カニまつりとエビまつりが一緒になった祭り
さてこのカニとエビが一挙に味わえるありがたいお祭りだが、去年は「新湊白えびまつり」と「新湊カニかに海鮮まつり」と、日を分けて開催されていたらしい。
しかし今年からは両祭りが合併して、「新湊カニかに海鮮白えびまつり」として、めでたく開催となったらしい。
「三菱東京UFJ銀行」とか「タカラトミー」みたいな足しっぱなしのネーミングだが、海産物の名前が続くと、「シャケイクラ丼」とか「トロウニイクラ三貫盛り」みたいに、モリモリしている感じがして響きがいい。なんだかお腹が空いてくる。
遠方から訪れる身としては、ありがたい限りの合併である。
カニが五杯500円から売っている祭り
会場での一番人気は、やっぱり漁協の直売所。大量のカニがお祭り価格で売りさばかれていた。
大きなカニはそこそこの値段(といってもかなり安いらしいがカニの相場がよくわからない)だが、小さなカニは五杯500円からと、カニカマよりも安い値段で売られていた。
しかも実家へ送ろうと最安値のカニを買ったら、ただでさえ安いのにさらに一杯おまけしてくれた。ええと、カニが一杯84円以下だ。送料の方が高いカニ。
ちなみにここで売っているカニの種類は、高級なズワイガニではなくて、ぐっと庶民的なベニズワイガニのみ。この祭りは10月25日なのだが、ズワイガニ漁の解禁は11月6日と、まだ先なのである。
だったらその日以降にお祭りをやればいいのではとちょっと思ったが、せっかくなのでお買い得なベニズワイガニをお腹一杯楽しみたいと思う。ベニってなんか色っぽいし。
まだお祭りは始まったばかりなのだが、地元っぽい人たちは何よりも先にカニを大量購入していた。
「ずいぶん買いますね」と聞いてみたら、やはり地元民から見ても今日の値段はお得なのだそうで、毎年この日は早くきて、カニをたくさん買って、帰って家族や仲間とカニパーティーをするのだそうだ。
なんだかうらやましい。富山に引っ越したくなった。