以前、ふつうの物を食べる企画にてみたらしだんごを購入したお店だ。
「餅は餅屋」という言葉がある。
現在ではあまり見かけない餅屋、年末には和菓子屋さんがその役割を担っている。
おもちは蒸したもち米をついたもの、おだんごは粉にしたもち米をこねたもの。
つまり和菓子屋さんはおもちを取り扱うプロフェッショナルというわけだ。
16時ごろの入店で、その日の朝につきたてだというのし餅ラスト1つをゲットすることができた。
年末まで毎日出しているとのことで、予約をすればキロ単位で購入できるようだ。
おもちを受け取ると、まだやわらかさが残っており、思わず「ふかふかだ~」と声を漏らす。
「気持ちいいでしょ~このまま焼かずに食べちゃう人もいるのよ」と店員さんが教えてくれた。
和菓子屋で買うおもちのいいところその1:そのままたべられる
大事大事に持ち帰り、早速おもちと触れ合う。
お餅って「おもち」って表記した方がおもち感がありませんか?
ちぎって食べてみると、お米の甘みが広がる。
おもちはおもちの味、と思っていた自分の感性がぶわっと広がる。
おもちはお米からできているな、を頭だけでなく舌で、はっきりと認識する。おいしいなあ。
味付けしなくても食べ続けてしまう。現にこれを書いている今も食べています。
和菓子屋で買うおもちのいいところその2:好きな大きさで食べられる
和菓子屋で買うのし餅は自分の好きな量で食べられる。小腹がすいたときにちょうどいい。
スーパーにある切り餅も最近は大きさにバリエーションがあり、切り込みが入っていて半量にすることもできる。もちろんそれは知っている。
でも……大きいおもちが食べたいとしたら、どうかな?
(ここで「なにー!?」といって敵が倒れます)
のし餅を買うと大きいおもちを頬張ることができる。こんなこと夢にも思わなかった。
だってお家ではすでに切られたおもちしか見てこなかったから。
和菓子屋で買うおもちのいいところその3:めちゃくちゃやわらかくてとにかくおいしい
最後なぜかキムタクのハンバーガーの持ち方になっているが、そんなことは気にならないほど伸びる。
焼いただけでこんなにやわらかく、おもちの本領を発揮してくれる。すごい。
おもちの甘みと醤油香ばしさ、海苔の香りが合わさり、最強になっている。
監督!アタシ、この磯辺焼きで2022年頑張れそうです!!
おいしいおもちで年越しを
結局年越しを待たず、その日のうちにすべてのおもちを食べて切ってしまった。
でも大丈夫。すでに他のお店でもおもちを予約済みだ。
筆者のような単身者でも、今回のように食べきれる量から販売してくれるお店もあり、値段もスーパーで買うのとそこまで大きな差はない。
それでとってもおいしいんだから、一度試しても損はないと思う。
別の近所の和菓子屋さんでは、和菓子の販売を27日までとし、31日までお赤飯やおもちを取り扱うという。みんなのお正月を支えて、年末まで忙しい。
また、もう1軒別の近所の和菓子屋さんと都心の方の和菓子屋さん1軒を回ってみたところ、一日に出すお餅の量は決まっているとのこと。
家族で食べる分の注文は事前予約が無難そうだ。
是非おいしいおもちを食べて、ハッピーな2022年を迎えてほしい。