すごくトイレが近くなる
コーヒーコーラはとてもうまいのだが、すごくトイレが近くなるのだ。飲んだ以上に出る気がする。その体験もおもしろいのでぜひ試してみてほしい。
コーラとコーヒーを混ぜるとうまい。
意外に思うかもしれないが、この記事はそれを前提として、どれぐらいの比率で混ぜれば良いかを考えたい。
コーラとコーヒーを混ぜて飲んでいる。
いくつかのコーヒーで試したところ、BOSSクラフトコーヒーとコカコーラの組み合わせがベターであることが分かってきた。
適当に混ぜているのでたまに劇的にうまいときがある。いつかちゃんと計ろうと思っていたが、そのいつかがこの実験である。
個人的な備忘録をワールドワイドウェブで公開だ。
まずは正解の組み合わせ。忙しい人はここだけ覚えて帰ってください。
コーラとコーヒーが調和している。コーヒーの苦みがコーラの甘みを抑えて、甘くないコーラができている。
抽象的な表現になるが、コーヒーの軸をコーラでくるんでいるようだ。コーラを飲んだ後の口に残る甘さがない。うまい。
コーヒーの量が少ないと思った方もいるだろう。僕もそう思った。だが試してみるとコーヒーの苦みは強くて少しの量でコーラの味わいを覆い尽くしてしまうのだ。
最初に試した5対5ではコーヒーの圧勝だった。
コーヒーが支配している。まず飲み始めがコーヒー、そのあともコーヒー。コーラは隠し味になっている。
コーラを増やしてみよう。
飲んだ瞬間にコーラが顔を出すが、すぐにコーヒーにかき消される。飲み始めの舌触りはコーラだが、コーヒーが強い。
もっとコーラを増やしてみる。
口のなかにいる状態はコーラになった。だが、飲み込むとコーヒーを飲んだ気分になっている。やや酸味があるコーヒーを飲んだ気分。コーラよ、もうひと頑張りだ。
ここからコーラを増やして8:2が正解だった。正解を通り過ぎてとコーラを増やすとどうなるか。
今度はほぼコーラになった。ただ遠くにコーヒーがいる。
薄くなく、やや苦みがあるコーラである。混ぜたからにはもうすこし変化してほしいが、悪くはない。
コーラがいない。ちょっと甘いコーヒーで、ガムシロよりはマイルド。薄ら甘いコーヒーとしておしゃれカフェならミント浮かべて800円で出せるだろう。
コーラを感じないが、コーヒーとしても薄い。コーヒーが薄まったぶん、その隙間が隙間のまま残っている。苦みも香りも消えている。まずいね。
コーヒーコーラはとてもうまいのだが、すごくトイレが近くなるのだ。飲んだ以上に出る気がする。その体験もおもしろいのでぜひ試してみてほしい。
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