こんにちは。林です。
味の素のギョーザ味のポテトチップスを買いました。
餃子味ではなく、味の素の冷凍食品の餃子の味です。
かつてポテトチップは牛肉味、バーベQなど非日常の味を再現するものでした。
ごちそうを薄切りの芋で再現する。
その成り立ちに上昇志向を感じさせるスナックでした。
だけど餃子味のポテチにはそんな力みはありません。コラボのベクトルが水平です。日常の味を日常の食で再現する。
もう夢なんて見ない。荒野での決意のような態度を感じます。
2025年らしいリアリティです。
だけどこれはどうでしょう。
焼きそば味の焼きそば。
袋焼きそばの味を再現したカップ焼きそばです。
水平コラボにしても近すぎやしないか。
焼きそばから焼きそばへのコラボ。ついにコラボが水平から一点になりました。CD末期に聞いた両A面シングル・トリプルA面シングルぐらい非ユークリッドです。
こんなの1980年代の消費社会論をかじった人に見せたらシミュラークルとかめんどくさいこと言い始めるから見せちゃだめです。
ああだこうだいうだけではフェアではないので買って食べました。
そうしたら本当にあの袋焼きそばのソースの味がしました。スパイシーでうまいんですよ♪
点コラボもあなどれないなと思っていたらまた新しい挑戦状が突きつけられました。
「チョコあ~んぱん」をイメージして作られたパンです。
もともと「チョコあ~んぱん」がパンをイメージして作られていたんじゃないのか。それが再びパンになる?
そもそもなかにはなにが入っているのか?
「チョコあ~んぱん」は「あんパン」と「チョコ」の2つの要素を含む名前でなりながら結局チョコが入っているお菓子です。池袋ウエストゲートパークの「死にますん」ってセリフぐらいどっちだよ、なことばです。
で、「チョコあ~んぱんパン」には元のお菓子と同じようにチョコが入っていました。パッケージには「あ~んとめしあがれ」と書いてあります。
「あ~ん」は食べる擬音。
あんこではない。
「チョコあ~んぱん」の名前に「解釈」が登場しました。コラボが点になり、「あ~ん」に新しい解釈が登場する。
私たちは激動の時代に生きています。
さて、激動まっただなかの2025年3月22日の記事は3本。
キュウリでエクセルのアイコンを再現するヨシダプロという生き様を楽しんでください。
そして白いたい焼きはまさに私が知りたかったことです。嬉しい!
トルーからはまんがと記事の中間みたいな原稿が入稿されてきました。
では今日もコンビニのスナックの棚の前で頭を抱えましょう。