どちらのパズルも面白かった
どちらのパズルも自分ひとりの力でノーヒントで解くことができた。すごい。自分けっこう得意かもしれない。(すごいのは筆者ではなく、解いた人をその気にさせるパズルのギミックである。)
どちらのパズルも面白かったが、おすすめするとしたらどっちだろう。
サクサク解けるのは賢者の石のほうだ。初心者にはこちらをおすすめしたい。
いっぽう、骨太なのはニュートンのほう。とにかく凝ったものに挑戦したい人はニュートンのほうがおすすめ。難しいですが、その分達成感も大きいと思います。
またしても編集部から立体パズルが届いた。箱に仕掛けられたギミックを解くパズルだ。受けて立ちましょう。
編集部からパズルが届くのは3回目だ。
今回届いたのはこちらの2種。
製造元を見るとPuzzle Potatoとある。パズルの会社名にポテトが選ばれることある?
ポテトでもホタテでも何でも来い。こちらにはこれまで培ってきた経験がある。ノーヒントで解かせていただこうではないか。
さっそく箱から取り出してみよう。最初に挑戦するのはフラメルと賢者の石という作品である。
以前解いたClueboxという木製パズルと似たデザインだが、今回のPuzzle Boxにはアクリル板が組み合わさっているという違いがある。古っぽさと未来っぽさが共存した不思議なデザインだ。
説明書があるので読んでみる。
賢者の石といえばハリーポッターである。映画「ハリーポッターと賢者の石」をわくわくしながら見たのは小4の頃だ。ロンが巨大チェスのコマに乗ってぶっ飛ばされるシーンだけ鮮明に覚えている。
このパズルは正三角形と正方形で構成されている。立方八面体という立体だ。「八面体」の名がつくが、ぜんぶで14面ある。
さっそく全面チェックしてみよう。
14面もあると圧倒されそうになるが、最初のとっかかりはどこだろう。じつは、ありがたいことに"START"と書かれた面がある。
⚠️注意⚠️
できるだけネタバレを避けつつ紹介する予定ですが、どうしてもここからほんのりとネタバレ要素を含みます。
完全にネタバレを避けたい方はここでお別れしましょう。ここまで読んでくれて本当にありがとう。商品はここから買えるようです。
↓↓↓↓
STARTと書かれた面では、穴の開いた正方形がグリグリと動くようになっている。
私はClueboxを解いたことがあるからわかる。基本戦略は「同じ記号を探す」だ。
同じ記号は、別の面にある。
しかし実際はもっと奥の深い話で、そう簡単にはいかない。詳細は伏せるが、アレをアレにアレしたときのアレを、アレをアレしながらアレする必要があった。
で、この次のギミックがそれはそれは素晴らしかった。少しのネタバレも無く体験してほしいのでここには書かない。しかしせめて感想だけは伝えさせてほしい。
よし、満足した。
このパズルのいいところは、次に何をすべきかがわかりやすいところだ。
やみくもに解けそうな面を探すというよりは、「これがこうなったということは、次はここが解けそう」みたいな感じで理詰めで解ける。導線が明確でストレスがなく、謎を解く気持ちよさだけを100%感じられる。
なんやかんやでいよいよ最後のギミックだ。じつは、最初からあやしいと思っていた面がある。
上の画像はプレイ前のものである。 それが今となっては周りのアクリル板が外れた状態だ。
これまでに出てきた情報を組み合わせて考える。解くのに必要なステップが何個もある。数々のひらめきを経て導き出された手順にしたがうと…
いや~、すごかった。Clueboxと比べてストーリー性はやや劣るものの、暗号解読とギミックの組み合わせが絶妙である。
知恵の輪みたいにやみくもにガチャガチャやっていては一向に解けず、頭を使って暗号を解く必要がある。
その暗号のヒントは物理的なギミックによって提示されているのだが、その提示方法がエレガントである。大満足。
もう一個のほうもやるぞ~。
形が大胆すぎる。なんというか、いままでもっと箱っぽさがあったではないか。急にどうしちゃったんだ。上京と同時に大学デビューした学生みたいになっている。
でもいちおう全面チェック!
今回はどこにもSTARTが書かれていない。しかし、一個あきらかにあやしい場所がある。
なるほどこれは面白い。このパズルでは最初からアイテムが手に入るのだ。これは相棒。アニメの主人公の肩に乗っている妖精みたいな存在である。
この相棒をうまいこと使ってパズルの謎を解くのだ。
物理パズルはこの瞬間がたまらない。正しい手順を踏むと急にダイアルを回せたり、びくともしなかったツマミをスルスルとひっぱれたりする。こういうのを何回も味わえるのが楽しい。
そして、いろいろ頑張るとボールが左側の歯車エリアに移動する。そうすると今度はボールで歯車を回せるようになる。
しかし、そこから先は歯車をどこに合わせるかがわからないと進めない。結局は暗号解読が必要なのだ。
このパズルは暗号解読の本気度合いがすごい。どの面でも暗号解読が必要で、かなり悩まされる。しかしそれが面白い。ときには「そんな使い方するのかよ~」みたいなギミックを使わないと暗号が解けなかったりする。
紆余曲折を経て、なんとか解くことができた。やった~!
PuzzleBoxはクラウドファンディング中。こちらで入手できます。
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どちらのパズルも自分ひとりの力でノーヒントで解くことができた。すごい。自分けっこう得意かもしれない。(すごいのは筆者ではなく、解いた人をその気にさせるパズルのギミックである。)
どちらのパズルも面白かったが、おすすめするとしたらどっちだろう。
サクサク解けるのは賢者の石のほうだ。初心者にはこちらをおすすめしたい。
いっぽう、骨太なのはニュートンのほう。とにかく凝ったものに挑戦したい人はニュートンのほうがおすすめ。難しいですが、その分達成感も大きいと思います。
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