I hope you ハブ a good year
すごくぼんやりとした結果ではあったけど、前々からハブ酒のハブはどうするのがについては知りたいと思っていたので結果オーライとしたい。こんな感じで今年もよろしくお願いします。
3回注ぎ足せるはずのハブ酒のハブを帰ってすぐに取り出した。
この時点で頭は柔らかく、箸で掴むと取れてしまいそうだったので、3回の役目を果たした後のハブは崩れやすいかもしれない。
このまま道路に放置するとちょっとした騒ぎになりそうだ。
仲村さんはそのままだと小骨が多くて食べられないと言っていたが、いちおう試してみる。
少しだけ身をとる。弾力も見た目も鶏肉のよう。
しかし、こんな少しなのに小骨しかない。うなぎの小骨を100倍硬くしたような感じで、肉ではなく小骨を食べているような感覚である。
ほのかに肉っぽい味もあるが、なにより酒の方が強くて味わうどころではない。
やはりプロの言う通り出汁が一番無難で正解はこれしかないのかもしれない。
ゆっくりコトコト煮込んだら、身が引き締まり、色は黒くなり、そしてウロコなのだろうか、なにやら種のようなツブツブものがたくさん出てきた。
さて、これがハブ酒の終わりに楽しめる、ハブ出汁である。
さながら火垂るの墓のドロップ水のようだ。
正直な感想を言おう。ほぼお湯である。かすかに風味があるのだけど、多分ハブに染みこんでいたハブ酒の風味だと思われる。ハブから良い出汁がでているかといえば、多分出ていない。
もっと煮込み時間を増やしたり、ハブを細かく切って煮込んだりするばもう少し良い結果になっていたかもしれないのだが、多分この感じだとそこまで出汁が出ることは無いような気がする。
でも、逆に考えて欲しい。ハブ酒のハブは長年漬け込まれたことによってほぼほぼエキスがお酒に溶け出しており、もう出汁が出ないくらいの状態になっているのだと。つまり無理に食べる必要なんて無いのである(知ってたけど)!
すごくぼんやりとした結果ではあったけど、前々からハブ酒のハブはどうするのがについては知りたいと思っていたので結果オーライとしたい。こんな感じで今年もよろしくお願いします。
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