1枚にまとめる快感がすごくいい
どこを入れてどこを省くのか結構考えるので、たくさん頭を使いました。
しかし、レシピもさるかにばなしも、ある程度知識がないと1枚絵を出されても理解できないという課題もありました。
自炊を始めてかれこれ10年くらいになります。
始めはレシピ本でどうにか。そのうちはクックパッドとかスマホでレシピを見るようになりました。
しかし、レシピ本はレシピがページまたぎだったり、スマホは手が汚れてスワイプが難しいときがあったり、料理動画には置いていかれてしまったりします。読み進めることが料理の邪魔になることが多いのです。
そこで、「レシピを1枚にまとめたら便利では?!」と考え、得意な取説風で紙1枚にまとめてみました。
最近よく作るオムレツを1枚にまとめました。なぜ最近よく作っているかというと、YouTubeでセイキンさんがオムレツ専用機でオムレツを作っていて美味しそうだったからです。
我が家にはオムレツ専用機が無いのでフライパンでのレシピです。
うまくまとまりました。
器具を記載したのは、卵をつかった料理は初心者向けというイメージがあるからです。ここから慣れていきましょう。
情報が1箇所に固定されているので余計な動作がなくなるので快適です。
料理を中断してページをめくったりスマホをスワイプしたりするストレスが減りました。
ただ紙なので水にはすこぶる弱く、そこは要改善です。火を扱う料理も注意が必要です。が、そこらへんは本のレシピ本とあまり変わらないか。
オムレツやこれから出てくるレシピは自炊をしていく上で アレンジにアレンジを重ねた私の適当レシピです。味の保証はできません。
レシピではないのですが、自分でお弁当を作るようになっておにぎりの工程の多さにびっくりしました。まとめるとなんと手数の多いこと!
おにぎりが大好きだけど、この工程の多さにびっくりして以来、詰め弁当にしています。
この日はアツアツのご飯をどうにかしたり、握ったり出来たおにぎりをアルミホイルに包んだり、朝からてんやわんやでした。おにぎり…おそるべし。
最後は私の大好きな筑前煮を1枚にします。好き。とは言いつつ、いつも記憶を頼りに適当に作っているので毎回味が違います。いい機会なのでまとめました。
オムレツは比較的画面がスッキリしていましたが、筑前煮はワクワクする密度になりました。
野菜は買ったり洗ったり切ったりと面倒なので冷凍品です。こんにゃくはマストです。食物繊維!
これで毎回同じ筑前煮を楽しめることでしょう。
これは一昔前によくバズっていた可愛い1枚絵のレシピのお堅い版ではないかと感じました。
今回のレシピは絵で表現していて昭和を感じます。時代に逆行している気がします。
作成過程をTwitterにあげていたら男性の反応がすこぶる良かったです。
料理をする友人と料理が苦手な友人と遊ぶ予定があったのでレシピを見せてみました。
料理をする人→だいたいわかる
料理が苦手な人→見てもわからない
とのことでした!
次は昔話をまとめます。
レシピまとめで情報を1枚に整理するメソッドが身につきました。『これって他のものにも応用できるのでは?』と思ったので、レシピ以外に挑戦してみます。
昔話、『さるかにばなし』をまとめました。
3冊とも内容が違います。
親カニが死ななかったり、牛フンの存在が抹消されていたり、最後はみんなで仲良くしたりと自分の知っているシビアな『さるかにばなし』はそこにはありませんでした。
今回は親カニの死、小ガニの誕生、猿の死、など私の記憶にある『さるかにばなし』に則した1枚絵にします。
全体を1枚にまとめる前に、ストーリーを分割して、シーンごとに図にしていきます。
「カニがスコップを持てるか?」と聞かれたら「あら、ファンタジーってご存知なくて?」とファビュラスに返す予定です。
1つ目の山場、猿とカニの死闘。こうして図にしてみると、山場なのに全くワクワクしない殺風景さ。躍動感がないからでしょうか。
こう見ると、みんなすごく弱そう。人間が踏めばだいたい倒せるメンツですね。ウンチは踏めばこちら側にダメージが。うすは踏んづけたらバチが当たりそうです。
どの本も、うすが屋根の上に乗っていました。これが私のツボでした。擬人化はされていましたが、「よっこいしょ!」と屋根に登っているうすを想像したら面白くなってしまいました。
以上を1枚にまとめたのがこちらです。
うまくまとまっているでしょう。
楽しくなってもう1つまとめたものがあります。
最後、猿に攻撃をする箇所を消しました。
猿をこらしめるシーンは絵本だとコミカルに描かれているのですが、図だと複数による一方的な暴力に見えたからです。
みなさんはどちらが好きですか?私はあとの方が好きです。理由は、一目見て『さるかにばなし』だとわからないからです。見る人に考える余地を残すところが気に入りました。
しかし、レシピもさるかにばなしも、ある程度知識がないと1枚絵を出されても理解できないという課題もありました。
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