特集 2025年5月12日

シャボン玉が出るカメラで撮る

Amazonを眺めていたらおかしな商品があった。

電動一眼レフバブル、と書いてある。

買って堪能して、ちょっと工夫した。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

前の記事:いろんな鼻うがい装置を試す

> 個人サイト webやぎの目

カメラ型のシャボン玉マシーンです

電動一眼レフバブルという名前がついているが、つまりカメラ型の電動シャボン玉装置だ。

面白半分で買ったのだが、カメラの造形がしっかりしていて、手に持ったときの収まり具合に笑ってしまった。やたらとしっくりくる。 

レンズフード付き(ただしうまくはまらない)
レンズの焦点距離っぽい書きかた。9mmはすごいな
付属のシャボン玉液をレンズキャップ(レンズフード一体型)に注いで
レンズをぴちょぴちょと浸す

このあたり、あまり一眼レフでは見ない動きである。そしてシャッターを押す。

ブオー

モーター音とともにシャボン玉が吹き出す。シャボン液がなくなるまで2秒ぐらいなので、ちょうど連射モードで撮ってるような雰囲気である。

昔のマンガに出てくるカメラマンみたいな服装をしても
出てくるのはシャボン玉(風ですぐ飛ばされる)

さて、これだけだとおもしろいおもちゃを買った話である。だが、ここまで本格的な形をしていると、このマシーンで本当に写真を撮りたくなった。
これで写真を撮れたら、シャボン玉に喜んでいる人が撮れるのだ。なんてイカしたカメラだと思わないかい?

翻訳小説みたいに書いてしまった。

いったん広告です

カメラの上にカメラをつける

一眼レフバブルのレンズ部分の上にアクションカメラをくくりつけた。本体上にストロボなどをつけるためのシューがあるが、さすがにそれはダミーで使えなかった。

面ファスナー付きのテープで固定する

土台のレンズ部分がまるいので練り消しのようなものを土台にした。でも、なくてもいいかもしれないし、これを見て真似する人もいないだろうから忘れていい。

完成
撮れた写真

予想以上にシャボン玉が多くて被写体が隠れる。でも笑っているのはなんとなく分かるのでイカしたカメラ完成である。

エモいのも撮れた

シャボン玉ではなく西日のせいかもしれない。

いったん広告です

夢のような写真が撮れる

対象が人だとうっかりエモーショナルな写真になってしまって照れる。だが、逆に言えばこれならばどうでもいいものもエモくなるかもしれない。

前カゴにごみが入っている自転車もエモく
エモーショナル!横断歩道
エモ石
エモ木

木や石などの自然物にシャボン玉を重ねると、そこから泡が出ているように見えておどろおどろしくなる。山奥でシャボン玉が出てる石があったら逃げる。


1000円で買える一眼レフ(の形のもの)

これはシャボン玉カメラを持ってる人を撮った写真。

被写体とカメラのあいだにシャボン玉があればいいということかもっしれない。 

安いよ

池田工業社 電動一眼レフバブル [ しゃぼん玉/シャボン玉/電動バブル ] 000014710

※このリンクからお買い物していただくとアフィリエイト収益が運営費の支えになります!

おもわず買いたくなる商品紹介記事をまとめたページを作りました。
無性に散財したいときはこちらへ!→商品紹介まとめページ

▽デイリーポータルZトップへ

katteyokatta_20250314.jpg

> デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」が届きます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ