機能性に足したい、無機能性を
今回初めてファン付き作業服を着てみて、その機能性の高さに驚いた。
だが、同時に「役に立ちすぎるのでは?バランスを取った方がいいかも」とすぐに思ってしまう自分がいる。
無機能性と呼ぶのがいいだろうか。そういう意味のない機能を足したくなってしまう。
何事もバランスが大事である。

考えていた通りにシャボン玉が出てうれしい。ここからはどうやって作ったかについても書いていきたい。
自動でシャボン玉を出す機構をどう作ろうかと考えていたが、誠文堂新光社が出版している「子供の科学」のYouTubeチャンネルで「シャボン玉マシーン」という動画があった。
まさに求めていたものだ!
このマシーンでは風を起こすところもモーターを使っていたが、今回はそこをファンに担ってもらうので作るところはその分減っている。
ギヤボックスはこれまで色々なものを使ってきたが、ミニモーターという一回り小さいモーターを使うのは初めて。
そしてシャボン液をいれる容器が必要だ。
薄くて幅が広い容器を探したが苦労した。が、ありましたありました。
僕の工作はタミヤとホームセンターとダイソーでだいたい出来ている。
この容器に先ほどのギヤボックスとプーリーを組み合わせるとこんな感じ。
この容器にシャボン液を入れ、モーターを回してシャボンの膜を張る円盤が必要になる。
が、ちょうど良いものはタミヤにもホームセンターにもダイソーにもなかった。
とうとう我が家にも3Dプリンターがやってきた。
もう何十本も工作記事を書いているのにようやくである。今年が僕にとっての3Dプリンター元年であった。
円盤に開いた穴にシャボン液が浸かり、シャボン膜が張られるという寸法だ。
装置は本当は作業服に固定したかったが、どうにもうまく出来なかったので手持ち式になった。ウェアラブルは難しい。
プーリーがうまいことモーターの力を伝達してくれているのが見ていて楽しいポイントだ。
こうしてファン付き作業服にシャボン玉機能が搭載されたのだった。
考えた通りにうまくいくことほど嬉しいことはない。
このあとシャボン液を盛大にこぼしてズボンがびちゃびちゃになったけど。
今回初めてファン付き作業服を着てみて、その機能性の高さに驚いた。
だが、同時に「役に立ちすぎるのでは?バランスを取った方がいいかも」とすぐに思ってしまう自分がいる。
無機能性と呼ぶのがいいだろうか。そういう意味のない機能を足したくなってしまう。
何事もバランスが大事である。
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