意外と相容れないボトルたち
つまりマヨネーズに見えるペットボトルカバーを作るのだ。タイトルのまんまだ。
ついては、まだうちのマヨネーズは半ボトルほど残っているが、新品のマヨネーズを買って素材撮影である。今回は写真を布プリントしてお手軽に済まそうと思うからだ。
お手軽に……
このとおりのカバーが作れるといいな、と思うでしょう?
「肩」の部分が絶妙な合わなさ。
いろいろ試したさ。
こりゃ無理だ。ペットボトルとマヨネーズ、形を合わせるの簡単じゃん、とたかをくくっていたが、どうにも稜線が合わない。合わそうとするとものすごく不自然な、ボヨンとしたマヨネーズになってしまう。締め切り近いけど、違うネタにしようか……
と、そのときひらめいた!
みんなが思うマヨネーズの形、マヨネーズのイデアは他にもあるじゃないか、と。
ボトルの入っていたビニール袋ごと形にすれば、形状は思うままだ!しかもわかりやすい、と。私頭いい。
しかしこの新品のマヨの袋はとっくにゴミの日に出してしまっていた。私段取り悪い。
というわけでまた新品のマヨネーズを買いにいった。
マヨネーズの袋を少し折り返し「袋を捨てずにとっておくタイプの家」仕様に。
どうにも形が決まらず、さまざまな姿態のマヨが撮られることとなった。グラビアか。
なんとか形を確定したあと、家のプリンタで出力できる布を買ってきてプリントするが、ここでもいったん紙に出力し、どう表裏を合わせるか何度も試作する。「今回は写真を布プリントしてお手軽に済まそう」と思っていた、ページ上方の自分を殴りたい。
やっと確定させたショットを布にプリントし、ラミネートシートを貼る。さてどのへんまで形を極めようかと思案しているところ。
袋の稜線のガタガタも忠実に再現すると決め、縫製。
内側には保温シートを貼った。褒めて。
実は上記制作中のも後からボツにした。どうも形がなんか違う。ラミネート貼ったら色もくすんだ。「今回は写真を布プリントしてお手軽に済まそう」と思っていた自分を……
なので今度はいったんアイロンプリント紙に印刷して、丈夫な布に転写して、ラミネートなしで作ってみた。またも色味が少し違ってきてしまったが、なんとかできあがった。
よし、たこ焼きを食べに行くか。マイマヨネーズを持参で。遅れてきたマヨラーの誕生である。
一度くらい本当に飲んでみてもいいかな
愛する銀だこへとやってきた。天気の良い日でよかった。ショッピングモールのオープンテラスで、海風に鰹節を飛ばされながらいただこう。
小袋入りマヨがついてきたが、きっと足らないだろうと準備万端にしてきた人のように。
裏。なんか聖者が俯いてるように見えるな。
いっただっきまー……おや、だいぶマヨネーズが足りないような気がしますねえ。
用意の非常に良い人だ。追いマヨネーズをするのか。
と思わせて、お茶だよ〜(ポーズに意味はない)
さていただきますよ、バクッとな。
焼きたては一度に口に入れるもんじゃないな!(本当に熱かった)お茶お茶。
ヨイショォ〜!(ポーズに意味はない)
セイヤッセイヤッ。海をバックに豪快に。腰に手を当て一気吸い。
CMのようだがマヨネーズでこれはない。
「マヨネーズを吸うようにお茶を飲む人」もしくは「お茶を飲むようにマヨネーズを吸う人」になれるペットボトルカバーで、みなさんも今年を元気にお過ごしください。
まとめ
裏に保温シートを貼ったのだが、コンビニで温かいお茶を買おうとしたら全部ハーフボトルだった。保温シート活かせてなかった。なのでこれは夏向けのカバーになります。
このあと、家にマヨネーズ350gのボトルが3本存在することになった。もう体重戻すとか、いいや。
熱くてむせたとき、なぜかスズメが近くにいて、全然逃げない(本編とは関係ありません)
【告知3つ!】
1)CREATORS FESTIVAL in 渋谷ロフト
「妄想工作所」名義にて、主に立体作品のブースを出させていただきます(常駐はしません)。
■会期:1月25日(火)~2月10日(木)※最終日は午後6時閉場
■場所:渋谷ロフト 6階 アート&カルチャー フォーラムA
2)ワンダーフェスティバル2022[冬]
卓番「5-12-22 妄想工作所」にてソフビなど立体作品を出展します。
■日時:2月6日(日)10:00〜17:00
■場所:幕張メッセ
3)個展「ウミノイエの妄想民藝店ー首肯く妄獣たちー」
首振る張り子作品の展示です。全て新作(アテンド日はツイッター「@otsuhata」で告知します)。
■日時:2月19日(土)〜27日(日)13:00〜19:00
■場所:umi neue@西小山