シーフードカレー、カワハギの肝和え乗っけご飯ともいう
カワハギという魚が大好きです。釣ったその日のカワハギで作る、肝をたっぷりと使った肝和え。これは自分が作れる範囲の料理の中でいえば、ダントツで一番好き。
そんなカワハギの肝和えを、ご飯にたっぷりと掛けて食べるのが長年の夢だったのですが、その夢が現実になった形を見たら、それは見慣れたカレーの姿をしていました。
もの凄く美味しくて、それでいてとても簡単なカレーの作り方を発見した。それは和風のシーフードカレーで、なんと火を一切使わないでつくることができる。
用意する食材は、アサリに生姜、醤油と酒といたってシンプル。これだけの材料でも、工夫次第でどこのカレー屋のメニューにも載っていないニュータイプの絶品カレーができるのだ。
それでは、海のような広い気持ちで、最後まで読んでいただければ幸いです。
※2007年11月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。
まずこのカレー作りの下ごしらえとして、生きたアサリを買ってきて剥き身にします。冷凍の剥きアサリなども出回っているが、やはりここは生アサリにこだわって欲しいところです。
アサリを剥くのに、私は貝剥き用の専用ナイフを使いましたが、バターナイフなどでも大丈夫です。ちなみに今回の料理では、アサリの砂出しをする必要はまったくありません。
剥いたアサリは、軽く塩を振って水気を出しておきます。
今回作るのはシーフードカレーなので、剥き身にしたアサリを持って海へと向かいましょう。今回は千葉の館山湾をセレクトしてみました。
シーフードカレーを作るには、やはり海へ出ないといけません。ボートで大海原へと漕ぎ進みます。この手間を惜しんでは、美味しいカレーは作れないのです。
今回は船舶免許不要の2馬力エンジン船を借りてみました。免許はあるのですが。
海底が岩礁となっているポイントまでボートを進めたら、下準備してきたアサリの剥き身を取り出して、釣り針に付けて海底へと落とします。
その日の天候や潮の流れなどで難易度は様々ですが、頑張ってカレーのルーを釣りあげましょう。このアサリをカレールーに変える工程がなかなか難しいののですが、この料理で一番楽しいところでもあります。
ええと、誰がなんといおうと、これはシーフードカレー作りの話ですよ。
さあ、カレーのルーを持って台所に戻りましょう。
活け締めしたカレーのルーをクーラーボックスできっちりと冷やして持ち帰り、出刃包丁を使ってプニョプニョしたルーと、コリコリしたルーに切り分けます。
適当な大きさに切ったプニョプニョ、コリコリの二種類のルーと、みじん切りにした生姜を器に入れて、醤油を加えながら混ぜていきます。これでルーは完成です。火を使わないからとても簡単!
盛りつけです。お皿にホカホカご飯を盛って、冷たいルーをドバドバと掛けます。かんたん、おいしい、ヘルシーなシーフードカレーの完成です。
さあ、あとはこれをカレーだと信じて、スプーンで豪快にガッポガッポと口へと運びましょう。
それでは、試食した人の感想をどうぞ。
簡単シーフードカレー、アサリをルーにするところが簡単かといわれると微妙ですが、このカレーがもの凄い美味しい事は確かですよ。
カワハギという魚が大好きです。釣ったその日のカワハギで作る、肝をたっぷりと使った肝和え。これは自分が作れる範囲の料理の中でいえば、ダントツで一番好き。
そんなカワハギの肝和えを、ご飯にたっぷりと掛けて食べるのが長年の夢だったのですが、その夢が現実になった形を見たら、それは見慣れたカレーの姿をしていました。
▽デイリーポータルZトップへ | ||
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |