特集 2023年5月10日

250円でズワイガニを食べて7日後に超海鮮塩ラーメンを作ってた話

少し遅く買い物に行ったら安くなっていた

翌日、14時くらいに買い物に行ったら同じズワイガニが20%オフになっていた。朝早くだと定価だが、死んでしまうと価値が下がるので死ぬ前に値下がりするようだ。

ついに1杯200円になった。また2杯買ってきた。

買って、茹でて、剥いた。連日ズワイガニを食べられるなんて、もう今が年末ってことでいいんじゃないだろうか。来たぜ、俺のゆく年くる年。(来ない)

わぁい、蟹肉がどっさり!

毎回寿司的な食べ方では芸がないので違う食べ方にした。イタリアンいってみよう。

オリーブオイル、にんにく、カニ。

トマトソースとカニの相性は約束されているので、適当にその様な雰囲気で調理した。焦がさなければ勝利が約束されている組み合わせだ。

ズワイガニの身をどっさり使った贅沢ソース。

カニとパスタと言うと、ワタリガニが殻ごとドーンと入ったやつがあるだろう。 アレ、見た目は良いし美味しいのだけどどうにも食べにくい。その点、剥いたカニの身だけが入っていると食べやすくてよい。

どやー。カニの甲羅は映えのために乗せてみた。甲羅の中は空っぽである。

味については、それぞれ各自で想像して欲しい。カニの甘み、カニミソのコク、バジル入りトマトソースの清涼感、パスタの食感。どや?

ソースに混ぜなかったカニをトッピングした。カニトマトソースの美味しさと、カニだけの味の両方を味わえるのだ。外で食べたら1800円くらいするだろう。ニューヨークなら$48するに違いない。

カニを剥いている間も人は無言になるけど、味わっている間も無言になる。うますぎて。
いったん広告です

ガラを煮込んでスープを取る

僕は、こういう「ガラ」が出る物を食べるとダシを取る癖(へき)がある。豚足を食べれば豚骨スープを取るし、骨付きのフライドチキンなどを食べれば鶏ガラスープを取る。当然カニのガラもスープにする。

こんなにスープが出るんですよ。そのまま捨てるなんて、もったいない!

このスープで何を作るか、まずはリゾットかなー。

リゾットなんて言っても、要はおかゆである。カニダシで米を緩めに炊けばいい。

味付けは塩少々。シンプルにしたほうがカニの味が引き立つ。炊けたらカニの身とカニミソをちょこんと乗せて完成。

米もアルデンテに仕上げるのがリゾットらしい。僕は芯まで炊いた方が好きだけど。

海の香り、カニとカニミソの甘い香り、山椒の若葉がアクセント。ほれ、想像してみぃ。美味いじゃろ?たまらん?腹減った?俺も減った。

もしかすると、単に身を食べるよりカニのダシの方が美味いかもしれない。

カニ炊き込みご飯

まだまだカニダシが余っていたのでご飯も炊いた。身は混ぜずに、スープだけで炊いて、炊きあがってから身を混ぜる方式。

薄っすらダシの色が付いたカニダシご飯。

はい確定ー。はい、おいしー。幸せしかないー。

味付けは塩少々。シンプルな味付けがカニの美味しさを引き出す。

2日連続で紅ズワイガニを食べ、すっかりハマった僕は翌日もカニを買いにスーパーに行ったのだった。

その結果は、次のページへ続く。(そして最終的にはラーメンを作る)

⏩ 次は…クリガニ?

<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ