タイムマシーンもできる
頭上カメラ→箱のiPadのタイムラグをわざと増やすと、少し前の自分が見えることになる。タイムラグを1日にすると、昨日の自分がはしゃいでいるようすを俯瞰することができる。
そのとき、天井から覗いている自分は1日後の自分である。
天井を見上げると未来が見えるのだ。あ、これタイムマシーンだ。
記憶を消されてなかったら次回は『タイムマシーンを作る』です。
次回が団子食べ歩きになっていたら記憶を消されたと思ってください。

部屋に箱が置いてある。
箱を覗くと、箱を覗いている自分の後ろ姿が見える。
と同時に天井に自分の顔がぬっと現れる。
そんな箱を作ってみました!
このとき、覗いている自分が天井に現れている。
襲ってこない巨人がただ見てる(しかも自分)という状態である。
伝わっているか不安なので写真、アニメGIF、イラストなど総動員したが、分かっていただけただろうか。
冗談でこんな部屋を作ってしまったが、ループに閉じ込められてしまうのではないか。会議室から出られなくなったら困る。
そんな心配をしたが、意外に平気だった。
撮影していた住さんが「林さん少しニコルソン入ってますからね」という発言に、「……ディスってる?」と思うほどの現世感は残ってた。
ループルームはカメラとiPad、iPhone、プロジェクターの組み合わせでできている。私物と備品の組み合わせだ。
プロジェクタを借りるときに、管理部の人が「外で使わないですよね?」と聞かれた。確かに僕は河原に持ち出しそうである。
「いいえ、時空を超えるのです」と答えると、河原に持ち出す以上に自己評価を下げそうなのでただ否定しておいた。
箱に顔を突っ込むと暗くなるのでLEDを入れたのがいちばんの工夫である。
さっき点滅していたのはLEDの点滅スイッチを押したからである。向こう側にいる友だちからのサインではなかった。
予想外だったのは、天井に映る自分が入れ子になることだった。
たまに表情がずれるのだ。
などとミステリアスに書いてみたが、カメラからプロジェクターへのディレイが原因だと思う。ひとりだけ子供の頃の自分が出てこなくてよかった。
覗いているつもりが覗かれている部屋になった。
つまり、と図にしてもまったく進んでない感じがするのが今回の記事である。
頭上カメラ→箱のiPadのタイムラグをわざと増やすと、少し前の自分が見えることになる。タイムラグを1日にすると、昨日の自分がはしゃいでいるようすを俯瞰することができる。
そのとき、天井から覗いている自分は1日後の自分である。
天井を見上げると未来が見えるのだ。あ、これタイムマシーンだ。
記憶を消されてなかったら次回は『タイムマシーンを作る』です。
次回が団子食べ歩きになっていたら記憶を消されたと思ってください。
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