは主食の話から。イランの人々は主食として小麦と米をどちらも食べるのですが、小麦はナーンとして食べるのが主流。

ナーンとは「小麦製品」を総称する言葉とのことで、たくさんの種類があります。

とはいえ、主食として食べられているナーンは3種類。
ラヴァシュ
薄くてハリのあるナーン。クレープより薄いかも?お店ではローラーマシンで作られていました。

ぷちぷちみたいな凸凹があるのが特徴。

レストランではほぼ確実に出てきますし、親戚のおうちでも朝食はだいたいこれでした。

小麦だけで作られているため、合わせる食べ物の味を邪魔しない。野菜や料理にはじまり、ジャムやチーズなど、塩っぱいものから甘いものまでなんでも合わせられます。

レタス・トマト・チーズをはさんだものがお気に入り。日本の家にも常備したい!

サンギャク
手で伸ばした全粒粉入りの石焼きナーン。ほどよい厚みがあり、フカフカ・モチモチしていて食べ応えがあります。

昼食や夕食でたびたび食べましたが、味と食感がしっかりしているので濃い味の料理やハムなどがよく合います。とても美味しい。

サンギャク屋さんを覗かせていただきました。朝早くからナーンを焼いてる職人さんを見てたら、手招きされて中を見せていただいたんですよね。

店の奥には大理石の"かまど"がどーん!と鎮座。かまどの中は回転式で、生地を置く場所には小石が敷き詰められています。これが伝統的な焼き方らしい。かっこいい!
バルバリー
ゴマがふられたナン。こちらも食事のお供としてよく食べます。これもモチモチしていて肉料理によく合う。

その他のナーン
小麦製品なら、だいたい「ナーン」。名前のよくわからない御当地ナーンもたくさんあります。

ナーン専門店もたくさん。さまざまなナーンを売っています。

まったく見たことないものから、

どっかで見たことあるものまで…!

なんでもナーン
ちなみに、日本でよく見るこのコッペパンめいた具材を挟みやすいものは…ナーネサンドイッチと呼ぶらしい。そのまんま!

ハンバーガーもありました。バンズはやっぱりナーンなのかな?
