生まれて初めてのテーピングだったので、はしゃいで片方の足の裏を自分自身でテーピングしてみた。
テーピングを極める道は長い。こつこつ慣れていこうと思う。
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テーピングというものがある。スポーツのときに体に貼ったり巻きつけたりするあれである。
生まれてこの方ずっと文化系をやっている身としては、テーピングにどれくらい効果があるのかわからない。
あれは本当に意味があるのか。テープを体に貼るとどうなるのか。テーピングについての素朴な疑問を、ニチバンの方々にぶつけてみることにした。
對馬さん:ビーチサッカー日本代表トレーナーとして活躍した経験のある、ニチバンの契約トレーナー。テーピングのプロ。
谷さん:ニチバンのヘルスケア営業統括部の方。バトルウィンテーピングアドバイザーでもある。
まいしろ:DPZライター。テーピングを人生で一度もしたことがない。
安藤:DPZ編集部。ランニングで日常的にテーピングをしている。
まい:私は人生で1回もテーピングをしたことがないので、本当に初歩の初歩から聞きたいんですが、まずテーピングとはなんなのでしょうか?
對馬:患部を動かせるようにしながら、守るためのものですね。「全力で走りたいけど足首は守りたい」といったときの予防に使います
安藤:僕はランニングするときにヒザに貼るんですけど、たかがテープだと思っても全然違うんですよ。筋肉が増えて足が守られる感じですね
まい:テーピングって簡単にマッチョ化できるアイテムなんだ! テーピングはいつからあるものなんでしょうか?
谷:諸説ありますが、1860年代にアメリカの南北戦争で負傷した兵士がテープを体に巻いたのが始まりだといわれてますね
まい:意外と最近なんですね!
安藤:古代ローマ発祥とかかと思ってました
對馬:最初にテーピングを使ったスポーツはアメフトですね。日本には、1970年代に持ち込まれました
まい:テーピングをよくする場所ってどこなんでしょうか?
對馬:足首が多いですね。ただ、一番うまく貼るのが難しいのも足首です
まい:うまいテーピングと、ヘタなテーピングはどう違うんでしょうか?
對馬:見た目です。
對馬:テープが正しいポイントを通っていると、シワがなくきれいに巻けていることがわかります
まい:人のテーピングを見て「いいテーピングだなぁ」と感心することもあるんですか?
對馬:ありますね! テレビを見ていてテーピングが気になることもあります
まい:普段からテープをきれいに貼る仕事をしていると、シワが寄っているテープを見て気になったりしますか?
對馬:あ〜....
對馬:まったく気にならないですね
まい:そうなんだ!
對馬:ただ、ダンボールにクラフトテープを貼るのは得意です
安藤:ダンボール!
まい:かっこいい!
まい:ニチバンさんは「バトルウィン」という名前でテーピングを販売されてますよね
安藤:バトルにウィン。
まい:バトルにウィンは強すぎる
谷:「スポーツにおけるベストコンディショニングと安全に貢献する目的で開発されたニチバンのスポーツメディカル製品の総称」という意味です!
まい:私はスポーツをまったくしないインドア派なんですが、バトルにウィンする機会がないインドア派でも、なんとかしてテーピングをするシチュエーションを生み出せませんか?
谷:外反母趾の痛みを和らげるために貼るのはおすすめですよ!
まい:インドア派にもテーピングの希望が!
對馬:あとはパソコンの使いすぎにも使えますよ
谷:足の甲にテーピングをして、冷えやむくみを予防することもできます!
まい:どんどん出てくる
對馬:手や足に貼って、マメができるのを防ぐこともできますね!
谷:あとは、スポーツチームの応援のときに、ファンの方がチームカラーのテーピングを巻かれたりすることはあります
安藤:楽しそう!
まい:ミュージシャンやアイドルのライブでもテーピングを売って欲しい
まい:ちなみに、テーピングって人間以外にも使えるんでしょうか?
對馬:バンデージを動物に使う例はあります
まい:あるんだ!
對馬:競技馬がケガしないようにバンデージを巻くことがあると聞いたことがあります。馬は骨折も多いですから。
安藤:スポーツしてますしね
まい:まさにバトルウィンだ! 動物以外に、植物で使うことはあるんでしょうか?
對馬:ないですね
まい:それはないんだ
對馬:植物は別にテーピングじゃなくていいんだと思います
まい:ごもっともです
安藤:よく棒で支えられてる木いますもんね。添え木でいいよね
まい:せっかくなので生まれて初めてのテーピングをやってみたいです!
對馬:足の疲れを予防する貼り方があるので、それを試してみましょうか
まい:めちゃくちゃ緊張します
對馬:足のつちふまずをテーピングで上げるだけで楽になるんですよ
まい:すごい!つちふまずが増えた!
對馬:旅行のようにたくさん歩くときはおすすめですよ
まい:何時間ぐらい貼っても大丈夫なんですか?
對馬:「運動が終わったらはがす」がおすすめですね
まい:早い!
安藤:うまい!
まい:テープを貼る手に迷いがない!
安藤:これはいいな〜!
安藤:自分じゃこんな風に貼れないですよ
まい:これは走って帰れますね
安藤:ありがとうございます。このまま帰ろう。
まい:私もこの足で帰らせていただきます!
まい:テーピングってどれくらい種類があるんでしょうか?
谷:けっこうありますよ
まい:色がきれい!
安藤:青や黄色があるんだ!
谷:こっちのテープはすごくて、肌に直接くっつかないんですよ
安藤:ベトベトしない!
まい:なんだこれ!
谷:ひっぱりながら巻くだけでくっつきます
安藤:我々が知ってるテーピングじゃない...
まい:これもつけて帰ろう
對馬:「バンデージ」と呼ばれるタイプのテーピングですね
安藤:ボクサーが使ってるのに近いですね
對馬:すね毛の上から貼っても、はがすときに痛くないんですよ。肌にやさしいテーピングです
まい:素朴な疑問なんですが、テーピングがないときはクラフトテープやセロハンテープを使ってもいいんでしょうか?
安藤:僕は子どものときに腕をセロハンテープでぐるぐる巻きにしたことがあります
まい:私もあります
谷:はがすのが痛くないですか?
まい:ネチョネチョしました
谷:もともと人の肌に貼ることを想定していないので、おすすめできないです
まい:クラフトテープ、セロハンテープ、マスキングテープなどなどいろんなテープがありますが、一番いざというときテーピングに使えるテープってどれなんでしょうか?
對馬:ひっぱったときに伸びるテープの方がテーピングとして応用できるんですよ
まい:じゃあクラフトテープは絶対むりだ
谷:クラフトテープは伸びにくいのでちょっと難しいですね
生まれて初めてのテーピングだったので、はしゃいで片方の足の裏を自分自身でテーピングしてみた。
テーピングを極める道は長い。こつこつ慣れていこうと思う。
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