日本語盤でもある
別バージョンを見ていて気になったことがある。
ヤマザキ)ホワイトデニッシュショコラ
↓
セブンイレブン)白いデニッシュチョコ
ヤマザキ)ビッグデニッシュドーナツ
↓
ローソン)大きなデニッシュドーナツ
コンビニバージョンは商品名が日本語になっていることがあるのだ。
マイケル・ジャクソンの"Beat it"が「今夜はビート・イット」になったようなものと思えばいいだろう。日本語盤である。最終的には日本語盤もすべて集めるのがマニア道である。
コンビニ各社がオリジナルのパンを出している。
でもそれらは山崎製パン製であることも多いし、すでにあるヤマザキパンをアレンジしたパンだったりもする。
言ってみればヤマザキパンの別バージョンだ。
どう変化しているのか並べてみよう。
ヒップホップでサンプリングされている曲を見つけて「ここのフレーズ、あれじゃん!」などとマニアが言ったりする。あのスノッブな遊びがパンでもできる。
たとえばこのコッペパン。上はローソンのコッペパンで、下がヤマザキだ。ローソンのコッペパンは山崎製パン製である。
4行前で「スノッブな遊び」と書いてみたが、全くスノビズムを感じなくてびっくりしている。
こうなると全てのバージョンを全部集めたくなる。どんな領域でもコレクター魂が発動してしまう。
コンビニ独自のパンと言ってもだいたい山崎製パンだ。この世はでっかいデイリーヤマザキである。
買ってきた4種のコッペパンを並べてみる。
セブンイレブンはガーデンベーカリーという専用の製パン会社で作っているパンが多く、コッペパンもガーデンベーカリー社製であった。だから入れてない。
コッペパン比べがしたいのではなく、あくまで元ネタと別バージョンを知りたいのだ。
並べた写真からも分かるように、大きさだけではなく、表面のツヤもかなり違う。いただいてみようじゃないか。
4つ食べてみて、美味しかったのはファミリーマートだった。好みは人それぞれですね~なんてぼかす必要もなく、はっきりしていた。
オリジナルへのリスペクトはあるんだけど、やっぱりファミリーマートのアレンジが一番好きかな。マニアの狭い会話みたいだけどコッペパンの話なんで勘弁して欲しい。
ヤマザキの薄皮シリーズの数が減ったことが話題になっていた。だが、この小さいパンもコンビニ・スーパーに別バージョンがあった。コンプリートしておかなければなるまい。
数だけではなく、実際の味はどうなっているだろう。クリームパンの海にダイブしてみよう。
元ネタがいちばん攻めたパンなのだ。そこからノーマライズされたのがコンビニ・スーパー各社のクリームパン、という理解でいいだろう。
元ネタに比べてアレンジバージョンがとっつきやすくなっている。そういえば昔の10分ぐらいあるプログレの曲って、後ろの方に2分ぐらいのラジオエディットってのがありましたね。
レコード屋気分でコンビニパンをdigってると、気になるパンがあった。
ファミリーマートにあったこのパン、ヤマザキのミニスナックゴールドを横長にしたものではないだろうか。
あの名盤、ミニスナックゴールドの別バージョンに違いない。
ヤマザキのサイトによるとミニスナックゴールドは手で巻いているらしいので、巻かずに横に往復したバージョンを作ることも可能だろう。なるほどね。
そしてミニストップでこれを見つけたときは声が出そうになった。
ファミリーマートほど細長くはないパターンだった。行って帰って行って終わってる。1.5往復。
知らないブートレグを見つけたような気分だ。誰かに言いたい!
ミニスナックゴールドには白い部分だけではなく、全体にうっすら砂糖でコーティングされている。だが、ミニストップ・ファミリーマートはそれがなく、手がベタベタしないで食べやすかった。細長いのも食べやすい。
やっぱりこれもハードコアなヤマザキパンを食べやすくアレンジした方向だ。ヤマザキパンはオリジンとしてのレジェンド感を醸し出している。鳥羽一郎じみてきた。
僕のフェイバリットとも言えるホワイトデニッシュショコラもアレンジバージョンが展開されていた。
これのアレンジバージョンは全て小型化、3個入り化の方向だった。
しかもだ、珍しくセブンイレブンにも別バージョンがあるのだ。王者セブンイレブンも手を出すほどの名作ということだろう。ちなみにヤマザキ自身も小さいサイズをリリースしている。
集められた全てのバージョンはこちら
図にするとこうなる。
ホワイトデニッシュショコラは美味しいけど、ちょっと多い。そのあたりのニーズをすくったコンビニアレンジはさすがである。
ヤマザキも小分けのミニバージョンを出しているが、セブンイレブンのミニバージョンはチョコレートが多くて全編サビみたいなアレンジになっている。セブンイレブンは「甘い=おいしい」というヤマザキの思想を受け継いでいる。
ヤマザキパンは多品種でどこに行ってもはじめて見るパンがある。さらにそんな無限に横展開するヤマザキパンひとつひとつがコンビニで別バージョンで縦に展開されているのだから3Dである。宇宙だ。
だとしたらかなり思い切ったアレンジをしてきたし、ラップパンに手を付けたか!という驚きもある。
こういう会話をずっとしていたい。
別バージョンを見ていて気になったことがある。
ヤマザキ)ホワイトデニッシュショコラ
↓
セブンイレブン)白いデニッシュチョコ
ヤマザキ)ビッグデニッシュドーナツ
↓
ローソン)大きなデニッシュドーナツ
コンビニバージョンは商品名が日本語になっていることがあるのだ。
マイケル・ジャクソンの"Beat it"が「今夜はビート・イット」になったようなものと思えばいいだろう。日本語盤である。最終的には日本語盤もすべて集めるのがマニア道である。
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