特集 2025年3月4日

京都市伏見区のだいすきスポット大紹介

京セラの本社ビルがでかい

気軽なおもしろ話がしたいのに京都という土地がそうさせてくれない。どうしても歴史と地理と文化が絡みついてくる。こりゃ困った。

ここからはその流れに抗おう。京セラの本社ビルがでかくてかっこいいんですよ。周囲にここまでの建物がないからなおさら。

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伏見桃山城くらいある

京セラ創業者の稲盛和夫氏が住んでいた家も伏見区内にあって、そこもデカいです。

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ナニコレ珍百景に出たアパート

そういえば10年以上前にナニコレ珍百景に出たアパートが区内にあって、放送直後は地元が湧いた。名前が変わっているという一発ネタ系で。

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「エスパー平戸」

エスパー平戸の件は以上です。

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アルゼンチンアリの駆除を頑張っている

伏見区内のある地域を歩いていると、緑色で半透明のプラスチック片を見かけることがある。

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大抵は粉々になっている
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これも壊れている

学生のころ、正体が気になって区役所に話を聞きに行った。

職員によるとアルゼンチンアリの駆除剤とのことだった。それから10年以上経っても駆除剤が置いてあり、同じように壊れているさまに激しく懐かしさを感じる。チャリで駆けた高校までの道のりを思い出す。

高校時代の思い出がなさすぎてバキバキになったアルゼンチンアリの駆除剤が上位に割り込んでくる話でした。

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覆いなしで越冬するソテツがある

御香宮神社というお宮の境内にソテツの木がある。京都の天然記念物に指定されているものだ。

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ソテツは南方系の植物

自生のソテツは宮崎・鹿児島が北限なのだが、この神社のソテツは覆いを被せなくとも京都の寒い冬を自力で乗り越えるらしい。凄さがいぶし銀すぎる。何度もお参りしている神社なのに初めて知った。

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宮崎の暖かいところにはいくらでも生えてるんですけどね
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高架下のラーメン屋では「全部左」の呪文を唱えるといい

とある高架下に地元で有名なラーメン大中という店がある。

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最高の店構え

ここは何を頼んでも美味しいのだけど、麺の茹で加減やスープの味の濃さをカスタマイズできるのがいい。

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無料でキムチや温玉を付けられる

カスタマイズをどうするか店員さんに聞かれたとき、学生の間では「全部左」と宣言するのが鉄板だった。全部左とは「麺硬め・スープ元味・味濃いめ・もやし多め・ネギ多め・温玉あり・キムチあり」を大雑把に注文できる呪文方法である。

全部左オーダーの通りの良さは伏見区の見どころと言って差し支えないだろう。メニュー表にある注文方法ではないが、店員さんには「全部左ですねー」と当たり前のように通る。気持ちいい。

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バラ肉、全部左!

以上、京都市伏見区の見どころをお届けしましたが、出身が向島なので向島・桃山近辺に激しく偏りました。この記事の偏りのせいで京都の重心が変わってたらすみません。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
ライターが地元を紹介する記事シリーズ第3弾です(箕面経堂)。
歴史のない城、覆いなしで越冬するソテツ、「全部左」の呪文、まさにそういうのが知りたかったというローカル情報です。
窪田さんに限らず、地元紹介シリーズは地元に対する愛憎が入り交じるのでただのガイド以上の饒舌さがあります。(林)

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