どんな味!? レトルトカレー「天下一品こってり咖喱」

こってりラーメンがカレーになった？

ちなみに、天下一品のこってりラーメンは、

ですよね。どろっどろに濃厚なんだけど、野菜と鶏ガラがベースだから不思議としつこくなくて、クセになる味。僕も大好きです。あ〜、今すぐ食べたくなってきた。

現状、予測不能。

とりあえずごはんと一緒にお皿に盛ってみたいわけですが、パッケージではカレー皿でなく、ラーメンどんぶりによそってますね。より脳が混乱して楽しそうだ。僕もそれでいこう。

わー、なんだこれ？ もうなんか、なんとも言えない。とりあえず湯せんで温め、パッケージを開けた瞬間、ふわりとカレーっぽいスパイスの香りがしたのは確認できました。

オフィシャルサイトによると、完全に具なしなのは、自由にトッピングを楽しめるようあえてらしいですね。パッケージには「煮卵・チャーシュー・メンマなど、自由にトッピングをお楽しみください」とあります。なるほど、「とんかつ・らっきょう・福神漬け」じゃなく、どこまでもラーメンに寄せていけと。受けて立ちましょう。

用意しました。

あ、ひとつだけ、オリジナルで「キムチ」がのっているのには理由がありまして。もう記憶もかすむほどに昔のことなんですが、かつて大久保にあった天下一品のオリジナルサービスに「キムチ食べ放題」っていうのがあったんです。で、追加で頼んだ白ごはんにこってりのスープをかけ、何気なくキムチをのせて食べたら、それがびっくりするほど美味しかったんですよね。確か友達に誘われてたまたま行っただけで、そのこってりキムチメシを食べたのは1回きりなんですが、あれが強烈に記憶に残ってるんだよなぁ。うまかったなぁ……。

おっと、どうでもいい思い出話失礼しました。

とにかく、おすすめにしたがってこってりカレーの盛り付けが完了しましたよ。あらためて、なんなんだこの、間違い探しみたいな食べものは。

がなければ、ラーメンにしか見えません。

いただきます

では、いざ実食。

さっそく気になるソース部分のみをすくい、慎重に味見してみます。

……んん？ なんなんだこの食べものは？ 食べてなおまだわからないぞ。

食感は究極に煮詰まったこってりスープ。けど、味はなじみのあるあのスープより濃くはない。そりゃあそうだ。ラーメンのスープをそのままカレーにしたらしょっぱすぎるもんね。ただ、野菜と、鶏ガラの動物っぽい旨味は、ちゃんときっちり感じますね。

つーか、カレーどこいった？ 実際に食べてみると、カレー要素がかなり薄いです。ほら、「サッポロ一番塩ラーメン」って、感じるか感じないかくらい、ほんのりカレーっぽい香りのアクセントがありません？ 個人的には、あのくらいに感じます。「中辛」って書いてあるけど、そこまで辛さも感じないかなぁ。

総括して、今のところまだちょっとぼんやりとしすぎてて、感想を言うには早い。

ならば、ごはんと一緒に食べてみましょう。

もぐもぐもぐ……えー！ ちょっと待って、おいしぃ……。これはうまいぞ。天一のこってりスープの醍醐味が、ごはんと合わさってちょうど引き立つようにチューニングされているというか、僕の知っているカレーライスとは別ものなんだけど、超〜うまい、これはこういうごはん。さっき言った、天一で白ごはんを頼んでスープをかける食べかたを、極限までブラッシュアップしたってイメージでしょうか。

ここで断言しますが、僕は大好き。

よし、となればトッピングと合わせて、思いっきり楽しんじゃうぞ〜！

と意気込み、ねぎ、メンマ、チャーシュー、煮玉子、キムチと、次々天一カレーライスに合わせて食べすすめてみます。

……が、なんだろう。こっからはもう好みの問題なんでしょうが、プレーンで食べたひと口目の感動を超えてこない。あくまで、あくまで個人的な感想ですよ？ 僕はこの天一こってりカレーに関しては、具なし、プレーンで食べるのが至高。という結論に至りました。強いて言えば、食感にアクセントを出すための、いりごまか小ねぎくらいかな。加えるなら。

天一好き、カレー好き、それぞれの立場から賛否両論ありそうな一品ではありますが、先入観をとっぱらって受け止めると、素直にとても美味しい食べものでした。僕は大好き。「天下一品こってり咖喱」。

なにより、とてもエキサイティングな食体験であることは間違いありません。販売数量限定品らしいので、ご興味ある方、店頭で見かけたらお試しあれ。