特集 2023年7月14日

買った袋麺をその場で作って食べていい「ラーメンコンビニ」スタイルの店が鶴橋にあった

24時間営業で無人の「ラーメンコンビニ」というものが韓国で流行っているらしい。その「ラーメンコンビニ」では、客が好きなインスタントラーメンを購入し、自分で調理して店内で食べていけるのだという。そしてそのスタイルを取り入れた店が日本の大阪の鶴橋にあると聞いた。どんなものか、食べに行ってみた。

大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー)

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大阪の鶴橋で味わう「ラーメンコンビニ」スタイル

大阪の鶴橋には日本最大級のコリアタウンがある。かつて「猪飼野」と呼ばれていた鶴橋では、朝鮮半島から日本へ渡ってきた人たちが、古くは4世紀頃から暮らしていたという。その後も鶴橋は韓国にルーツを持つ人々が多く移り住む土地となり、韓国の文化が日本の文化と混ざり合いながら深く根付いてきた。

鶴橋は、韓国の焼肉文化がいち早く広まったために、今では焼肉の聖地と呼ばれるエリアにもなっているし、東京の新大久保のように、K-POPをはじめとした韓国のエンターテインメントに手軽に触れることのできる場にもなっている。

そんな鶴橋だから、韓国での流行が他の町より早く入ってきたりする。今回訪ねたのも、韓国に増えつつあるという「ラーメンコンビニ」と同様のスタイルを取り入れたお店である。

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これがその店「トントン2」である

入店すると左手の棚にずらっと韓国の袋麵が並んでいる。

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品揃えは現在30種類ほどだとか。

私は韓国の袋麺がそもそも好きなので、食べたことがある商品もある(最近ではスーパーでも普通に韓国の袋麵を見かけますもんね)し、見たこともないものもある。

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胸が高鳴る棚だな

どうやらここから好きなものを選び、買い、自分で作って食べていいようである。迷った末、「人気No.1」と書いてあるのにした。こういう時は平気で数の論理に従うのが私だ。

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一番人気らしい「コッコ麵」
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これを食べてみたいと思います
いったん広告です

専用マシーンで簡単に作れました

本場韓国の「ラーメンコンビニ」の多くは無人らしいが、この「トントン2」には店員さんがいる。そしてお客一人一人に作り方を説明してくれる。

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お店の方に調理法を教えていただいた

まず、買った袋麺を調理するためのマシーンがこれだ!

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袋麵を手軽に調理するための専用マシーン
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アルミ製の四角い鍋を渡されるので、そこに袋麺の中身をあける
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ぴったりハマってなんか気持ちいいです

スープやかやくも入れてマシーンのボタンを押せばちょうどいい量の水が注がれる仕組み。IH式にアルミ鍋の底が高熱になり、すぐにグツグツ沸騰してきます。

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あとは待てばいいだけ

で、その間に、私は店内にある冷蔵ケースの前へ。ここにはいくつかのトッピングメニューが用意されており、好きな物を選ぶことができるのだ。

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袋麵に入れられるトッピングがいくつか用意されている。
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こんな品揃えです

お店の方におすすめしてもらい、「ネギ」と「おでん」をチョイス。ここでいう「おでん」は「韓国おでん」と呼ばれるもので、鶴橋では食べ歩きように串に刺さったものをよく見かける。「オムク」という平たいさつま揚げのような、魚介のすり身で、これを袋麺に入れると出汁が出てより美味しくなるのだとか。

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これが「おでん」です。結構たくさん入って50円
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それを加えて少し加熱したらできあがり!
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「コッコ麺」の「ネギ」「おでん」トッピングが完成しました。

ちなみに店内で袋麺を食べていく場合、どれを選んでも一つ370円だそうで、トッピング2品が50円ずつだから、これで合計470円。

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うむ……
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うまし!

私は韓国の袋麺の麺の食感が特に好き。モチモチと弾力があるちょっと太麺タイプのものが多い印象。この「コッコ麺」の麺もまさにそんな感じでした。

冷蔵ケースの中ではドリンク類も販売されていた。私はこんな梨のジュースを買ってみたけど美味しかった。

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チャミスルも売られていたな

⏩ 次ページ、お店の方にお話を聞きました!

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