「デザイン」から縦横比を変えられる
パワポは、実は縦横比を自由に変えられるのだ。
スライドが細い。それだけでここまで面白くなるものなのか!
縦に細いバージョンと横に細いバージョンの資料をそれぞれ作って、会議に持っていきました。
①縦長「キリンについて」
一斉に身を乗り出す聴衆(手前から爲房さん、べつやくさん、石川さん、橋田さん、西村さん)
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かつてこんなに苦しそうなキリンを見たことがあっただろうか。
縦長だからと安直にキリンをテーマに選んでしまったが、実はキリンはそんなにまっすぐじゃない。顔と首、そして体までをこの幅におさめるのはとても難しかった。きっとこのキリンは息を止めている。
んちゅ「続いて血圧についてです。」
林さんにポエムっぽいといわれて気づいたが、確かに短歌みたい!キリン血圧短歌だ。後半が下の句ですね。縦に一行で書くとポエムっぽさが強調されるな。
んちゅ「キリンの血圧はとても高く…」
文字をちょうどいい大きさやフォントにするのが難しく、数字がちゃんと見える書き方はこれしかなかった。数字が縦なのも、縦書きのスラッシュなどもう意味不明なのも全部見にくい。聴衆が全員首を痛めてしまう。なんだこれ!
ちなみにこのスライド内で一か所脱字があり、「ここ間違えてて見づらいんですけど…」と言ったら全員から「そういう問題じゃないよ!」「脱字とか以前にずっと見づらいよ!」と励まされました。
んちゅ「最後に、キリンの模様は個々で異なっています。そのため指紋認証の代わりに首認証が使われていると考えられます。認証方法はおそらくこうです。」
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スライドショーを終了すると出るメッセージも無理やり縦書きになっている!句点(。)やオンビキ(ー)、そして「ッ」もおそらく横書き用で、縦にされることが想定されていない。色んな文字を寄せ集めた怪文書みたいになってしまった。無理させてごめんよ。
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②横長「気になることばについて」
横長は横書きの文字の画像を入れやすそうなので、「最近気になったことば」をテーマに発表してみた。
モニターが横長なのも相まって、さっきよりもちょっと見やすい。
画像と文言の両方に疑問をもつ聴衆
「どういうこと?」
横書きだとこのような矢印型フローの図がしっくりくる。聴衆にも(内容はともかく)わかりやすいと好評だった。この形式を使いたかったがためにひねり出した説を、有力候補として堂々と紹介しました。
んちゅ「続いて、スーパーで”果肉が高い(肉厚)”という表現を見つけました。」
んちゅ「わたし一人にアンケートを取った結果、100%のわたしが果肉が豊富な様子は”厚い”と言うと回答しました。」
ちなみに円グラフについて、石川さんから「円の上部を見せないと100%であると証明できないよ」としっかりとしたフィードバックをいただいた。確かに!確かにそうだけど、こんなフィードバックを受けたのは世界初じゃないか?
「ほっそいスライドに円グラフを載せる」という変な条件が揃わないと得られない、月食ぐらいレアなアドバイスをゲットした。うれしい。
んちゅ「最後に、”毛穴はツルリ”と書かれた洗顔料についてです。」
獲物を狙う獣くらい眼光が鋭いべつやくさん
ここでも、円グラフを入れたいがためにひねり出した説を胸を張って紹介した。
グラフと凡例の色が逆である見づらさを詫びようとしたが、どうせ見えないのでやめた。
横一行で箇条書きにしようとすると、こうするしかなくなる。学びを得た。
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情報は共有しづらいが、楽しさは共有できる
スライドは細長すぎると情報が全く伝わらない。なんせ見えないから。
ただ、見えない!なんだこれ!とワイワイするのが終始とても楽しかった。おそらく印象にも残ることでしょう。
今後もし爪痕だけでも残したい商談があったら、細長いスライドを使うことにします。
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