島グルメのコーナーも楽しかった
会場の一角には「島グルメ」を味わえる飲食コーナーも用意されていた。五島列島の「五島美豚の豚丼」、海士町の「寒シマメ漬け丼」、伊平屋島の「マグロのスパイスカレー」など美味しそうなものが色々ある中から屋久島の「トビウオ漬け丼」を選んでみた。
トビウオを食べたのは生まれて初めてな気がするのだが、漬けにしてあることも相まってか、すごくなめらかな食感になっていて、噛むごとに甘みが沁みだしてきてたまらない。これはうまい!なんて繊細な味わいなんだ。
山形県の離島「飛島」のブースでは、スタッキングサザエの世界大会が開催されていた。「スタッキングサザエ」というのは、様々な色に塗られたサザエの殻を制限時間内に何個積み上げられるかを競い合う競技で、サザエ漁がさかんな飛島だからこそ生まれたものらしい。
飛び込み参加も受け付けていたが、ちょっと勇気が出なくて、そのかわり、「佐渡島」ブースで行われていた「金塊レプリカつかみ体験コーナー」に挑戦することにした。
佐渡島の金山にちなみ、重たい金塊のレプリカを1分以内に穴から取り出せたら景品がもらえるというルールになっていて、やってみると金塊レプリカがめちゃくちゃ重たいのである。
時間が迫る中、おりゃあ!と金塊を掴もうとする自分が思いっきり金の亡者になった気分で面白かった。最終的に残り数秒でなんとか取り出すことができ、金塊型のティッシュをもらうことができた。
ちなみに、滋賀県の琵琶湖に浮かぶ島「沖島」のブースも出ていたのだが、この島のことも私は知らなかった。
沖島は琵琶湖内の最大の島で、230人ほどが住んでいるという。漁業が主な産業で、ビワマスやスジエビ、ワカサギなどがよく獲れるそう。
島に渡って郷土料理の「鮒ずし」を漬ける体験ができるクルーズツアーなども実施されていて人気なのだという。JR近江八幡駅という駅まで電車で行けばそこから船で10分ほどで島までたどり着くそうで、これを機に行ってみようと思った。