特集 2021年12月16日

あのビスケットこと「ロータス ビスコフ」に塗る版があった

「ロータス ビスコフ」、ベルギーの大老舗が味を変えずに脈々と販売し続けるビスケットである。

大っ好き、常備している、という方ももちろん多かろう。が、なんか見たことはある、いつだったかよくわからないが食べて独特の味だった気がする、フィルムの開けづらさだけは覚えてる。そんなイメージのぼんやりしたビスケットだとも思うのだ。

で、その「ロータス ビスコフ」の塗る版を見つけた。

1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー)

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> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

あらためて、ロータス ビスコフ、これです

わしゃそげなもの知らんぞな、という方もきっといらっしゃいますよね。ロータスビスコフ、一旦ご紹介しましょう。

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手のひらサイズのビスケット、フィルムにみちみちに詰まっているのが特徴
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日本のお菓子とはちょっとだけ違う、カラメルとシナモンの、フックを感じる味

公式に「程よいカラメル風味の甘さ、ほのかなシナモンの香り」と紹介されていて、食べればまさにそのとおりの味がする。

いまではコンビニでも見かけることがあるが、10年くらい前までは輸入食材店や高級スーパーでよく売られていた。それだけに、ちょっと良い品のイメージがある。

包装の違いで6種類も展開

基本的に「ロータスビスコフ」シリーズは、冬季限定のチョコレートが塗られたバージョンを除くと完全にこのビスケット1種類である。1本勝負のパターンだ。

ただし、パッケージに日本国内で6種類も展開があるのだ。

・1枚ずつ個包装の50枚入
・1枚ずつ個包装の25枚入
・34枚が個包装にならずそのまま入っているやつ
・2枚ずつの個包装が8パックの16枚入
・2枚ずつの個包装が6パックの12枚入
・2枚入

そんな刻むことある?

要る?

いや、要るから、リクエストがあるから開発されたのだろう。

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今回買ったのは2枚ずつの個包装が8パックの16枚入

それだけ、さまざまなシーンに求められている、ニーズ異常な大人気ビスケットなのだ。

ビスケットの、塗る版とは

さてさて、今日ご紹介したいそのロータス ビスコフの塗る版だが、近所の輸入食材店ではじめて見つけた。

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じゃん!

ビスケットと一緒にではなく、はちみつやジャムが置いてある棚に静かにあり、最初ピーナッツクリームかと思った。

ビスケットがざくざくクランチ状になったスプレッドらしい(あとで知ったが、スムースタイプとしてざくざくしない、単純にロータスビスコフの味をスプレッド化したものもあった)。

用途としては、パッケージにもあるとおり、パンに塗るというのが基本のようだ。

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見本

なぜビスケットをパンに……?

と思うが、前述のとおり異様なパッケージ展開がされるほどの人気商品である。ビスケット、というより、その味に需要があるのだろう。

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開けてもまだピーナッツバターっぽい

瓶からスプーンですくうときにゴリゴリ音がする。ビスケットをこそげている感覚があって、ちょっとこれまでになかったスプーンの感触。

食べてみて笑った。めちゃめちゃゴリゴリ言うんだ。パンを食べているのに食感がボリボリ、である。

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わはは、おもしろ食感!

味はそりゃそうなんだけど、ロータスビスコフのあの独特の味わい。パンとめちゃくちゃに合う。なんだこりゃ。

クラッカーにも塗ってみたところ、クラッカー自体がボリボリするため食感のおもしろさはなくなり、真面目にロータスビスコフが塗ってある喜びを感じることができた。

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あのビスケットが塗ってあるな……という意外性がそのまま味わえる
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「うーん、八ツ橋! 八ツ橋でしょう!」

独特の味わいがそのままに、ほぼ形態が変わっただけというのはすごくおもしろい。

この興奮を分かちたく、サイト編集部に持ち込んで編集部の安藤さん、橋田さん、それから撮影で来社していたライターのまいしろさんにも、クラッカーに塗ったものを食べてもらった。

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渡したとたん一斉にかいだ3人(左から:橋田さん、安藤さん、まいしろさん)

せっかくなので(?)何のスプレッドかは伏せて渡してみた。「あのビスケットか!」という体験をぜひしてもらいたい。

塗ってあるの、あるものをスプレッド化したものなんですが……なんだかわかりますか?

橋田
ニッキとか、シナモンみたいな味がするね。

安藤
うん、シナモンだね。

まいしろ
黒糖? いや、黒糖じゃないのか。

橋田
分かりました! 八ツ橋でしょう!

安藤
あ~~! それだ。

まいしろ
なるほど!

いやいや! ちょっと待って! 違うのに、3人が「これは八ツ橋」という気持ちをひとつにしてしまい慌てて正解を発表する。

古賀
八ツ橋じゃないんです、これ! これなんですよ!

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これ!
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これです!

橋田・まいしろ
あ~~~~~~~っ!

安藤
あるある! これ! ある! 名前知らんけど、ある!  あのさ、開けにくいやつでしょう! 開けにくいお菓子。

まいしろ
シナモン味の!

橋田
確かに味したわ、これの味、したわ。

安藤
うん。確かにこれの味した。

橋田
えっ、でもこれがペーストになったの? そんなことある?

まいしろ
どうしてペーストに? クッキーみたいなやつですよね? なんで炭水化物を炭水化物に塗る……?

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なんで……?

存在を疑問視する質問が飛んできた。

ここであらためて、パッケージ展開の豊富さなど、どれだけ市場にこのビスケットが求められているかを説明し理解を求めたところ、急に安藤さんが腑に落ちた。

安藤
つまり、俺たちにとって「ばかうけ」がペーストになったと、そういうことかな。

橋田
なるほど……。

まいしろ
ばかうけのペーストなら……絶対欲しいですね。

よくわからないのだが、「ばかうけ」なら仕方がない、という話になり場はおさまったのだった。

ちなみにスプレッドは自宅に持ち帰り、残りを日々、パンに塗って食べたところ、完全にハマった。

なぜビスケットをパンに塗っているのだ? という謎込みで、うまいし面白いです。

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