少し遅く買い物に行ったら安くなっていた
翌日、14時くらいに買い物に行ったら同じズワイガニが20%オフになっていた。朝早くだと定価だが、死んでしまうと価値が下がるので死ぬ前に値下がりするようだ。

買って、茹でて、剥いた。連日ズワイガニを食べられるなんて、もう今が年末ってことでいいんじゃないだろうか。来たぜ、俺のゆく年くる年。(来ない)

毎回寿司的な食べ方では芸がないので違う食べ方にした。イタリアンいってみよう。

トマトソースとカニの相性は約束されているので、適当にその様な雰囲気で調理した。焦がさなければ勝利が約束されている組み合わせだ。

カニとパスタと言うと、ワタリガニが殻ごとドーンと入ったやつがあるだろう。 アレ、見た目は良いし美味しいのだけどどうにも食べにくい。その点、剥いたカニの身だけが入っていると食べやすくてよい。

味については、それぞれ各自で想像して欲しい。カニの甘み、カニミソのコク、バジル入りトマトソースの清涼感、パスタの食感。どや?
ソースに混ぜなかったカニをトッピングした。カニトマトソースの美味しさと、カニだけの味の両方を味わえるのだ。外で食べたら1800円くらいするだろう。ニューヨークなら$48するに違いない。

ガラを煮込んでスープを取る
僕は、こういう「ガラ」が出る物を食べるとダシを取る癖(へき)がある。豚足を食べれば豚骨スープを取るし、骨付きのフライドチキンなどを食べれば鶏ガラスープを取る。当然カニのガラもスープにする。

このスープで何を作るか、まずはリゾットかなー。

味付けは塩少々。シンプルにしたほうがカニの味が引き立つ。炊けたらカニの身とカニミソをちょこんと乗せて完成。

海の香り、カニとカニミソの甘い香り、山椒の若葉がアクセント。ほれ、想像してみぃ。美味いじゃろ?たまらん?腹減った?俺も減った。

カニ炊き込みご飯
まだまだカニダシが余っていたのでご飯も炊いた。身は混ぜずに、スープだけで炊いて、炊きあがってから身を混ぜる方式。

はい確定ー。はい、おいしー。幸せしかないー。

2日連続で紅ズワイガニを食べ、すっかりハマった僕は翌日もカニを買いにスーパーに行ったのだった。
その結果は、次のページへ続く。(そして最終的にはラーメンを作る)