特集 2024年2月13日

吉野家スタミナ超特盛丼を食べても、登山をするからノンカロリー

これを力技でノンカロリーにするのだ。

吉野家のメニューをなんとなく見ていたら「スタミナ超特盛丼」というものがあった。へー、こんなメニューあったのかと、どれどれ、カロリーはいかほど?と思って調べたら2016kcal。それはすごい。

そしてお値段1000円弱。このカロリーでこの値段、カロパすごすぎない?1回食べてみたくね?と思ったのだけど2000kcal超え。お腹の肉が気になるおじさんとしては気軽に食べられない。

ならば仕方ない、食べたあと山に登って相殺、ノンカロリーとするか…。東京の西に向かいました。

あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。

1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー)

前の記事:猫の毛玉のつくり方(デジタルリマスター)

> 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内

登山者の朝は早いので、どこで食べるかが難しい

登山は出来るだけ早い時間から始めたほうがいい。特に、僕のように山から遠い場所(江戸川区の海寄り)に住んでいるならなおさらで、朝5時の始発電車で出発。

冬の朝5時は真っ暗ですね。でも割と人がいます。

登りたい山の位置や吉野家の場所などを調べた結果、拝島という駅の構内に吉野家があると判明。出来るだけ早く山に着きたいので、エキナカで済ませるのが望ましい。吉野家拝島駅店に寄ることにしました。

拝島は東京の西の方にある駅です。西武線とJRの乗り換え駅でもあります。

拝島駅構内にある吉野家は朝7時オープン。スタミナ超特盛丼を提供していることもリサーチ済みです。抜かりはない。

まぁ、この写真は撮り忘れた事に気づいて帰り道で撮ったんだけどね。
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着席、注文、着丼

数年ぶりに入った吉野家の注文はタブレットになっていて、メニューを手繰るとありました、スタミナ超特盛丼。税込み974円。朝からこれいっちゃうのワンパクすぎない?

温玉にもそそられたが生玉子でいく。

注文から5分ほどで着丼。はやっ。そして、多っ。

なるほど、こりゃすごい量だ。

Webサイトで見て概要は知ってたけど、いざ目の前に来ると迫力がすごい。肉山盛りの丼に具入りラー油がたっぷり掛かり、生玉子と追い飯。肉は牛、豚、鶏の3種類。これ考えたの誰?男子高校生?ラクビーやってる?

一部上場企業がやるメニューとしてはこう、どうオブラートに包んでも、イカれてる。

丼を持ってみると、まぁ重い。これを税込み974円?デフレ続いてる?値上げし忘れた?

儲けあるんですか、これ。

追い飯の存在がまたイカれてる様に見えて、でもこれはこれで食べ方に戦略性が生まれて面白いのかも知れません。

丼メニューに白飯を添えるのって、誰が思いつく?

追い飯の使い道は3つ。丼の具をおかずにして白飯を食べる、玉子かけご飯にする、追い飯の名の通り丼を食べ進んでいく途中で追加する。なるほど考えられてやがる…。もしかして、この構成を考えた人は天才なのかも知れません。

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オジサンなのでまず持ち帰りを分離

当サイトのライター、江ノ島くんなら普通に食べて更に特盛牛丼を持ち帰りをする、別の意味でのパワープレイを見せてくれるかも知れません。でも僕の胃は普通なので全部一度に食べるのはムリ。

なお、6月から8月いっぱいは持ち帰り出来ません。生卵もNGです。

中途半端に食べて、丼内を口中細菌で汚染してしまう前に追い飯全部と、丼の一部を登山用の鍋(コッヘル)に移しました。全体としては半分くらいでしょうか。

半分くらいならまぁ食べられるでしょう。

残りは次の電車の時間までゆっくり食べます。 味が濃くて肉が多くて、とてもおいしい。生卵、七味唐辛子、紅生姜などをぶっかけつつ食べ進めます。

美味しいものを食べるとき、僕は真顔になります。表情を作るリソースを味わいに回すからです。

いろいろ混ぜた結果、 まぁまぁな見た目になってしまいましたが美味しくいただきました。

汚くなってしまってすみません…。空の丼を撮り忘れましたが食べきりました。

そして山に登るのです。2000kcalをノンカロリーとすべく。

⏩ 消費しに奥多摩へ

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