こんにちは、編集部 石川です。
当サイトで11月にヒットした記事がこちら。
小さなパックに入ってストローで飲むタイプのエスプレッソとのこと。メーカーはチョコメーカーのフェレロで、純粋なエスプレッソではなくチョコ味だそうです。
この記事にちなんで、今回はライター&編集部のメンバーに「おすすめコーヒ、思い出のコーヒー」をきいてみました。
おすすめコーヒー
まずはライター陣おすすめのコーヒー情報から。
玉置標本
佐渡島南部の玄関口、小木港の目の前に誕生した自家焙煎のコーヒー店、「珈琲豆焙煎 KAFFA」。
カプチーノってなんだっけと思いながら頼むと、見たことのない謎のかっこいい道具でエスプレッソをプシューっと押し出し、そこに温めた佐渡乳業のスチームミルクを注いでくれました。
味も雰囲気も最高で、佐渡に行くたび寄るようになりました。
※フェリーの小木航路が運休となる冬場は休業しています。
三土たつお
日本橋浜町のシングルオーというカフェでは蛇口からコーヒーが出てきます。
蛇口からだから安っぽいかという逆で、むちゃくちゃうまいです。ここのファイアークラッカーという名前のブレンドが大好きです。
アイスコーヒーって苦いだけっていう印象だったんですが、おいしいのはおいしいんだなと思いました。
山田窓
東京を中心に展開するコーヒー専門店ぽえむには、多種多様なコーヒーのメニューがあります。その中で特に気に入ってるのがキューバンアイスコーヒーなる飲み物。
「ミルクで煮出したコーヒーを冷やします」という説明書きを読むと、ロイヤルミルクティーみたいだなと思うのですが、まさしくロイヤルミルクティーのコーヒー版です。
カフェラテとはまったく別の飲み物。別々に作って合わせるんじゃなくて、粗挽きの珈琲豆を熱いミルクに直接入れて作るため、濃厚で豆!!!って感じがします。豆!!!感を味わいたい人は必飲です。
ぬっきぃ
先日、ブラックコーヒーが飲めるようになった記事を書きました。その後コーヒーの消費量が増えたので、家でドリップコーヒーを飲んでいます。高崎にある大和屋珈琲のドリップコーヒーです。
夫が職場でもらい、「俺飲まないから」と、貰って飲んだのですが、衝撃的なうまさでした。「貰っていいのか?本当に全部飲んでいいのか?」と3回確認するうまさでした。
今までドリップコーヒーは、うまく淹れられたことがなかったので敬遠してましたが、写真のパッケージのコーヒーは、スッキリしていて癖がなくて美味しいです。コーヒー初心者にぴったりだと思います。
画像は、あまりのうまさに衝撃を受け、一旦ゴミ箱に捨てた包装紙を救出して撮ったやつです。
斎藤公輔
セブンカフェが好きで、一時期は毎日飲み続けていました。登場してからもう10年経ったみたいなので、1000杯以上は飲んでると思います。すごいのは、これだけ飲んでも飽きない点です。私にとってはもはや水みたいなものになっていて、美味いとか不味いとか、そういう尺度では測れない、何か良い感じの液体になりつつあります。
去年、豆から挽くタイプのコーヒーメーカーを買いました。家で入れるコーヒーは美味しいし、いろんな豆を選べるのも楽しくて満足してるんですが、セブンカフェはそれとは別に飲みたくなってくるので、家コーヒーと並行して飲んでいます。でもたまに、ローソンのマチカフェに浮気したりもします。
小堀友樹
業務スーパーの「ラグジュアリッチ」シリーズ、お求めやすくて美味しいので、毎日のコーヒーにぴったりです。調べてみたら、製造元の貯蔵スペースが小さいので、焙煎したらすぐに出荷しているみたいです。新鮮さは正義!
360グラムとちょうどいいサイズなのもおすすめポイント。大容量のコーヒーの袋を開けちゃって、途中で酸化しちゃった!みたいなことも少ないです。
粉でも美味しいですが、おすすめは豆。ゴリゴリ挽いて、お湯を注ぐと、業務スーパーの限界を超えた香りで部屋が満たされます。
知人に振るまったら「これ、いいコーヒーでしょ?」と聞かれので「業務スーパーですよ」と返したら、ちょっと微妙な空気とコーヒーの香りが混じり合ってひとつになってました。
こーだい
ホットコーヒーにあっ!と驚くほど大量のハチミツを入れて、ぐるぐるかき混ぜて飲むのが好きです。
ドイツ・ミュンヘン在住の友人宅にお邪魔した時に教えてもらったのですが、その人はスペインで現地の人に教えてもらったと言ってました。
肝心なのはハチミツの投入を躊躇しないこと。まずティースプーンをテーブルに置いて、代わりにカレーを食べる時に使うような大きなスプーンを持ちます。それを口の広いハチミツの瓶に突っ込んで、なみなみとすくったハチミツを濃いコーヒーにドバッ!間髪入れずにもう一杯すくってドバッ!!2杯目を投入したら、そのままコーヒーをぐるぐるかき混ぜて冷めないうちに飲みます。
喉にジンジン染みるような甘味がクセになりますよ。
コーヒーの思い出
ここからはちょっと趣旨を変えて、コーヒーにまつわる思い出話をいくつか。
安藤昌教
最初に就職した会社(茨城県)の新人寮の自販機は缶コーヒーがすべてマックスコーヒーでした。ボタン三つくらいぜんぶマックスコーヒーなんです。寮内で会議を開いて会社に嘆願して他のコーヒーも入れてもらうことに成功しました。
石川大樹
コーヒーで胃痛になるため常にカフェインレスを追い求めています。特にペットボトル製品はあまり売れないのかすぐ販売終了になるので、いつでも流浪しています。
もう何年も前ですがBOSSのデカフェブラックが出ていたことがあり、箱買いしてそのまま飲んだりミルクで割ったりして楽しんでいました。2箱買ってさあしばらく持つぞと思った直後に販売終了になり、貴重なストックを大切に飲もう…と思っていたら賞味期限が切れ、供給のはかなさに泣きました。
在庫終盤、自分が希少資源と考えるあまり賞味期限切れなのを忘れ、人にちょっとしたお礼にあげてしまったこともありました。僕も普通に飲んでいたので傷んではなかったと思いますが、そのときはごめん。
江ノ島茂道
中学生の頃、塾の宿題に学校の勉強にと寝る暇を惜しんで宿題をこなしていたときがありました。
午前0時になっても宿題が終わらず、「眠いけど寝れない!」とわらにもすがる思いで飲んだが、台所にあったインスタントコーヒーでした。ネスカフェゴールドブレンドです。
深夜にインスタントコーヒーを適量より多めに入れて、ポットからお湯を入れて、飲む。おいしいのかまずいのかわからないけど、なんだか大人になった気分になったものです。
でも、眠いときに飲んでも眠気は覚めず、むしろ体が温まって眠くなるので、10分だけ寝ようと思い、タイマーをかけて寝たら、朝まで寝てしまって頭を抱えてしまったことが何度もあります。いい思い出です。
最後にカフェイン効きすぎマンとカフェイン効かなすぎマンが登場。コーヒー文化の豊かさとともに人間の体質の幅広さも実感できました。
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