ちょっと聞いてよ 2023年6月7日

中国のうま辛駄菓子「魔芋爽」は大人向け

名前に「魔」が入ってる中国のおかし「魔芋爽(モーユーシュアン)」。勇気を出して食べれば、クニュっとした食感にタレのスパイシーさがやみつきになる大人な味でした。

大阪で生まれ育ちました。工作と漢字が好きです。チェキで盆栽を撮影したり、豆腐を千切りしたりしています。

前の記事:超絶技巧!豆腐の千切りスープ「文思豆腐」に私も挑む

> 個人サイト 唐沢ジャンボリー

「魔」と書いてあるが

近ごろ数を増やしつづけている中華スーパー。あなたの町にもありますでしょうか?私には、中華スーパーに行ったらマストバイな食べ物があります。

それは、

「魔芋爽(モーユーシュアン)です。

食べ物なのに名前に「魔」が入っているという衝撃のネーミング。どこか「魔裟斗(まさと)」を彷彿とさせますね。

じつは「魔芋(モーユー)」とはコンニャクのことで、「爽(シュアン)」はすっきり、さわやかくらいの意味です。「悪魔」や「邪悪」みたいな意味はないのです。

中身はこんな感じ。

パッと見で原材料が何なのかわからなく、どことなく「魔」の感じもしますが、ご安心ください、これは言うなれば「辛味タレ和えコンニャク」です。

 

英語で「KONJAC」と書いてあります。(「爽」部分はそのまま「SHUANG」と発音だけ書いて翻訳をサボってますが)

 

脳に直接刺さる味

中国出身の金さんという友達がいるのですが、彼女は私にとって食の伝道師であります。

椰樹牌食族人文思豆腐も教えてくれた。

ある日、彼女が「これいっぱい買ったのであげます」と贈ってくれたのがこの「魔芋爽」でした。

パッケージの写真から、「なんかの海鮮・・・?」といぶかしむ

恐る恐る口に入れてみると、

ジャンキーでうまいのなんの

クニュクニュとした硬めのコンニャクに、スパイシーなラー油がからみます。脳に直で刺さる味・・・!

ただ辛いだけでなく、ちょい科学的なスパイスの味とからみ合っていてジャンクな良さです。
 

これは大人向けだなと思い、「这是下酒菜吗?(これってお酒のおつまみ?)」と聞くと、金さんによると子どもも食べるお菓子だそう。驚愕です。

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3種類ある

晩酌でつまみにしていた時、気がついたら8袋消費していたことがありました。「さすがに食べすぎ?」と心配しましたが、周りに食べてる子がいないので適量がわからないし、誰も注意してくれません。

ちょいちょい買い足すのが面倒くさくなったので、

箱買いしました。
そのままディスプレイできるタイプの箱。

魔芋爽には「麻辣」(橙)、「酸辣」(緑)、「香辣」(赤)の3種類があります。全てに「ラー油」の「辣」が入っているように、どれもしっかりとした辛味が。

袋から出してみると、

おんなじ。

 

見分けが付きません。全部赤いです。

食べ比べてみると、

 

わかりませんでした。

私が辛さに敏感なためぜんぶ辛く感じ、微妙な差を感じ取れません。舌が麻痺している人の食べ比べが始まりました。

強いていうと、橙色の「麻辣」が一番辛く(シビれはあまりない)、緑の「酸辣」は淡い酸っぱさがプラスされていて辛さが抑えめ、赤の「香辣」はふわっと香ばしいのが特徴です。

私が好きなのは緑の「酸辣」でした。なお、赤色より橙色の方が辛い(気がする)ので注意してください。

魔芋爽はジャンキーな旨辛スナックが好きな方にオススメ。

1袋100円以下というお手頃価格なので、まずは箱買いではなくバラ売りを買ってみてはいかがでしょうか。

現地の人はこう食べるという

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