商品化されるほどのかっこよさ
フェリシモがこの秋、イケメンゴリラ「シャバーニ」を商品化した。
それがこちら。
ゴリラのシャバーニが優しく包み込んでくれるブランケットである。
この包まれてる感は癖になる。いま僕はこのシャバーニブランケットに包まれながら原稿を書いています。
でもこれ、イケメンというよりも癒し系だと思うのだ。優しさや愛、包容力を永遠に感じられるタイプのブランケットである。
東山動植物園にやってきた
このブランケットのモデルとなったイケメンゴリラ「シャバーニ」とはどんなゴリラなのか。本当にそんなにかっこいいのか。シャバーニがいる名古屋の東山動植物園にやってきた。
開園と同時に入園して急ぎ足でゴリラ舎へと向かう。この日は昼から雨の予報が出ていたので、ゴリラたちが外で遊ぶならきっと晴れている朝のうちだと思ったのだ。
開園直後でまだお客もまばらなゴリラ舎では、飼育員さんが野菜を配っているところだった。
朝ごはんの時間なのだろう、ゴリラたちが次々と外に出てきた。ゴリラ舎の屋外スペースはすごく広いので、遠くから望遠レンズを構えてその動きを追う。
ゴリラ、かわいい
ゴリラたちは配られた野菜を一つ一つ丁寧に拾い集めていた。
好き嫌いがあるのかその日の気分なのか、ゴリラによって集める野菜が違っていて、人気のトマトとナスはすぐになくなり、最後にネギが拾い集められていた。ゴリラたちが一生懸命野菜を拾う姿は、かっこいいというよりもどこか愛嬌がある。
中でも一頭、明らかに体格のいいゴリラがいた。あれがシャバーニだろうか。
野菜を集めてまわったゴリラたちは、降り出した雨を気にしてか、ゴリラ舎の軒下に座って野菜を食べていた。かわいい。ところでゴリラは、あんなに大きなからだをしているのに野菜だけ食べて生活しているのだろうか。
ここまでゴリラたちを見た感想としては、かっこいいよりも圧倒的に「かわいい」が勝っている。確かに筋肉質な背中や躍動感のある動きにはかっこいい一面もあるが、一生懸命に野菜を集めて軒下でほおばる姿は抱きしめたくなるほどだ。
となるとシャバーニに抱きしめられるフェリシモのブランケットは逆じゃないのか。
しかし、ゴリラの本当のかっこよさはここからだった。