オフィスの妖怪
今回の撮影は、サイトの編集部がある東急メディア・コミュニケーションズ株式会社で行なった。
片っ端から社内のイスの寝心地を確かめていて、害は無いけどなんとなく気味の悪い妖怪のようだった。
大定番が整理できたところで、あと3つ試したい寝方がある。
まずはイスと壁を使う方法。
膝を抱えて座面に両足を乗せてうずくまった姿勢で、その席の脇に隣接していたパーテーションに頭をもたれかけて寝る。
(放送局・Sさん)
イスを並べていた時は寝る面が安定しなくて苦労したが、壁はどうしたって安定している。心地いい。
ただ悲壮感が出すぎている。「新入社員が見たら辞めるな…」と住さんが言った。
部屋の四隅に行って、壁にもたれて寝る、みたいなのもありました。なんか、電車とか飛行機で窓際の席をとって、窓に持たれて寝るイメージですね
(広告代理店・Mさん)
男性でよくあったのが、椅子を逆向きに座って(背もたれにお腹を向け、足を開いてまたがる)背もたれに腕おいて前向きで寝る人。
(広告代理店・Mさん)
今回のイスは机に突っ伏すのとそこまで姿勢が変わらなかったが、ちょうどいい大きさのイスがあれば最高だろうな、というのは分かった。
場所を取らないし、イス1つで寝られる、という点が素晴らしい。
広告会社って案外グッズとか書類の収納とかで段ボールに事欠かないので、段ボール敷いている人もそこそこいました。床に寝るときは、机の下に頭を入れておくと暗くて寝やすいとか……
(広告代理店・Mさん)
床は硬いが寝られなくはない。そして机がアイマスクの役割を果たしてくれてすごく落ち着く。
「オフィスの床」という、あまり経験しない視点になるので、気持ちを落ち着けるのに一工夫必要なのかもしれない。
以上である。たくさん試して、自分に合った寝方が見つかったと思う。
ずっと知りたかったことが分かってスッキリした。
最後に、ゲーム会社の方のコメントを紹介して終わります。
アゴで体を支えコントローラーを離さなかったのと、腹で体を支えてコントローラーを離さなかった記憶しかございません。
寝心地はよくないかもですがゲームしながらの寝落ち.. 入眠は最高です。
(ゲームプロデューサー 鈴木08さん)
そもそも快適に眠りたいなんて願望が見当違いだったのかもしれない。こういう人が会社のイスで寝るのだ。
今回の撮影は、サイトの編集部がある東急メディア・コミュニケーションズ株式会社で行なった。
片っ端から社内のイスの寝心地を確かめていて、害は無いけどなんとなく気味の悪い妖怪のようだった。
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