「食人」じゃない「食族人酸辣粉」
中国の友達・金さんがおすそわけしてくれた中で、ハマったものの一つがこれでした
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/8716/6772/5135/image19.jpg)
「食族人酸辣粉」です。
「食族人(シィーツーレン)」はカップ麺のシリーズの名前です。他にも「牛肉麺」や、くっさい貝の麺「螺蛳粉(ルオスーフェン)」などがあり、豊富なラインナップです。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/4116/6772/5204/image20.jpg)
今回紹介する酸辣粉は、「酸っぱくて辛い春雨」のことです。辛いもの好きの金さんは家にめちゃくちゃストックしているそう。
大きめのカップのフタを開けると・・・
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/7316/6772/5250/image2.jpg)
「ねるねるね」の小袋3袋を軽く凌駕する数です。麺の袋の飾らなさに比べて、ほかの調味料はイカしたデザインになってます。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/9416/6772/5308/image6.jpg)
辛い味噌のようなもので、激辛耐性がない人は量を調節しましょう。私は3分の1しか入れません。てか入れられません。(残った醤は、冷ややっこや納豆にちょっと添えると美味です。)
ちなみに、「醤」上にある黒い帯の文は言葉遊びです。
「表酱紫 对我(ピアオチアンツ トゥイウォー)」と書いてあり、これは「不要这样子 对我(プーヤオチャーヤンツ トゥイウォー(そんなことしてこないで)」をネットスラングで表記しています。「醤」ちなみギャグというわけです。「しょうゆうこと」みたいな感じですかね。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/2316/6772/5356/image13.jpg)
日本でお酢といえば白ですが、中国の友達に聞くと黒酢が一般的だそう。
「醋」の上に書いてある一言「这一味 足以慰风尘」は、李白の詩の句が由来です。なんでも、2016年にネットで「この句のあとにどう詩を続けるか」が大流行したそうです。そんな優雅なブームがあるなんて・・・
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/3516/6772/5407/image5.jpg)
(※固まって梅干しシートみたいになってしまいました。)
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/1416/6772/5451/image10.jpg)
シャレの文字がつぶれて読みにくいのですが、「你算哪颗 小白菜」は「あなたってほんとバカなんだから」みたいなニュアンスです。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/7016/6772/5491/image21.jpg)
ここでの豆ちなみギャグは「您 别逗了(ニンピエトウラ)」です。どっちも「豆」が入ってますね。「ふざけないでくださいよ〜」てな感じです。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/3916/6772/5529/image1.jpg)
辛くてこってりした麺には香ばしくてカリカリのピーナッツがベストマッチです。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/9316/6772/5569/image14.jpg)
「お湯を注ぐ前にAの袋を、注いだあとにBの〜」みたいな手順を一切踏まず、お湯の前に全て入れます。明快。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/8216/6772/5604/image9.jpg)
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/5716/6772/5634/image11.jpg)
できました!
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/8616/6772/5672/image3.jpg)
これが偽らざる蓋オープンの様子です。具がしっかりしているので全部沈みます。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/2616/6772/5802/image8.jpg)
はやく食べたすぎて、美的なこと一切考えず写真撮ってしまいました。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/4416/6772/5846/image22.jpg)
春雨がスルスルっと口の中に入ります。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/8116/6772/5887/image17.jpg)
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/9916/6772/5916/image12.jpg)
単なる辛さだけではなく、さわやかな酸味と香辛料の複雑な香りもあります。そしてシャクシャクの野菜とこりこりのピーナッツのにぎやかな食感が小気味よく、どうにもやみつきになります。フォークが止まりません。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/7816/6772/5979/image18.jpg)
辛い火鍋を食べるとき定番の飲み物だそうです。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/5216/6772/6019/image4.jpg)
自分でも見たことない表情してます。
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/3516/6772/6055/image16.jpg)
![](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/5116/6772/6081/image15.jpg)
まんまとキャラクターと同じ顔になってしまいました。
かなり麻辣なスープなのですが、春雨なのでツルツルっといけます。のどごしもよいです。
食べた日は秋の訪れを感じる気温だったので、酸辣粉がすごくおいしく感じました。胃から温まります。温まるというか、胃に熱の塊がある感じです。
日本でも、中国物産店やネットショップで手に入るので、辛いもの好きの方はこの秋冬にぜひ食べてみてください。