ブーストするお菓子
山芳製菓のポテトチップ、わさビーフだ。
ワサビ味のポテトチップの先駆けである。
ワサビ味のスナックはそのあともそれほど登場していないのでずっと先駆けという気もする。
パッケージにもある通りsince1987。僕が高校生のころ、なんとなく食べ始めた。
そしてわさビーフの山芳製菓は板橋区のときわ台にある。僕の実家の最寄り駅は上板橋(ときわ台の隣)だったので、池袋に向かう東武東上線からわさビーフの看板を見ていた。
原風景
高校生のときの鬱屈した気持ちがわさビーフの看板、そして味とセットになっている。
そして20代なかばでホームページを作り始めた。いまの若者はお茶世代だが、僕らテレホーダイ世代はインターネットと言えばジャンクフードだった。
<table><tr><td>とかタグを書いているときには横にわさビーフとコーラがあった。
いまでも11時公開の記事が夜中の2時に一文字も書けてないときにはわさビーフを買ってくる。むかしのインターネットが蘇る。
食べた反応が薄い
というソウルフードなんですが、皆さんどうぞ。
とりもち:選んだことはない
石川:食べたことあるかな…記憶にない
べつやく:最近あまり見かけないですね
とりもち:美味しいですね。なんかキャベツ太郎的な
べつやく:ビーフ味が強くなっている。
石川:味が強いですね。食べてるって気がする。
わさビーフのいいところは、味が強いから一緒に飲むのがダイエットコークでもコーラでもわからないこと。人工甘味料独特の後味が気にならない。
石川:ポテチは舌が大雑把になるっていう話が本当だなって思いました。
林:でしょ。なに飲んでるかわからない。
石川:でも、ちゃんとわさびとビーフの味しますね。
べつやく:前はたまにわさびがすごいついてくるやつがあって、ツンってなってたけど、最近はそういうのがない。
石川:思った以上に甘いですね。
林:食べさせておいてなんだけど、わざわざ人に食べさせて感想を言わせるお菓子でもないね。
身体になすりつけます
あと、僕はポテトチップを食べたあとの粉を二の腕で拭く癖があるので、食べた後は腕からわさビーフの匂いがする。猫がマタタビを舐めた挙げ句、体にこすりつけているのと同じだ。
林:みんな袖で拭かない派?
とりもち:ポテチは箸でしか食べないので
林:世代間の断絶だ
べつやく:それは個体差。世代じゃないよ。
試食しているメンバーはテンションが低いが、僕だけポテトチップ以上の話をしている気がする。
とりもち:「ビールのお供に食べたいスナック、ナンバーワン」ってありますよ
林:そう、そんなこと急に書き始めた。わさビーフには30年ぐらい同じキャラクターがいたんですよ。でもそれが数年前にリニューアルされて。キングコング西野さんのサロンにキャラクターデザイン依頼したとかで。
石川:へー
林:でもそのキャラクターもまた変わってるな。
かつてはもっと変わったポテチを売っていた
その迷走しているところを含めて愛せるのが「推し」ということなのかもしれない。わさビーフ担(今風に言ったぜ)としてもう少し書きたいことがある。
いま山芳製菓の通販は通常のポテトチップのみだが、かつては通販限定の激辛バージョンやショートケーキ味を扱っていた。
アルミの袋にシールを貼っただけのパッケージは新聞紙で包んだ新酒のようでテンションがあがる。
ショートケーキ味のポテチはショートケーキの味がした。トートロジーになってしまったが、そういう記憶がある。
………
……
回想シーンが終わって再び食べ比べしている会議室に戻ります。
林:メーカーに工場見学したいって連絡したこともあります
とりもち:えー、そうなんですか。
林:見学コースは設けてないってことでNGだった
石川:しょうがない
林:見学コースって作るの大変みたいよ
べつやく:生産ラインと別に通路作らないといけないから
林:こういう話しててもなんとなく食べちゃうね。うまいみたいな感じじゃなくて。
べつやく:そうそう、なんとなくで。
石川:手が勝手に
とりもち:作業みたいな。
林:そういう美味しさだと思います。
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