歌詞ビンゴカードがこれ
これが歌詞ビンゴのカードだ。
このカードを参加者に配り、歌にこれらの単語が出てきたら穴をあける。自分が歌った曲だけではなく、人が歌った曲でもOKだ。
参加するのはこちらのメンバー。
なぜここに急にJOYSOUNDの中の人が登場したか。それは今月からデイリーポータルZの協賛にJOYSOUNDが加わったからである。やったぜ。
協賛してもらったうえにカラオケルームも提供してもらった。やったぜ。
ビンゴカードにある単語はこちら
最近の曲の歌詞から登場回数が多い単語をピックアップし、そこに好みであまり出てこない単語をまぜた。意地悪ではなくあくまでゲーム性だ。
単語一覧はこちら。
ね?どれも歌詞によく出てきそうでしょ?
実はこのなかで「大好き」「俺」は登場回数が少ない単語だったのだ。意外である。「イカ」は好みで入れた。
選曲用端末・スマホでの歌詞検索は禁止にした。あくまで自分の記憶が頼りだ。
「曲は分かるけど、歌ったことがない」
「カードの大事なところにイカが入ってる」
そう、ビンゴカードを見てあの曲にありそうと思うのだが、その曲を歌ったことがない。
「ドリカムのテールランプの曲に入ってる」
歌ったことがないどころか、曲名が分かってない。
では歌詞ビンゴを始めてみよう。
絶対に面白いから!と言って人を集めたものの、はじめての体験なので不安だ。盛り上がってくれ。
わかったこと1・ものすごく熱心に聞かれる
はじめてすぐに分かったことがある。全員がものすごく熱心に曲を聞くのだ。こんなカラオケは経験したことがない。スマホを出している人がひとりもいない。
この熱狂が嬉しいが、ちょっと恥ずかしい。誰も見てないときにこそっと歌いたいが全員がこちらを見ている。
ただ、夢中になっているのは歌ではなくビンゴカードに登場する単語だ。
「やったー!『別れ』来た!」
ネガティブな単語でも情緒ゼロに盛り上がる。
わかったこと2・歌詞がイメージと違う
べつやくさんが中島みゆき、トルーがMONGOL800で「君」「恋」「歌」など頻出単語は順調にカードに穴が開いていく。
そしてやっぱり「俺」「呪い」など難しい単語が残る。そこで安藤さんが「俺」ねらいで松山千春を入れてみた。
「あんなに俺のイメージがあるのに」と安藤さん。
本人イメージと歌詞の一人称があってないのだ。
「呪い」もなかなか出てこないワードだった。
「『あなた、呪い殺していいかしら』って歌詞なかったっけ?」
多分それは有名な曲が脳内で進化しちゃっている。だがエクシング佐藤さんの記憶により、呪いが歌詞に入っている曲が見つかった。
知らない曲を歌うチャンス
参加者の歌がひとまわりして、2周目はなかなか開かない単語を開けるためにピンポイントの選曲となってきた。
「人生」のために水戸黄門の主題歌、イカのためにイカ娘のテーマ。
これだけバラバラの選曲をしているのに一体感があった。
ただ、「冬」狙いでいきます!と宣言しての曲にちゃんとその単語が出てくるかどうか、歌いながらドキドキする。
狙い通りの単語が出てきてオーディエンスが「ヤッター!」と盛り上がるのははじめての快感だった。
しかも歌のうまさは二の次になるのがいい。歌のうまさよりもビンゴになるかどうかだ。これはなかなか下手な人に優しいカラオケかもしれない。
徐々にビンゴができあがる
「ちゃんと」「きっと」などの副詞がなかなか登場しなかったが、9曲目で最初のビンゴが達成。
参加者8名が2回ずつ、計16曲歌うころには全員1列以上のビンゴを達成していた。
今回のビンゴカードは頻出の単語の割合を多めにしたので、もっとレアな単語を多めにしてクリア時間を長くすることもできるだろう。始発待ち用もできる。
たぶんここまで読んで歌詞ビンゴをやりたくてうずうずしていると思うが、実はもっとハードなバリエーションもある。