情報系同人誌とは


「第2回おもしろ同人誌バザール」の会場は有楽町。東京交通会館の3階。入場無料。

コミケでは「評論・情報」というカテゴリーがあります。そこには何かについての批評、イベントレポート、グルメレポートや料理本、様々な体験談、趣味のノウハウなどについて書かれた同人誌が並びます。
他にも「鉄道・旅行・メカミリ」「スポーツ」などのカテゴリーでは、自分で撮影した電車の写真集、旅行記、戦車や戦闘機に関する本、スポーツ観戦記など、アニメやマンガとはほぼ関係ない趣味の情報をまとめた本が並びます。
他にも「鉄道・旅行・メカミリ」「スポーツ」などのカテゴリーでは、自分で撮影した電車の写真集、旅行記、戦車や戦闘機に関する本、スポーツ観戦記など、アニメやマンガとはほぼ関係ない趣味の情報をまとめた本が並びます。


ジャンルは様々。自分の好きな事で誰かに伝えたい情報が詰まっていれば何でもOK(18禁の画像が含まれる物などは不可)。

おもしろ同人誌バザールでは、食べ物、飲み物、旅行、本、映画、スポーツ、学問、世界の国と地域、文化、家電、雑貨、ライフスタイル、更には各種の趣味や仕事にいついて。どんなジャンルでも「情報っぽいもの」であればOKな同人誌即売イベントです。

様々なジャンルの本があります
それでは今回入手してきた本を紹介していきます。グルメ、料理、旅行、軍装備、鉄道、アニメデータなど各種あります。気になる本から写真をクリックしていただくか、最初から順にご覧ください。









誰でも楽しめる同人誌イベント
最後に主催者の臼井さんになぜこのようなイベントを開催したのかお聞きしました。


主催者の臼井さん。サークル「版元ひとり」で色々な本を作っています。

「元々こういうジャンルの本を作っていて、売る場所をもっと増やしたい。一般読者の方にも見てもらう機会を増やしたいと思ってはじめました。同人誌に馴染みのない人にも気軽に来て見てもらえるように会場を選んでいます。」
今回の第2回おもしろ同人誌バザールは有楽町駅前。全国自治体のアンテナショップが入り、多くの人が行きかう東京交通会館で行われました。第1回は池袋のニコニコ本社。どちらも駅から近い様々な店舗が入った商業ビル内で行われています。入場は無料。今回は57のブースが出店していました。
今回の第2回おもしろ同人誌バザールは有楽町駅前。全国自治体のアンテナショップが入り、多くの人が行きかう東京交通会館で行われました。第1回は池袋のニコニコ本社。どちらも駅から近い様々な店舗が入った商業ビル内で行われています。入場は無料。今回は57のブースが出店していました。


駅から近い商業ビル内で開催されているので参加者も幅広い。お子様連れの方もいる。誰でも楽しめます。

同人イベントには、グルメ関係の本ばかり集めた「グルメコミックコンベンション」。自作ゲームばかり集めた「ゲームマーケット」など、特定分野の物が幾つかあります。自分の趣味の分野ならば、興味を持ってそのようなイベントに参加するかもしれません。
しかし、同人イベントが初めてという人にとって参加には戸惑う点も多い。実際コミケでは、夏場会場内に雲が出るほど異常に暑いとか、驚異的な人数の人が集まっていて思うように動けないなど、戦場と言われるほど厳しい面があります。
しかし、同人イベントが初めてという人にとって参加には戸惑う点も多い。実際コミケでは、夏場会場内に雲が出るほど異常に暑いとか、驚異的な人数の人が集まっていて思うように動けないなど、戦場と言われるほど厳しい面があります。


こんなハッピを着てビルの外でチラシ配りをしているスタッフもいました。同人誌イベントではあまり見ない光景。

その点、おもしろ同人誌バザールは、会場的にも内容的にもオープンな感じで参加のハードルも低く、誰でも楽しめる同人誌即売会となっていました。
もちろん、お釣りが大きくならないように小銭を用意するとか、列に並ぶとか、本の上に物を置かない、通行を妨げない、本を見るときに隣のブースに被らないなど、どこのイベントでも共通する暗黙のルール的なものには注意が必要です。当たり前のマナーを守れる人なら問題はありません。
是非一度足を運んでみてください。面白い本が必ず何か見つかります。
もちろん、お釣りが大きくならないように小銭を用意するとか、列に並ぶとか、本の上に物を置かない、通行を妨げない、本を見るときに隣のブースに被らないなど、どこのイベントでも共通する暗黙のルール的なものには注意が必要です。当たり前のマナーを守れる人なら問題はありません。
是非一度足を運んでみてください。面白い本が必ず何か見つかります。


以前紹介したミリンの飲み方本の壱の方を購入しようと思って後で行ったら売り切れでした。買いたいと思った時が買い時です。

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この「東京交通会館」がすごい!


有りそうでなかった東京交通会館のガイドブック。

主催者でもあるサークル「版元ひとり」の本。タイトル通り,東京交通会館のガイドブックです。会場の下見に来た時、この場所は面白い、盛り上げる何かをつくりたいと考えこの本を作ったそうです。


1店舗ごとの解説も写真付きで詳しく出ている。

会館内にある飲食店や地方アンテナショップ、それ以外の店舗がカラーで詳しく紹介されています。喫茶店ごとのオススメメニュー、アンテナショップの一押し商品、ソフトクリームの食べ比べレビューなど。その他のコンテンツも充実。


アンテナショップが入ったのは97年の秋田ふるさと館が最初なのか。なるほど。

更に、東京交通会館の歴史についても詳しく解説されていて読み応え十分。これで全ページカラー500円とは超お買い得。もうビルの案内の所にでも置いて売ったらいいのではと思うような本です。


杏仁豆腐にそんなに種類があるとは知らなかった。

「版元ひとり」では他に「この杏仁豆腐がすごい!」「このツナ缶がすごい!」「遊べる!100均で買えるミリタリーおもちゃ」「艦艇図鑑」など各種レビュー本がありました。杏仁豆腐も気になる。

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清龍ファンブック


まだ清龍酒造には行ったことがないが、現物を読みたかった。

サークル「うどん会」の本。「清龍酒造の蔵元見学はパラダイス」の記事の中でも紹介されているこちらの本。是非一度読んでみたかった。


読むと清龍に行きたくなる。

清龍酒造の蔵見学のレポートや居酒屋清龍についてマンガで紹介されています。他にも、蔵見学に関する追加情報やコラムなどの読み物もあります。


うどんだけじゃない。

本の最後に、うどん会はうどんの因縁によって結ばれた中年集団とありましたが、ブースにはうどんに関する本以外に、自転車と食べ物に関する本、マイナー麺、きのこなど各種の本がありました。自転車とグルメという組み合わせが凄い。

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沖縄料理のススメ


売っている料理本に載っていない感じの料理も出ている。

サークル「がちま家」の本。沖縄生まれの元調理師の方が書いた本。こちらはあったか汁物編。アーサ汁、中身汁、イナムドゥチなど沖縄の汁物の作り方が紹介されています。


中身とはモツの事。沖縄では中身汁の素も売っているそうです。

絵と文で分かりやすく解説。美味しく作るポイントも書かれているので、これを見れば本場の味が出せます。


チャンプルー、デザートなど各種沖縄料理が出ています。

他にもチャンプルー編やデザート編があるので各種作れます。いずれ、沖縄の人が選ぶオススメの沖縄料理の店という本も作りたいのだとか。それ読みたい。

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醤油手帳


新刊「醤油手帳 職人醤油のすべて」を手にする杉村さん。

サークル「醤油をこぼすとしみになる」の本。代表の杉村さんは、以前「選抜20種類で利き醤油大会」という記事でも紹介されています。


「職人醤油のすべて」編。地元で愛される醤油屋の醤油が多数載っています。

先の記事でも書かれていますが、醤油手帳は色々なテーマでまとめた醤油が紹介されています。今では同人誌を飛び出し、通常の書店でも売られる物が出版されています。


醤油印のミニ甚吉袋とかグッズも売っています。

酒類全般にも詳しい杉村さんは日本酒やビール、ウイスキーに関する本も出版しています。「白熱日本酒教室」は日本酒に関する基礎知識全般を知るのにオススメです。

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フランス&イギリス 同人誌即売会&旅行記


海外でも同人誌即売会あるのか。

サークル「RED RIBBON REVENGER」の本。フランスとイギリスに関しての旅行記本です。単なる旅行記本ではなく、ジャパンエキスポinパリ、ハイパージャパンinロンドンという日本を紹介する海外イベントのレポートを軸に、それぞれの国の見どころも紹介しています。


旅と食と萌が揃った旅行本。

イベントの全体の様子はもちろん、グッズや同人誌を販売しているアマチュアブースも紹介。グルメや街の見どころ紹介もかなり充実しています。


よくあるガイドブックと違ってコメントがストレートで現実的。

通貨の交換や持つべき荷物についての情報など、旅の基本情報なども丁寧に書かれています。


いつもは艦これ等のパロディの同人誌を主に作っているそうです。

海外のイベントに多く参加している関係で海外に行く事が多く、その様子をまとめたものが今回の旅行記本。通常の旅行好きの本とは違った切り口で、他の国のものも読んでみたくなりました。

Q&Aでわかる世界一やさしいソ連軍装入門


ハロウィンの仮装の時とかに使えるだろうか。

サークル「出版評論社」の本。ソ連軍の兵士の格好になる為のやり方がQ&A方式で詳しく説明された本です。


ソ連軍装のこだわる点はメダル。だらしなさ、貧乏臭さも気を付ける点。将校の場合はピシッとしてないとダメ。そうなのか。

ソ連軍装の魅力、いくらぐらいかかるのか、最初に何を買えばいいのか、どこで買えるのか、揃えておくといい小物、保管方法など。やってみたいという方の疑問に細かく答えています。
ソ連軍装初心者には最適な本でしょう。
ソ連軍装初心者には最適な本でしょう。


オスプレイの基礎知識は何が書いてあるのだろう。

こちらのブースでは「ソニー礼賛・ソニー愚痴」「はじめてのバイアグラ」「はじめての刀剣入門」など、その知識を使うのはいつだろう?と思うような不思議な本が多数並んでいました。しかし、海軍カレー大全は気になる。はじめての刀剣入門と並んで、女性の購入者が多いそうです。カレーはいいとして、刀剣はゲームの影響でしょうか。

5直&Yのトリセツ


鉄分がかなり高めの本です。

サークル「夢見ル土竜」の本。5直&Yとは、東京メトロ有楽町線、副都心線と、同路線と相互直通運転する東武東上線、西武池袋線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線について書かれた鉄道データブックです。


非常に細かく調べられています。図解も多い。

各路線の概略から始まり、歴史、全駅名、乗車時間、車両のデータ、行先表示の画像など細かいデータが多数掲載されています。
データ集的ですが、お得な切符の検証コラムなどもあり、読み物としても使えます。
データ集的ですが、お得な切符の検証コラムなどもあり、読み物としても使えます。


これだけ調べるのが凄い。

こちらでは他にも鉄道に関するデータブックが各種揃っています。普段利用している路線をデータで見るのもなかなか面白いです。

美味しいから見せられないよ 全編袋とじのグルメ本


そう来たか!と思う驚きの本。

サークル「渚沙野電車区」の本。グルメ本なのですが、肝心の写真が全部袋とじになっていて、切り開けないと見る事が出来ないという変わった本です。


文字だけで料理の美味しさを説明。でも写真は見せない。

料理の説明がまず書かれています。この時点で写真は一切ありません。


言葉でじらし、写真でじらす。どうしても食いたくなったら店へ。新しい店の宣伝方法かもしれない。

料理の写真は袋とじのページを切り開かなければ見る事ができません。


シズル感たっぷりな料理写真がチラ見え。なんかエロい。

切らないと見えないが、切ってしまったらこの本の楽しみが無くなってしまう。でも切りたい。でも切れない。なんという本でしょう。


他には鉄分高い本が並んでいます。

こちらのサークルは通常鉄道関係の本を出しています。鉄道本の中になぜかグルメ本。
ちなみに、この本を作る際に印刷所の人に全ページ袋とじにしたいと言ったら「はっ?」と、何言ってんだという感じの反応をされたとか。説明した結果、作ることは可能という事で今回このように他の本と一緒に並びました。
この形式の本、何か別の方向でも使えそうです。
ちなみに、この本を作る際に印刷所の人に全ページ袋とじにしたいと言ったら「はっ?」と、何言ってんだという感じの反応をされたとか。説明した結果、作ることは可能という事で今回このように他の本と一緒に並びました。
この形式の本、何か別の方向でも使えそうです。


経堂のガイド本。こちらの本も気になった。大槻ケンヂの本で「行きそで行かないとこへ行こう」というのがあったな。

シェア1%未満のガジェット読本 デジタルガジェット編


うわっ!それ有ったよね。今も現役なの!という感じのオヤジホイホイな本です。

サークル「suntrap notes」の本。シェアが1%も無さそうなのに使ってみたら手放せなくなる魅力的なガジェットを紹介している本です。


コンデンサー型ヘッドホン。まだ売っています。高音域の表現に優れていて、アニソンを聞くのには最適だそうです。

各ガジェットの概要、価格、歴史、スペックなどの詳細、メリットなどが紹介されています。


親指シフトキーボード。ワープロ専用機で慣れた人に絶大に人気があった。まだ売っています。

懐かしいと思うものの、一部の人に支持されどれも未だに現役だそうです。


暗室にアルコールにデジタルガジェット紹介と多彩。

こちらではこの他に「暗室入門のすすめ」「ウイスキー探訪帖」「妖精さんのお酒辞典」といった本が並んでいました。酒からデジタルガジェットまで各種揃っています。

珍アニメ変特撮 激闘!まつり


世の中にはそんなアニメや特撮物があったのかと驚く内容。

サークル「かに温泉」の本。中華アニメ、フィリピンヒーロー物、防災アニメなど、そんなものがあったのか!と驚く内容の数々の作品がレビューされています。


凄いクオリティの特撮だ。

かなりの数の作品が紹介されていて、これだけの数を見比べるなんて凄いと驚きます。
そして、どの作品も驚愕の内容。
そして、どの作品も驚愕の内容。


どこに行けばこの作品が見られるのだろうか。

例えばこの作品。東京消防庁が制作した防災アニメーション。「炎の戦士ファイアーガール」です。


もっと違う内容にできなかったのだろうか。

両親が放火により死亡し自分も瀕死の重傷を負う。人間の1万倍の力を持つファイアーガールに改造され、超設備を使って消火活動を行う。放火魔犯を見つけるが、葛藤しつつも復讐よりも消火活動を優先。
いったいどういう結末になるのだろう?見てみたい。全編こんな感じの作品が紹介されています。
いったいどういう結末になるのだろう?見てみたい。全編こんな感じの作品が紹介されています。


ベトナムのアニメなんて見た事ないな。

この他、こちらのサークルではベトナムアニメ紹介本、宗教団体などで作られたアニメの紹介本などが並んでいます。どんなアニメなんだ?

東京モーターショー 制服カタログ グループT編


細かい解説付きです。

サークル「復屈折」の本。東京モーターショーのコンパニオンの制服の解説本です。コンパニオンの方の写真はなく、絵と文で制服が解説されています。


東京モーターショーに行く人ならこの1ページ目のレイアウトの意味がわかるそうです。

各会社の説明と共に、制服の特徴が細かく書かれています。


ポイントを細かく解説。

写真ではなく絵という点が図鑑のようで、妙な説得力があります。


東京ゲームショーや鉄道など、その他の制服本も多数あり。

こちらでは、東京モーターショーの他様々なイベントコンパニオンの方の制服解説本がありました。制服にそんなに注目したことがなかった。


分かりました。

マンガ・アニメキャラクターの死因


医者の方が書いたガチの本。

サークル「壱輪社」の本。アニメやマンガで作品中に亡くなったキャラクターの死因を詳しく説明した本です。書いた人は本職の医者でかなり細かい内容となっています。


上杉和也は外傷性急性硬膜外血腫または外傷性急性硬膜下血腫で死亡したと推定されるそうです。そうなのか。

マンガに描かれている状況から死因を考え、解説文のほか、図や参考CT画像などを使い細かく解説されています。


オタク落語は実際にやっているのを聞きたい。

こちらのサークルでは、このような医療関係の情報系同人誌の他、オタク落語集のような本もありました。それ聞きたい。

水商売の基礎知識 キャバクラの基本を知る


北海道ではキャバクラではなくニュークラと言うと先日聞きました。

サークル「CROSSNEXT」の本。キャバクラの解説本です。


夜遊びはほどほどがいいそうです。

そもそもキャバクラとはどういうものか。料金システム。用語解説。店選びの方法。ボッタクリ店の注意点など細かく書かれています。ガイド的な本ですが、更に踏み込んでそういう物についてアカデミックに解説されています。


AVの横にコピー用紙解説本。AVの本はインタビューが主でセクシーな写真などはありません。

こちらは大人向けな内容を含む本が並んでいますが、その中でなぜかコピー用紙の良さを比べた解説本がありました。実際のコピー用紙も製本されています。コピー用紙の違いなんてあまり気にしていなかった。

魚骨


魚の骨もこうやって見るとアート。

サークル「isolado」の本。魚の骨格標本の写真集です。


珍しい魚から身近な魚まで各種掲載。

魚の全体や頭部の骨の標本がカラーと白黒で各種掲載されています。珍しい魚だけでなく、鮎や鯉、鰯など身近な魚の標本もあります。


こちらの魚の標本は珍しい物なので16000円ぐらい。身近な魚なら2000から3000円ぐらいだそうです。

標本は全て手作業で制作していて、標本だけの販売も行っているそうです。


白黒写真だと図鑑のようであり、アート作品のようであり。不思議な感じ

魚骨のシリーズは既に何冊かあり、それぞれ色々な魚の骨格標本が掲載されていました。制作時間が凄い事になっていそうです。

東京六大学野球観戦記


六大学野球観戦とはマニアック。

サークル「常熱大陸」の本。東京六大学野球の観戦記本。


血の法明戦なんて言葉があるのか。

ゲームスコアと共に試合展開や見どころなどが細かくかかれています。野球好きならなるほどという内容だと思います。


スポーツ関連の情報本各種。

こちらでは大学野球を中心とした各種スポーツ関連の本が並んでいました。スポーツ観戦好きの方ならば何か共通点が見つかると思います。
