グルメコミックコンベンション、略してグルコミの概要
このグルコミを主催している人は、どっかのイベント会社とか出版社とかではなく、飲食系の同人誌を愛する一般の方だそうで、「飲食系オンリーのイベントがあればいいのにー」と思い立ったのをきっかけに、自らはじめたのだそうだ。
1回目、2回目は本の販売だけだったのだが、だんだんと規模が大きくなってきて、3回目には念願だったキッチン併設の会場となり、4回目となる今回は、参加サークル数が倍増して、調理可能なサークルが24チーム、一般参加が46サークルにまで急成長。
ちなみに一般参加といっても、自分が気に入っている缶詰やレトルト食品などの販売が可能で、さらにはお酒などを無料で振る舞うことも可能らしい。
1回目、2回目は本の販売だけだったのだが、だんだんと規模が大きくなってきて、3回目には念願だったキッチン併設の会場となり、4回目となる今回は、参加サークル数が倍増して、調理可能なサークルが24チーム、一般参加が46サークルにまで急成長。
ちなみに一般参加といっても、自分が気に入っている缶詰やレトルト食品などの販売が可能で、さらにはお酒などを無料で振る舞うことも可能らしい。
詳しくはグルコミのオフィシャルサイトをどうぞ。
さて飲食系同人誌のイベントにサークルとして出るからには、当たり前だが自作の同人誌が必要になる。
以前「私的標本 捕まえて食べる話」という、サメとかエイとかザリガニとかを捕まえて食べる話をまとめた本を作ったが、これに出てくるような料理は、「全ての作業を会場内キッチンにて処理した物」というルールだと無理なものばかり。
以前「私的標本 捕まえて食べる話」という、サメとかエイとかザリガニとかを捕まえて食べる話をまとめた本を作ったが、これに出てくるような料理は、「全ての作業を会場内キッチンにて処理した物」というルールだと無理なものばかり。
デイリーポータルZの記事をリライトしたものが多いですが、紙で読むとまた印象が違うのです。
エイを発酵させた世界で二番目に臭い料理であるホンオフェとか絶対ダメだ。
やはり販売する本と関連した料理を出すべきだろう。となると、本を新たに作らなくてはいけない。
学園祭でモテたいからとバンドを組んで、いきなりCDを作ってしまうような話である。絶対売れないパターンだ。
やはり販売する本と関連した料理を出すべきだろう。となると、本を新たに作らなくてはいけない。
学園祭でモテたいからとバンドを組んで、いきなりCDを作ってしまうような話である。絶対売れないパターンだ。
以前作ったホンオフェ。イベントの禁止事項に「生き物の解体(鹿、猪、鴨、鮪等)」とあったが、禁止しないとやろうとする人がいるということなのだろうか。
家庭用鋳物製麺機の同人誌を作ろう
私が本を作るだけの情報を持っていて、料理も振る舞えるテーマといったら、やはり「製麺機」だろう。
製麺機といっても、最近話題のフィリップスから出ているヌードルメーカーみたいなものではなく、昭和の時代に一部地域でのみ愛された、鋳物の家庭用製麺機だ。
製麺機といっても、最近話題のフィリップスから出ているヌードルメーカーみたいなものではなく、昭和の時代に一部地域でのみ愛された、鋳物の家庭用製麺機だ。
ここでいう家庭用製麺機とは、こういうやつのことです。
もうとっくに生産終了しているし、もはや使っている人も少なくなった道具をテーマにした本を作ったところで誰も買わないんじゃないかという気もするのだが、古い車とかバイク、あるいは戦車や戦闘機の本なんていうのもあるくらいだから、古い製麺機の本があってもおかしくはないだろう。同人誌だし。
さっそくページ構成を考えて、一緒に本を作ってくれるメンバーを集める。ライター陣には私の製麺経験不足を補うために、製麺機の存在を教えてくれたヒデちゃん、そして二郎系ラーメンを自作したりしているマダラさんを召集。
本のデザインは、イツミさんという友人に丸投げすることにした。
さっそくページ構成を考えて、一緒に本を作ってくれるメンバーを集める。ライター陣には私の製麺経験不足を補うために、製麺機の存在を教えてくれたヒデちゃん、そして二郎系ラーメンを自作したりしているマダラさんを召集。
本のデザインは、イツミさんという友人に丸投げすることにした。
ヒデちゃんとイツミさんが山形在住なので、山形までいって打ち合わせという名目の飲み会を開催。
マダラさんはツイッターでのやりとりのみで、一度も会ったことがなく、とりあえず釣りでも行きましょうとなったのだが、まさかの満船で私が乗れず、30秒くらい港で立ち話をしただけの仲。
写真はプロカメラマンにお願いしました
製麺機の素晴らしさを本というメディアで伝えるにあたって、一番のカギとなるのは、その重厚かつ浪漫を感じさせるフォルムを伝えるための写真。グラビアである。
そこでだ、同人誌としては卑怯な気もするのだが、料理雑誌の「dancyu」などで活躍中しているカメラマン、オカダタカオ先生の自宅に製麺機を持ち込んで、撮影をしてもらうことにした。
そこでだ、同人誌としては卑怯な気もするのだが、料理雑誌の「dancyu」などで活躍中しているカメラマン、オカダタカオ先生の自宅に製麺機を持ち込んで、撮影をしてもらうことにした。
グラビア撮影される製麺機。いいよー、いいよー、ちょっと歯車回してみようか―。
プロカメラマンに本気モードの撮影をしてもらった。この恩はいずれ返します。生麺とか生魚とかで。
緊迫した撮影現場で、「これは縦位置なの?横なの?」とか、「背景は何色にするの?文字は入るの?」とか、オカダ先生にいろいろと尋ねられたのだが、細かいことは何も考えていなかったので、私の目はずっと泳いでいたと思う。
そんなこんなで撮影してもらった写真の一部を、ぜひ見ていただきたい。これはやばい。
そんなこんなで撮影してもらった写真の一部を、ぜひ見ていただきたい。これはやばい。
バーン。これにどんなコピーを入れてやろうか。
ドーン。質感や機能など、伝わってくる情報量がとても多い。
ジャーン。バンドのアー写風。製麺機を何台も持っていてよかった!
さすがはプロカメラマンの作品である。俺の製麺機ってこんなにかっこよかったのか。
よし、これで勝ったも同然だ。グラビアのページ数を増やしちゃえ。
よし、これで勝ったも同然だ。グラビアのページ数を増やしちゃえ。
コミックの要素も加えておこう
製麺本の中身は、製麺機の基本的な使い方、ライター陣によるレシピやコラム、魅力満載のカラーグラビアなど、すでにボリューム満点の情報量なのだが、この本を販売するのが「グルコミ」という、「グルメコミック」のイベントであるということも少しは考慮するべきだろう。
そこで私が考えるグルメコミックの要素を、イスが主人公の人気アニメーション「いすのまちのコッシー」などを製作している「qmotri」の夏川憲介さんに描いていただいた。
そこで私が考えるグルメコミックの要素を、イスが主人公の人気アニメーション「いすのまちのコッシー」などを製作している「qmotri」の夏川憲介さんに描いていただいた。
「小野式低加水麺!」っていうコピーを入れたい。
「小野式製麺機(両刃型)を身にまとった、聖闘士星矢っぽい戦士のイラスト」という訳のわからないオーダーに、これ以上ない答えがかえってきた。股間がやばいね。
これに「製麺所聖屋(せいめんじょひじりや)」というタイトルをつけて、デザイナーの手でカラーにしたものを、裏表紙として使わせていただいた。
そしてもう一つ、「艦これ」という戦艦と少女の組み合わせが流行っているらしいので(やったことはないけれど)、製麺機と少女を組み合わせた「麺これ」というのを、田中としひささんというイラストレーターにお願いした。田中さんは「うどん会」というサークルで、グルコミ会場にて手打ちうどんを打つ製麺仲間だ。
これに「製麺所聖屋(せいめんじょひじりや)」というタイトルをつけて、デザイナーの手でカラーにしたものを、裏表紙として使わせていただいた。
そしてもう一つ、「艦これ」という戦艦と少女の組み合わせが流行っているらしいので(やったことはないけれど)、製麺機と少女を組み合わせた「麺これ」というのを、田中としひささんというイラストレーターにお願いした。田中さんは「うどん会」というサークルで、グルコミ会場にて手打ちうどんを打つ製麺仲間だ。
両刃型の小野式製麺機を、ツインテールで見事に再現!胸元のロゴと、重そうな靴がかっこいい。
このイラストに、それっぽいロゴやら色やらがついて、私の「製麺の主張」という詩を組み合わせてみた。
これでグルメコミックの要素もバッチリである。
これでグルメコミックの要素もバッチリである。
イベント前日に本が完成!
本の制作スタートが遅かったため、デザインを担当するイツミさんの作業時間が1週間くらいしかなったのだが、どうにかイベント前日に本が到着。
もちろんモニター上では確認していたのだが、やはり紙に印刷されたものは印象が違い、予想以上に笑いがこみあげてくる仕上がりとなった。もちろんいい意味で!
もちろんモニター上では確認していたのだが、やはり紙に印刷されたものは印象が違い、予想以上に笑いがこみあげてくる仕上がりとなった。もちろんいい意味で!
A4フルカラー表紙込みで32ページ。裏と表、それぞれ額にいれて飾りたい。
タイトルに関しては、悩んだ挙句に「趣味の製麺」とした。あくまで趣味としての製麺だし、この本を作ったことも趣味みたいなものだし。
完成した本を見たある人が、「dancyuみたいな写真だ!」と褒めてくれたが、dancyuの仕事をしているカメラマンが撮ったので、それって正解。
カメラマンとデザイナーがプロなので、ぱっと見た感じの同人誌っぽさがゼロである。裏表紙に印刷所のロゴが入っているあたりが、ちょっと同人誌っぽいですかね(少し印刷代が割引になるのよ)。
完成した本を見たある人が、「dancyuみたいな写真だ!」と褒めてくれたが、dancyuの仕事をしているカメラマンが撮ったので、それって正解。
カメラマンとデザイナーがプロなので、ぱっと見た感じの同人誌っぽさがゼロである。裏表紙に印刷所のロゴが入っているあたりが、ちょっと同人誌っぽいですかね(少し印刷代が割引になるのよ)。
そして山形のヒデちゃんからは、オマケ用の缶バッヂが届いた。やばいね。
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グルコミ当日がやってきた
グルコミの会場は、池袋にあるサンシャインシティの展示ホール。持ち込んだ荷物がものすごく多かったので、駐車場が会場の地下にあって助かった。
そういえば保健所の許可とか大丈夫なのかなと心配になると思うが、このイベントで参加サークルが調理したものを来場者に出すことを可能とするために、主催の方はわざわざ保健所に掛け合って、一日だけの飲食店許可をとったそうだ。
彼はまさに本当の意味での「一日店長」になったわけだ。
そういえば保健所の許可とか大丈夫なのかなと心配になると思うが、このイベントで参加サークルが調理したものを来場者に出すことを可能とするために、主催の方はわざわざ保健所に掛け合って、一日だけの飲食店許可をとったそうだ。
彼はまさに本当の意味での「一日店長」になったわけだ。
開場を待つ猛者たち。みんな荷物が多いな。
そして我がサークルの荷物の多さがひどい。料理好きが集まっているので、「製麺機だ!」と指を刺されまくる。
このイベントでは自宅などでの下ごしらえが禁止なので(保健所の許可をとっている飲食店での仕込みはOK)、自家製麺を出そうとすると、会場で小麦粉を練るところから始めなくてはならない。
そんな無理難題を自分一人だけでやれる訳がないので、私よりも何倍も製麺経験のあるマダラさんに、頼れる助っ人として来ていただいた。
そんな無理難題を自分一人だけでやれる訳がないので、私よりも何倍も製麺経験のあるマダラさんに、頼れる助っ人として来ていただいた。
山登りっぽいスタイルだが、リュックの中身は小麦粉とラード。
開始時間に調理が間に合わない!
サークル入場は9時45分で、イベントの開始が11時予定。受付とかの時間もあるから実質わずか1時間で、調理場のセッティングからはじめて、料理の制作、そして売り場の用意をしなくてはならない。
そんなことが可能なのかといえば、やっぱり不可能だったようで、他のサークルも運営側もバタバタとなり、少し遅れての開場となった。
そんなことが可能なのかといえば、やっぱり不可能だったようで、他のサークルも運営側もバタバタとなり、少し遅れての開場となった。
普通の同人誌イベントっぽいのだが、会場の三分の一は仮設の調理場となっている。
製麺機で中華麺を作ったり、うどんを手打ちしたりしている人がいても、あくまでメインは同人誌の即売会だ。
用意した製麺機は、ヘリカルギアでおなじみの田中式製麺機の大型(どうでもよい情報)。
マダラさんがあっという間に作った、エッヂの立った見事な自家製麺。
私はスープを担当。豚骨とかをダシに使うのは時間的に無理なので、挽肉やランチョンミートに各種調味料を加えて作った、濃いタレを麺と混ぜるスタイル。
試作というものをしなかったので、この日のフィーリングで味を決めていく。本作りで燃え尽きているのかもしれない。
ラーメンも売れてほしいが、やっぱり本が売れてほしい。
11時を少し過ぎて会場すると、すごい量の人が入ってきた。こんなに来客の多いイベントなのか!
私はラーメン作りで手いっぱいなので、友人に売り子さんを頼んだ。いや本当に助かった。
どうにかラーメンが茹であがる
ラーメン作りにはお湯を大量に沸かせるだけの火力が必要となる。ガスコンロなりカセットコンロなりが使えれば問題ないのだが、ここでは電気以外の熱源は使用禁止。
運営側に事前申請をして電源を確保し、卓上IHコンロを持ち込んだのだが、やはり大量の麺を茹でるのには向いていない。
まあイベントで素人がラーメンを出そうとするのが悪いのだが、自宅で作るラーメンを100とすると、この日は47くらいの完成度だろうか。製麺機で作った麺の旨さはこんなものではないんだよ!と心で叫びつつ、今できる精いっぱいをやるしかない。
運営側に事前申請をして電源を確保し、卓上IHコンロを持ち込んだのだが、やはり大量の麺を茹でるのには向いていない。
まあイベントで素人がラーメンを出そうとするのが悪いのだが、自宅で作るラーメンを100とすると、この日は47くらいの完成度だろうか。製麺機で作った麺の旨さはこんなものではないんだよ!と心で叫びつつ、今できる精いっぱいをやるしかない。
ようやく沸騰したお湯に麺を入れると、これがなかなか再沸騰しないんですよ。
お隣の自作ラーメン本を出したサークルは、業務用の電気コンロを持参!
そして前日にラーメン屋で仕込み、万全の態勢で汁無し担担麺を提供していた。プロだ!
それに対してお湯の沸かない我がサークルよ。
開場してから数十分後、ようやくどうにかラーメンは茹であがり、テーブルに設置したもう一台の製麺機で刻んだ海苔を乗せて、自家製麺ラーメン第一陣の完成だ。
火力と能力の問題からたくさんは提供できないし、お客さんもいろいろ食べたいだろうということで、ハーフサイズでの提供とした。
味も量も具も茹で加減も、ムラがあって申し訳ない。
火力と能力の問題からたくさんは提供できないし、お客さんもいろいろ食べたいだろうということで、ハーフサイズでの提供とした。
味も量も具も茹で加減も、ムラがあって申し訳ない。
スープの味付けは適当だけど、とりあえずマダラさんが作った麺はおいしい。しかし、ちゃんと茹でればもっとおいしいんだよ。
製麺機で海苔を切るパフォーマンスがウケていた。
おかげさまでたくさんの注文をいただき、延々とラーメンを作り続ける。テンパりすぎて、スープと間違えて麺を茹でるお湯に醤油を入れてしまった。
スープは少しずつ味を変えて、何回食べても飽きないようにしたのだが、お客さんは普通1杯しか食べないので、完全な自己満足である。
前半は子供も多かったのだが、後半は酔っぱらった大人が増えたので、ちょっと辛くしてみたり。
一度使ってみたかった調味料、ヨシダソースを味見しないで投入してみたり。
そんなこんなで楽しくラーメンを作らせていただいたのだが、結局製麺作業はすべてマダラさんにまかせっきりにしてしまった。
「趣味の製麺」という本を販売するためのイベントで、まさかの製麺せず。ははは。
「趣味の製麺」という本を販売するためのイベントで、まさかの製麺せず。ははは。
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ここでグルコミ会場の様子をお伝えします
お客さんの途切れることのないイベントも、ようやく終盤戦に突中。そういえば他のブースを全然見ていなかったということに今頃気が付き、製麺作業を終えたマダラさんにラーメン作りを代わっていただき、ちらっと会場内見学へ。
なにからなにまですみません。
早足でちょっと見ただけだけれど、読みたい本や食べたい料理のオンパレード。この時間だとやはり売り切れている料理も多く、今度はお客さんとして、スタートからじっくり見学したいかな。でも出店するのはやっぱり楽しくて、出店側からしか見えない景色というものがあったのだ。
この日のイベントは、一言で言えば、「大人のための文化祭」という感じだろうか。 お酒の提供や持ち込みがOKという、サークルやお客さんのマナーとモラル次第では、すぐに問題が起きて中止になりそうな危うさがあるのだが、救急車で運ばれる人も、警備員に連行される人もいなかったようだ。
この日のイベントは、一言で言えば、「大人のための文化祭」という感じだろうか。 お酒の提供や持ち込みがOKという、サークルやお客さんのマナーとモラル次第では、すぐに問題が起きて中止になりそうな危うさがあるのだが、救急車で運ばれる人も、警備員に連行される人もいなかったようだ。
調理ブースと販売ブースの境が布一枚という距離感が、本と料理という組み合わせに一体感を生みだす。
皮を包むところから餃子を作っているサークルもあった。次回は製麺機で皮を提供する形でコラボできないかな。
フライヤーを持ち込んでの揚げ物を提供するサークルも。こちらはイモフライ。
レバニラのレバーをフォアグラにしたという原価率無視のメニューと出会えるのも、こういったイベントならでは。
基本的には火を通したものしか提供できないのだが、今回からかき氷や薬味は火を通さなくてもよくなったそうです。
持参した調理器具がIH対応じゃなかったという悲劇に会う人も。溶けないラードに脂汗が流れていた。
この他にも、カレーライスやら、豆乳スープやら、マグロの頬肉やら、蜂蜜酒やら、ハンバーガーやらポテトサラダやら、なんやらかんやら。
本の種類も、高級寿司を食べた話やら、レトルトカレーの食べ比べやら、地サイダーや日本酒の飲み比べやら、なんやらかんやら。
そして驚くべきは、会場内で消費されるアルコールの量である。運営側や各サークルから、「振る舞い酒」が景気よく配られていたようだ。しかし私は車なので一滴も飲めない。やっぱりお客として参加するべきだったかな。
本の種類も、高級寿司を食べた話やら、レトルトカレーの食べ比べやら、地サイダーや日本酒の飲み比べやら、なんやらかんやら。
そして驚くべきは、会場内で消費されるアルコールの量である。運営側や各サークルから、「振る舞い酒」が景気よく配られていたようだ。しかし私は車なので一滴も飲めない。やっぱりお客として参加するべきだったかな。
本部に用意された大量の振る舞い酒。アルコールを飲むためには、身分証明の上でリストバンドを発行してもらう必要がある。
運営側が用意したもの以外に、サークルやお客さんからの差し入れがあったみたい。同人誌イベントというか、その打ち上げみたいな感じですね。
各サークルも、お酒を有料販売したり、本のおまけにしたり、タダで振る舞ったり。
利き酒コーナーなんていうのもあって、車で来ているのが悔しくなる。
酒だけではなく気の利いたおつまみ的なものまで売られていた。その辺にゴザを敷いて飲み始めたい。
酒以外に甘いものの振る舞いもあった。ありがたや。
このイベントで消費された酒の空瓶+振る舞われた生ハム原木の残骸。
そして「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之さんのサイン会も開催。
「孤独のグルメ」を『月刊PANJA』の連載で読んでいた世代としては、興奮せざるを得ないね。
会場内をふらっとしていた久住さんと記念撮影に成功。
久住さんのトークショーが販売終了後のスタートだったので、おかげでゆっくりと楽しむことができた。グルメコミック好きの集まりだけに、久住さんへの歓声がすごいのよ。
スライドの内容がおもしろく、テレビで覚えたあの曲の生演奏まであり、今度は酒を飲みながらゆっくり見たいなと思ったら、お台場のカルチャーカルチャーでそういうイベントがあるみたい。
ということで、とても楽しい一日でした。
いや、本を作っている間から、ずっと楽しい一か月でした。
次のグルコミは11月らしいので、またなにかできたらいいなと思います。
いや、本を作っている間から、ずっと楽しい一か月でした。
次のグルコミは11月らしいので、またなにかできたらいいなと思います。
製麺機の回しすぎで手の皮がむけたマダラさん。おつかれさまー。