特集 2021年12月26日

ホッケはペンケースに似ている(デジタルリマスター)

ホッケを食べながら、その体の開きっぷりを眺め、ふと思った。

「ペンケースに似てるな」と。

思ってしまったからには、作ってみましょう。ホッケペンケース。ホッケース。

2010年4月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

前の記事:サーモグラフィ・セーターで暖かくみえるか(デジタルリマスター)

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まず撮影のために買いましょう

さあ記事だ、取材だ、参考資料だ。今晩のおかずも兼ねて、ほっけを買ってきた。おかずに悩む手間が省けた。

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マホッケ398円。
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そういえば、あまり裏返して見ることってない。けっこう生々しい。

 

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グリルでこんがり焼いて、いただきまー……

食べるな。その前に撮影するのだ。表と裏、両方を真上から撮影して…よし!

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ワン!いただきます。
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食べた思い出をなぞるように写真を加工。
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アイロンプリントは頼りになる

さて、「どこがペンケースに似てるんだ」とお怒りの諸兄におかれましては、もう少々お待ちいただきたい。ホッケを、酒肴から手芸に転換する作業である。

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布みたいな風合いのアイロンプリントがあって、なかなかよい感じに印刷できた。
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正中線で折って、はみ出した部分を切って左右対称に。
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帆布そして、ホッケ色の邪魔をしない色のファスナーを購入。
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アイロンで、帆布にホッケをしっかり圧着。
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ど根性ホッケ。

ホッケの鮮明な写真が、ナチュラルな布の風合いにマッチしているような、でもよく見ると全然合わないような、妙な雰囲気だ。多少の不安も感じるが、次に進みたい。

 

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お子さんにも作ってあげてください

さて、「どこがペンケースに似てるんだ」とお怒りの諸兄、お待たせしました。ペンケースへの加工作業に入ります。
表と裏を、まず正中線で縫い合わせ、綿を入れたら端も縫って、しっぽとファスナーを付ける。まあ、それだけだ。

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肉厚感を出すために綿を入れるが、あまり意味はない。
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縫うためにマチ針を打ったら、串を打って焼いてるみたいな姿に。
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ファスナーを曲線に取り付けるのはけっこう憂鬱な作業だ。

「まあ、それだけだ」なんてサラッと言ってみたものの、慣れないファスナー取り付けで頭がパンパンに。
しかし縫い終わって、ふと全体を見直してみたら、ちょっとびっくりした。

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ホッケペンケースだ!開かないとよくわかんないけど。
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こうやって大きく開口するペンケース、あるだろう。アレをイメージしたのです。
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この位置からがかなりペンケースっぽい。
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でも、開くとこんなだ。

どうせなら、舞台装置もちょっと整えて、「酒肴文具セット」としたい。

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皿に盛ってみた。
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大根おろしをイメージした、練り消し。
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割り箸ボールペン。箸にドリルで穴を開けた。

 


人前で開くのにちょっと勇気は要るかもしれないが、堂々と会議などに持って行けば「お、君もホッケ派かー」と上司からワケのわからないシンパシーを抱かれて昇進!ってことになるかもよ。

 

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