ウーバーイーツで出前を取る
うなぎを待つあいだに、ウーバーイーツでも注文してみる。
ここからいよいよMちゃんの出番だ。
アプリをダウンロードし、アカウント登録するところまでは事前にやっておいた。やっておいたというより、やっていたというのが正しい。
実はウーバーイーツがわたしが住む静岡県にも上陸した頃、流行りに乗ろうとアカウント登録まではしてみたものの、結局配達可能な料理が見つからず利用するに至らなかったという悲しい過去がある。
そんなわけで、利用する準備だけは数年前に整えてあったのだ。

街中にほど近いMちゃんの家でウーバーのアプリを開くと、配達可能な飲食店が溢れんばかりに表示された。これが田舎と街中のギャップ…!
Mちゃん
「料理のジャンルとか、何分以内に配達とか、希望する条件で検索してお店を選ぶよ。うちのウーバーの範囲はなぜかインドカレーが多いけど」
飲食店候補の画面をスクロールしていくと、たしかにインドカレー屋が多く見つかった。そんな集中地帯みたいなものがあるのか。注文する場所によって変わるのはおもしろい発見だ。
インドカレーも魅力的だったが、今回はおいしそうなタコライスをチョイス。うなぎとタコライスの組み合わせはなかなかカオスだなと思っていたら、Mちゃんが「浜松と沖縄の融合だね」とうまいことを言った。
沖縄出身のMちゃんと、浜松で食べる沖縄メシと浜松メシ。気づかず注文していたがたしかにそうだ。

Mちゃん
「ちなみに注文後にウーバーのアプリを開くと、配達員の人が今どこを走ってるか見られるよ」

Mちゃん
「時々道を間違えたりすると、あー!そっちじゃなくてこっちー!って思ったり(笑)」
ウーバーで頼むと、そんな配達員さん応援タイムがあるのね。
見られるとしても宅配のようなもっとざっくりした位置情報かと思っていたので、機能の高さと便利さに驚いた。
そして配達員さんの名前と顔写真も載っていて、今この人が一生懸命わたしたちのためにタコライスを運んでくれているんだとめちゃくちゃ感謝の気持ちが湧いた。ありがとうございます!!!
ついに出前がわたしたちの元に
ウーバーの配達員さんを応援していたら、ピンポーンとチャイムが鳴った。


よく確認していなかったが、注文したうなぎ丼にはお漬物と肝吸いが付いていたようで、肝吸いのスープが水筒の中に入っていた。実家にある水筒とそっくりの水筒で親近感が湧く。

約束通り電話注文から30分経たないうちに届けてくれたおかげで、丼も肝吸いも温かい。早速いただきます!

関西風のパリッとしたうなぎで、とても香ばしい。お店で食べるうなぎと遜色ないし、家でこの味が楽しめるのは究極の贅沢だ。
お店より多少値段が高かったとしても、大ありだと感じた。

うなぎ屋や居酒屋の先付で出たり、お土産で売っていたりと浜松市民にはお馴染みの商品だが、Mちゃんは初めて食べるそうだ。おいしいおいしいと食べてくれて、わたしが作ったわけでもないのに得意げな気持ちになった。