特集 2023年12月22日

調布の飛行場から東京の島に飛んだら大地がずっと近くて大興奮だった!

東京の島は、伊豆諸島の9島と小笠原諸島の2島の計11島からなる。

島々へは竹芝などからフェリーが出ているのだが、11島のうち大島・新島・神津島・三宅島へは、調布から飛行機でも行けることを知った。

今回私が選んだ新島の場合、飛行機ならたった35分で行けてしまう。

これがまたとても素晴らしい体験だったのでご紹介します!

東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好きなものは犬と酸っぱいもの全般。そこらへんの人にすぐに話しかけてしまう癖がある。上野・浅草が庭。(動画インタビュー)

前の記事:私のおばあちゃん作の人気のちゃんちゃんこ、犬達にもつくってみる(デジタルリマスター)

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当たり前のようにすでに記事で紹介されてた

ところでさっきもしやと思って調べたら、デイリーポータルZではすでにこの飛行場について書かれていた。

しかしかなり前の情報。
建物も当時とずいぶん変わっているようだ。
というわけで、2023年最新版の情報をお届けしたいと思います!

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林さんが書いた「調布でグッドラック!」では2003年当時の飛行場を紹介。病院の待合室じゃないよ、と表現していた。
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安藤さんが2008年に新島に行った「アメリカが見える丘と彫刻の壁を探せ!見てきてジャーニー・新島編」ではガムテで補修された機体が出てきた。時代だ(いやそういう問題ではない)

今回のレポートでは現在の飛行場の様子と、大興奮した上空からの眺めをメインでお届けします。

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旅のスタートから興奮できるぞ!

私は東京の島に行くのがちょっとした憧れだった。

今年の春頃、たまたま竹芝のあたりを散策していると東京の島々へと繋ぐフェリー乗り場を見つけ、島への憧れをふと思い出し、この機会に行くことを決めた。

調べてみると、島によっては調布から飛行機でも行けるようだ。

行きは飛行機、帰りはフェリーにしたら全て初体験になって楽しそうじゃないか。
そんなわけで調布飛行場にやってきたのだ。

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調布飛行場です!林さんのときと比べるととても綺麗に!

本来の旅であれば、行った先がメインであり、行き帰りの行程は面倒くさいことが多いもの。

だけどいま、私はすでにワクワクしている。
この旅が、いきなりメインディッシュから始まりそうな予感がしている!

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なお飛行場へは調布駅からバスで15分です。

ターミナルは、今時のきれいなコミュニティセンターのような外観だった。
違うのはこの建物の向こうには滑走路があり、小さいながら飛行機が見えるということ。

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1時間以上前に到着した。ロビーは吹き抜けになっており、病院のような閉塞感は無くなっている。

ターミナルに入るとご覧の通り、人がぜんぜんいなかった。
9月頭の平日で、ちょうど島のオフシーズンに入った頃だったのもあるだろう。

それに飛行機は小型のため、そもそも乗れる人数は限られているから閑散とするのは仕方ないのかもしれない。

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カウンターで荷物を預ける。出発の30分前までに手続きが終わればOK。

まずはカウンターでチェックインをした。
奥にあるフライトボードを見ると、大島・新島・神津島・三宅島行きの便が書かれている。
私が向かう新島は1日4便で、他の島より多かった。

荷物の重量を計り、5キロを超えた場合は超過料金を払う。
新島の場合は超過 1kgにつき260 円で、1000円ちょっと払った。
簡単に超えるので注意が必要だ。

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入り口には島の特産品が展示されています!

特産品以外にも、島の地元の広報紙も並んでいた。
島の細かいイベントごとや、人材募集なんかが載っていて、思わず自分が移住した時のことを想像してしまう。

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空港内にお店は無く、あるのは自販機だけ
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お土産も自販機で!

自販機では大島の椿油と粗塩、新島のくさやとペペロンオイル、神津島の岩のり、三宅島のあしたば炊き込みご飯の素が売られていた。

ほんの少しだが島について知ることができる。

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2階の窓からは飛行場全体が見えます!

2階には休憩スペースと、ワークスペースが2席あった。
やはりこちらも開放感があり居心地が良い。
しかし見事に誰もいない。

他に乗る人たちは慣れていて、ギリギリに来るのだろうか。

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展望デッキもあるよ。

実際に飛行機に乗らなくても、散歩がてらに飛行機を眺めてお土産を買って帰るのもいいかもしれない。

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全体図。

フライト時間までまだ時間があるので周辺も見てみた。
するとすぐそばに素敵な公園が!

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飛行機をモチーフにした遊具たち。左の遊具はハンドルがついてるのでパイロット気分が味わえます!

遊具に乗った時の視線の先には実際の滑走路があり、運転士になったようでさらに気分が盛り上がった。

そうこうしている内に搭乗時間が近づいてきた。
手荷物チェックを受けたあと、控室で救命胴衣についての説明アナウンスを聞く。

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救命胴衣のつけ方はここで確認するスタイル。乗る飛行機はすぐそこに見えてる。

同じ便での搭乗者は8名だった。
もはや大家族程度の人数。贅沢である。

ああ…サイズ感がかわいい。
ツーショット撮って私の飛行機ですと言いたくなるサイズだ。

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ドイツ製、19人乗りのドルニエ機だ。いよいよ、乗る!
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中は2列。窓を独り占めできるぞ!
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席のポケットには地図とうちわが挟まっていた。
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それと、使用制限のある電子機器の案内があるのだが…
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とつぜん可愛い♪

ファービー的な愛玩用玩具は、上空を飛行中のみ使用可能なようだ。
だが35分の短いフライトだ、正直それどころじゃないだろう。

⏩ 次ページに続きます

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