経堂はこのあたり
小田急線で新宿から11駅目、急行だと11分、各駅だと17分。
朝夕のラッシュ時は急行が停まらない急行停車駅という詭弁めいた設定だったが、数年前からいつでも急行が停まるようになった。
環七と環八のあいだ、私鉄沿線の典型的な住宅街である。
そんな町の個人的に愉快な場所を紹介しよう。
頭上注意が高すぎる
小田急の高架下に一部が出っ張っている場所があり、黄色と黒のトラ模様のテープと「頭上に注意」の文字が貼ってある。
とはいえ、約2.5mほどある。
車むけ?と思ったがここは歩道だ。経堂にはここに頭をぶつけるほどの巨人がいるのかもしれない。ビッグフットの存在を匂わせる頭上注意だ。
駅前の自動販売機が沖縄
駅の北側にある自動販売機にルートビアがある。
沖縄県うるま市にある会社の自動販売機だった。経堂でさんぴん茶を買おうとしたらここしかない。
道が難しい
経堂は道が難しいと言われている。特に駅の南側は歩いていて思ったところに出ない。その理由は道がちょっとずつカーブしているからだ。
駅から南に商店街(農大通り)があり、その突き当たりで大きな道(城山通り)にぶつかる。よくある作りの町だ。
だが、実際には商店街から西に曲がった道が全部曲がっている。
商店街から脇道を通ろうとすると、徐々に北に曲がっていていつのまにか線路にぶつかる。いつまでたってもライフに行けないのだ。
もちろん実際には脇道からうまいこと曲がればライフにつくが、経堂名物の角が90度じゃない交差点をクリアしないといけない。
タクシーの運転手に聞いても経堂は嫌だ、ということで意見は一致している。経堂専門にやってます、という猛者もいる。
オレンジにしたあたりが難しいところ。東(右)にはかっちり区画整理された場所もある。グリーンのところ。
道が難しいのでまっすぐな道だと歌いはじめる
ぐねぐねした道ばかりではなく、区画整理されたエリアもある。
それらの地域の道はまっすぐで夜などは人があまり通っていないため、歌いながら自転車に乗っている人が多い。機嫌が良くなってしまうのだろう。
ただ、シャンソンをうたってるおじさんにはよく会う。沢田研二の「勝手にしやがれ」をドップラー効果出しながら走り抜けた人もいた。