その他、色の数え方のレギュレーションですが、
・途中で死んだり、引退したりで、2代目に交代した場合も1人として計算。
例:バトルコサック(1代目)→バトルコサック(2代目)はオレンジ色1人換算。
・同じ人がパワーアップして名前が変わった場合なども1人として計算。
例:ジュウオウイーグル→ジュウオウゴリラ、ジュウオウホエールは赤色1人換算。
・途中で仲間に加わってレギュラーで戦う「追加戦士」は1人分として数えるけど、イレギュラーな「番外戦士」は数えない。
これ、ややこしいんですが、戦隊のメンバーと似たようなスーツを着ていても「番外戦士」といって、レギュラーメンバーとして数に入れられないキャラクターが結構いるんですよね。
ざっくり言うと、スーパー戦隊35周年記念の『ゴーカイジャー』の時に発売された「レンジャーキー」に含まれていないキャラは「番外戦士」ということらしいです。
35周年の時は、「どんだけグッズ買わせる気だ!」と思いました
他にも、『ジュウオウジャー』で、寺島進が自作のスーツを用意して「ジュウオウヒューマン」って名乗っていたけど、そういうのは数えません。
※映画版のみに出てくるキャラも数えません!
>
ただ、いたずらに色を数えてみたかっただけですが、意外と興味深いデータになりましたね。
まず、赤はすべての戦隊で登場しているだろうなとは思っていましたが、青も皆勤賞なんですねぇ。赤が複数出てくる戦隊もあるので、数では負けていますが。
そして気になるのが意外な緑の少なさ。『ゴレンジャー』以来のレギュラーカラーなのに!
6作目の『ゴーグルファイブ』で黒が初登場して以降、黒の代わりにカットされるのはだいたい緑! 黒と緑が共存している戦隊はすごく少ないです。
女性メンバーの色データも面白い
女性カラーはピンク、黄色、白あたりだというイメージはありましたが、意外と青も多いんですね。
12作目の『ライブマン』で女性の青が初登場するんですが、この時、唯一女性メンバーのいない戦隊『サンバルカン』以降はじめてピンクが外されています。
赤、青(女)、黄、緑、黒という、わりと珍しい組み合わせの『ライブマン』
このくらいの時代に「女の子だからってピンクって決めつけるのは差別なんじゃね? 青の女性メンバー出しとこうか?」的な話し合いがあったんじゃないかと妄想してしまいます。
それでも、男性よりも女性の数が多い戦隊ってやっぱりないんですね。まあ、スーパー戦隊って基本的に男の子番組だからな。
そして近年。人数も色数もグイグイ増えています
『キュウレンジャー』や『キョウリュウジャー』の人数が飛び抜けて多いだけという感じもしますが……。
メンバーが10人以上になってくると原色に近い色だけじゃ足りなくなって、シアン、グレー、スカイブルーといった、なかなかニッチな色も使われるようになります。
そして、メンバーが多ければ当然、合体ロボットの数も多い。要はおもちゃがいっぱい出る! ……親御さんは大変ですよ。
子どもの絶対数が減っているから、戦隊のメンバーやロボットの数を増やして、ひとりの子どもに何個も買わせよう……的な事情もあるんでしょうね。
スーパー戦隊を見て色名を覚えよう!
なんてことのない、ちょっとしたデータ分析でしたが、それでも色んな発見があるもんですね。
ちなみにボクの家は、世間が完全にカラーテレビ時代に突入しているにもかかわらず、しばらく白黒テレビを使っていました。
幼少期、そのテレビでスーパー戦隊を見ていたせいで、ボクは色の名前を覚えるのが遅かったそうです。……だって、アカレンジャーもキレンジャーも、全部、濃い灰色だったり薄い灰色だったりするだけなんだもん! 色って何だよ!
42作もやっていると、「もう普通の色、飽きたよね~」なんて考えることもあるかと思いますが、スーパー戦隊は子どもが色を大事な機会でもあるので、スタンダードな色を、今後も力強く使っていってもらいたいものです。
(そして、多少データが間違ってても怒らないでね!)
おまけ:戦隊名を「○○マン」と「○○ジャー」とその他に色分けしてみました。初期は「○○マン」が圧倒的に多かったのに、近年の「○○ジャー」乱発っぷりときたら……