特集 2023年2月28日

ドイツには肉の花束を作ってくれる肉屋がある

誕生日やバレンタインデーなど、特別なイベントにもらう花束。普通の花束をもらえるだけでも十分に嬉しいが、私が住むドイツには肉を使ったブーケを売っているお店があるらしい。

華やかな上に食べれるプレゼントなんて、最高じゃないか。ぜひ肉のブーケを誰かに贈ってみたい。

1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。

前の記事:ドイツのティッシュはちょっといいレストランの紙ナプキン並みに分厚い

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ドイツには肉のブーケが売っている

いつかインターネットで、こんなニュースを見つけた。

 

ドイツのある肉屋さんのレポートなのだが、なんと肉の花束を作っているそうだ。

サラミやチーズのスライスを花びらに見立ててバラの形にし、花束のように束ねて売っているらしい。日本でもスモークサーモンをバラのように盛ってオードブルにすることがあるが、それの肉バージョンである。

なんとも異様な見た目だが、それが逆に魅力的だ。ロマンチックな演出と見せかけて、サラミやハムをプレゼントする。人の心をつかむには胃袋からと言うし、食いしん坊の私からしたら最高の贈り物だと思う。

こんな素敵な花束をプレゼントしたら、絶対喜んでもらえるに違いない。ぜひ誰かに贈ってみたいものだ。

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かぶりつきたくなるフラワーギフト

肉のブーケは一体どこで買えるんだろうか。調べてみると、肉の花束を作ってくれる肉屋さんはドイツ全国にあるようだ。

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 「Wurststrauß(ソーセージブーケ)」と検索すると続々と肉の花束の写真が出てくる。(2023/02/17の画像検索結果)​​​​

とはいえ肉の花束を贈る習慣がドイツにあるわけではなく、ちょっとしたウケ狙いのプレゼントというステータスであるようだ。なんともドイツ人が好きそうなジョークである。

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先ほどの動画で紹介されていた肉屋さんにはオンラインショップもあり、誰でも気軽に肉のブーケを買うことができる。なんでも全国から注文が来るそうで、1日に10〜20もの肉の花束を作っているのだとか。

ウェブサイトを見てみると、小さなブーケから大きなものまで色々あった。中心には棒状ののサラミが一本丸ごと刺さっており、その周りにサラミやチーズのバラが束ねてある。

後日ゲットした肉屋さんのパンフレット。謳い文句に「かぶりつきたくなるフラワーギフト」と書いてある。お茶目だ。
小さいものは直径28センチ、大きいものは直径35センチあるらしい。結婚式やクリスマスなど、イベントによってデコレーションを変えてくれるようだ。

値段は小さいブーケでも30ユーロ(約4300円)、大きいブーケは37ユーロ(約5300円)もする。ジョークとして人に贈るにしては結構いい値段がするし、その割には肉の量が少ない気もする。

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いっそ自分で作ってしまおうかと思ったが、編集部の古賀さんに相談したところ経費を出してくれることになった。

よし、DPZの大船に乗ったつもりででっかい肉のブーケを買うぞ!

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待望の肉ブーケ

晴れて憧れの肉の花束を注文することができた。あとは花束が届くのを待つだけだ。

せっかくなので、ド派手な赤いブーケを選んだ。

ドイツ国内だと注文から到着まで3〜4日かかるそう。生ものなのに大丈夫なのかと思ったが、サラミやチーズはそれぞれ真空パックされているので、注文から3週間は室温で保管してもOKなのだそう。ドイツにはクール宅急便とかがないのだが、これなら問題なさそうだ。

そして注文から数日後、待望の肉ブーケが届いた。

でっかい箱に入って来たぞ!

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