特集 2023年10月14日

グレーのスウェットやパーカーばかり買ってしまう! 安いチャンピオン「安ピョン」がいい

グレーという色がある。黒でもなければ、白でもない。その中間の色だ。日本語では灰色になると思う。どう考えても派手な色ではない。地味な色にカテゴライズされるはずだ。

そんなグレーのスウェットやパーカーばかりを買ってしまう。グレーはもう持っているのに買ってしまうのだ。特に意識せずに買っていたらかなりの数になってしまったので、今回はそれを紹介したいと思う。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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グレーを好む

洋服屋に行くと実に様々な色のスウェットやパーカーが売られている。派手な色もあれば、地味な色もある。自分の好きな色を買えばいい。私はオレンジ色が好きなので、オレンジ色のスウェットやパーカーを買えばいいということになる。 

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でも、グレーを買ってしまうんです!

自分でも上手く説明することができない。オレンジ色が好きなのに、買うスウェットやパーカーはもれなくグレーなのだ。白でもなければ黒でもない。白黒つけない感じが好きなのかもしれない。 

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家はグレーだらけですよ!

グレーのスウェットを持っている。グレーのパーカーを持っている。さらに違うスウェットかパーカーを買うとすれば、別の色を買えばいいのに、やっぱり買うのはグレーなのだ。白も黒も右も左も上も下もない、中間であるグレーに惹かれるのかもしれない。

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とにかくグレーなのです!

人気ブランドのサイトを見ていても、グレーのLサイズとMサイズが一番先に売り切れになるように感じる。私だけではなく多くの人がグレーを好むのだろう。みんな白黒つけたくないのだ、きっと。

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グレー最高!

グレーを紹介する

自宅にグレーのスウェットとパーカーばかりがある。そんなグレーコレクションを紹介したいと思う。紹介すると言っても私はオシャレではないので、着心地だけで選んだグレーだ。別に何色でも着心地は変わらないのにグレーばかりなのだ。 

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グレーのスウェット(その1)
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裏がボアなんです!

「しまむら」で買った裏地がボアのグレーのスウェット。確か1000円もしなかったと記憶している。着心地がよくて冬場によく着ている。ボアのおかげで包まれている感があるのだ。もう2、3枚買えばよかった、グレーを。

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グレーのスウェット(その2)
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裏毛です!

こちらもグレーのスウェットだ。10YCというメーカーのもので着心地がとにかくよいので、お気に入りの一枚だ。着心地のよさは綿100%にあるのではないかと思っている。私は綿100%が盲信的に好きだ。

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グレーのスウェット(その3)
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綿100%です!

先のスウェット(その2)と何が違うの? と思うかもしれない。同じメーカー、同じ裏毛、同じく綿100%だ。違いは丈が若干長いだけだ。だったら違う色を買えばいいじゃん、と思うかもしれない。でも、グレーを買ってしまうのだ。グレーの魔力なのだ。自分でも怖いくらいにグレーを買ってしまう。

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グレーのスウェット(その4)

無印良品で買ったグレーのスウェット。綿100%ではないけれど、ゆったりと着ることができそうなので特に何も考えずに買った。実際に着心地は素晴らしく、よく着ていたのだけれど、さらにもう一枚買おうと無印良品に行ったら、寝巻きとして売られていた。これパジャマなのだ。めちゃくちゃ外で着ていた。 

安心の無印良品。安心のグレー。

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ちなみに持っているパーカーもグレーばかりです!

安いチャンピオン「安ピョン」

最近でもないけれど、チャンピオンのスウェットやパーカーが人気になっている。主に古着で古着屋やフリマアプリを見ると分けるけれど、驚くほどの値段になっている。カレッジロゴなどが載っている古いものが人気のようだ。 

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私もチャンピオン好きです!

チャンピオンには、赤タグ、青タグ、トリコタグ、ランタグ、単色タグ、刺繍タグなどいろいろある。タグや作られた場所などで価値が変わるようだ。ただ私はそんなのは全く興味がなくて、着心地などで選んでいる。するとかなり安いチャンピオンもあるのだ。

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これは現行品でロゴがあるのみ

このロゴもポイントで、ロゴが胸にあるものを「目あり」などと言うそうだ。ないものは「目なし」と言うらしい。私は基本的に無地が好きなので、目なしが好きだ。別に小さいから目ありでもいいのだけれど。

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着心地もいいですよ!

ここからがポイントでして、上記のグレーのスウェットは普通なんです。私の好むチャンピオンのグレーのスウェットやパーカーではない。好きなのは「リバースウィーブ」というやつなのだ。両脇の部分にリブが入っているものをそう呼ぶ。体に馴染む感じがして大好きなのだ。

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グレーのスウェット(安ピョン1)
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脇にリブが入っています!(これがリバースウィーブです)

古着なら1000円から3000円くらいで買える。今のチャンピオンの高騰とは無縁のただの古着のチャンピオンも多々あるのだ。私は「安ピョン」と呼んでいる。私が愛してやまない綿100%のものも多く出回っている。

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綿100%です!

私の感覚なのだけれど、フリマアプリでは「リバースウィーブ」と検索するより、「リバースウェーブ」と検索した方がより「安ピョン」に出会える気がする。結局買うのはグレーだけど。どんだけ白黒つけたくないのか、と思う。

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グレーのスウェット(安ピョン2)
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綿100%、リバースウィーブ!

このグレーのスウェットは先のスウェット(安ピョン1)の何が違うの? と思うかもしれない。チャンピオンで目なしで、綿100%で、リバースウィーブ。一緒ではないかと思うかもしれない。

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一緒です!

同じものなのだ。二枚持っている。いよいよグレー以外を買えよ、と思うかもしれない。私もそう思ってはいるのだけれど、グレーを買ってしまうのだ。グレーが好きなのだ。説明できないレベルで好きなのだ、グレーが。

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グレーのパーカー(安ピョン3)
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綿100%でリバースウィーブ

リバースウィーブにはもちろんパーカーもある。もっと言えばグレー以外の色もたくさんあるのだけれど、結局はパーカーもグレーを買ってしまうわけだ。上記のパーカーも素晴らしく体に馴染み私は好きだ。

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グレーのパーカー(安ピョン4)
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綿100%でリバースウィーブ

こちらも綿100%のリバースウィーブのグレーのパーカーだ。先のパーカー(安ピョン3)との違いはなに? と思うかもしれない。こちらは一緒ではない。目ありなのだ。先のものは目なしだった。ただ私はそんなことはどうでもよくて、綿100%でリバースウィーブでグレーだから買った。

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グレーのスウェット(安ピョン5)
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こちらはちょいポリ!

素材の違いがあったとて、全てはグレーである。ただこれは違う。よく見るとわかるのだけれど、ポケットがあるのだ。スウェットにポケットはあまり見かけない気がする。買った理由はポケットではなく、グレーだからだけど。

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ポケットがあるのです!

詳しい人に聞けば、価値がないと言うかもしれない。だって高騰とは無縁の「安ピョン」だから。ただの古着だ。しかし私はファッションに疎いので着心地などで選んでいる。もっともグレー以外を買えよ、という意見はその通りと思うけれど、結局グレーを買ってしまうのだ。グレーゾーンの人間かもしれない。

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グレーが好き!!!
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ベージュもあるな

グレーばかりを買っている。家にあるスウェットとパーカーはほぼグレーなのだ。9割グレー。自分の洋服棚を見る度に天気なら曇りだな、と思ってしまう。ただ次点は何色だろと思うとどうやらベージュらしい。

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ちょっとシワシワだけどベージュ
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シワシワだけどベージュ
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やはりシワシワだけどベージュ!

ベージュである。白でも黄でも黒でも赤でもない。その色を全部混ぜた色である「ベージュ」なのだ。とにかくハッキリしたくない性格のようだ。あと私の家にあるベージュの服は全てシワがあった。なんでだろう。

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とりあえずグレーを着ようぜ!
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グレーと着心地

答えは出ないけれど、グレーばかりを買ってしまう。しかも同じデザインのものまで買ってしまうのだから自分でも驚く。今回紹介した以外にもグレーのスウェットやパーカーを持っている。たぶんグレーに愛されているか、グレーの呪縛に囚われているのだと思う。ちなみにTシャツは白が好きで、アウターはカーキを着がちです。

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グレーの風に吹かれている瞬間!

 


本を書きました!

地域デザインの本を書きました。地域にもデザインという考え方があります。地域を探検して、発見したものから、その地域がどのようになるといいのかなどを考え、行動に移すことで地域の未来は変わっていきます。それを地域デザインと呼びます。

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探検! 発見! わたしたちの地域デザイン(東京農業大学出版会)

私は10年ほど地域デザインのフィールドワークに携わっています。いい先生方に恵まれ、今回も声をかけていただき一緒に書かせていただきました。小学生向けの本ですが、大人が読んでも面白いと思います。答えが書いてあるのではなく、好奇心をくすぐる一冊です。ぜひ読んでみてください!

 
わたしたちの地域デザイン
わたしたちの地域デザイン
 
町田怜子、地主恵亮、矢野加奈子、竹内将俊、茂木もも子、鈴木康平(著)

おもわず買いたくなる商品紹介記事をまとめたページを作りました。
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