みんなの村を訪問!
前日に、いきなり「12年前のゲームを持って集まれ」とツイートしただけで、ホントに来てくれる人がいるとは……ありがたいことです!
さて、それではDS版「どうぶつの森」を持って集まってくれた参加者の村を見せてもらいましょう。
「ぽてと村」のさおりさん
お父さんがゲームをやるタイプの人ということで、ファミコン時代から、ねだらなくても勝手にゲーム機が家にやって来くる(ゲーム的に)恵まれた環境で育ったという、さおりさん。
だから自分でゲーム機を買うことはなく、今回持参してもらったニンテンドーDSも、当時の彼氏からもらったものだそうです。
この話を聞いて、「今は結婚しているみたいだし、元カレの話は書きづらいだろう!」と思ったら、当時の彼氏というのが現在の旦那さんなんだそうでセーフ。いい話だ!
早速、村に遊びに行かせてもらいましょう
ああーっ、やっぱり荒れ果ててますなぁ。雑草がいっぱい!
自宅の中は、宇宙っぽい家具で統一されていたり
中世の軍隊っぽいアイテムが揃えられていたりと、こだわりのお部屋!
「こういう部屋に住みたいな……」と、理想の間取りをゲーム内で実現した部屋だそうです
さおりさんの村、やたらと野外に物が落っこちてるんですが……
「持ち物が増えすぎて持ちきれないし、家の中にも置くところがなくなっちゃったんで、外に放置してたんです」とのこと。
アイテムは風化しないんですねぇ。
ちなみに、お子さん連れで参加してくれていたんですが
12年前ということは当然……?
「この子は生まれてなかったですね」
おおーっ、12年という歳月の重さを感じますなぁ。
「おんがく村」のあぱしーさん
当時、DS版にハマッていたのはもちろんのこと、その後に発売された3DSも、スマホ版にもガッツリやり込んでいるというガチ勢。
今回のために、わざわざ旧世代のDS版を発掘して持ってきてくれたのです。
ゲームは通勤時間中を利用してやりまくるタイプだそうで、DS版の頃も「転職したので会社が違うくらいで、同じように通勤中にやってましたね」とのこと。
それでは、あぱしーさんの村も見せてもらいところなんですが……。
「リセットさん」にメッチャ怒られてるー!
反省文を文字で入力しなきゃならないなんて……そこまで怒られたことないよ!
「リセットさんが見たくて、わざと何回も電源切ったことがあるので、そのせいかも」
……何回もリセットしていると、こんなことになっちゃうんだ!
さて、やって来ました、おんがく村
ガチ勢だけに、スゲー立派な自宅!(ヘヴィーなローンを組んでお金を返していかないと、こんな家には出来ないんですよ)
「おんがく村」だけに、自宅の中は楽器でいっぱい!
あぱしーさん自身も音楽をやられているということで、楽器にこだわった部屋作り。楽器系の家具を中心にコレクションし、おそらくコンプリートしているはずとのこと。
どのくらいスゴイのか分からないくらいスゴイよ。
ちなみに、あぱしーさんはベースを演奏するので、部屋にもベースを置きたかったのに、DS版時代にはベースがなかったのです。
今回のスマホ版にはベースが登場するらしいので、「それを集めるまでは止められない!」とのこと。
これだけやり込んでいるのに、人と通信するのははじめてだったらしいです
……まあ、通勤時間にやっているとしたら、なかなか誰かと通信してゲームをやる機会はないですよね。
そうこうしていると、さらに、参加者が2人集まってくれましたよ
「みお村」のみおさん
今回の参加者の中では最年少。「DS版の『どうぶつの森』を遊んでいたのは小学生の頃」という衝撃発言が飛び出して、他の参加者をざわつかせていました。
名前・みお、村名・みお村……という、ひねりのないネーミングも、小学生が考えたと思えば納得です。
それでは、小学生(当時)が作った村を見せてもらいましょう。
シルクハットに片眼鏡という特徴的な自キャラ
小学生らしく、雪だるまモチーフで揃えたかわいらしい部屋!
……と思いきや、戦国時代の鎧や、日本刀などが飾られた激シブな部屋も
「はじめてやったゲームは?」と聞いてみたら「ポケモン」という答えが返ってきたので、「まあそんなもんかな?」と思いきや、ゲームボーイアドバンスの「ポケモン」でした。わ……若い!
そんな彼女も現在は社会になっているそうで、DS版からの時の流れを思わずにはいられません。
「れなにぬい村」のミカサンさん
子どもの頃、ファミコンを買ってもらえなかったせいで、逆にマリオに対する異常な執着心が芽生えてしまい、大人になってから狂ったようにやっていたり、圧が強すぎてキモイと話題の『りぼん』研究本を出したりと、何かに対する執着がヤバイエピソードがちょいちょい披露されているデイリーポータルZライターのさくらいさん。
当時はちょうど会社を辞め、就職活動中だったということもあり、狂ったように「どうぶつの森」にハマッていたそう。
その時のハマリっぷりがあまりにひどかったので怖くなって、その後に出た3DSには手を出していないらしいんですが……。
「れなにぬい村」って何かと思ったら、『ときめきトゥナイト』の呪文か(一貫してる!)
村は、例のごとく雑草まみれになっているのですが……
当時は村中がこんな一面の花畑だったそうです
このすごさ(異常さ)、「どうぶつの森」をやっていない人には伝わりにくいと思いますが、地面に植えた花って、2日くらい水をあげていないとすぐに枯れちゃうので、毎日じょうろで水をあげなければならないんです。
それが村中に広がっているということは、毎日毎日、村中にくまなく水をまかなきゃいけなかったということ。
当時は毎日1時間以上かけて水をまき、村中花畑状態を1年以上キープしていたそうです。何なんだ、その情熱!
こんな生活送ってたの!?(もはや労働だよ……)
ボクらの森ライフはまだ終わらない!
さて、一通り村も見せてもらったことだし、解散! ……という感じでよかったのですが。
みんな、村での生活をプレイバックしちゃってなかなか帰らない!
何年もやっていなかったのに、一回やり出すと止まらないんですよね……
秋葉原という場所柄、野外でゲームやっている人なんていっぱいいそうだけど、それにしても5人集まってゲーム(しかも12年前の)をやっている様子は異様だったのか、外国人観光客の人たちにやたらと写真を撮られていました。
……何の集団だと思われていたんだろうなぁ。
「村の手入れをはじめると終わらないんですよね」
いや、もうやらないゲームなんだから、いまさら村の手入れしなくてもいいだろう……とは思うものの、荒れ果てた村を見ちゃうといたたまれなくなって、雑草くらい抜きたくなってしまうのが「どうぶつの森」の魔力。
さらに、あぱしーさんが持ってきていた3DS版の「どうぶつの森」を見せられて、「どうぶつの森」熱がますます燃え上がる!
DS版よりもグラフィックがキレイだし、やれることが増えているっぽい! いいなー、やりたいなー!
これだって5年前に発売されたゲームなんですけど、「どうぶつの森」熱が高まっているタイミングで見せられたもんで、いまさらながらやりたくてたまらなくなってしまいます。
……ということで、3DS版を帰りがけに買ってしまった人
ボクも、3DSの本体ごと買っちゃったけどな(スマホ版やれよ!)
森よ永遠に!
結構ムチャぶりな募集だったにもかかわらず、こんなに集まってくれてありがとうございました!
「どうぶつの森」に限らず、自分で色々とカスタマイズできるゲームって、その当時の考えや気持ちがイヤでも反映されちゃうので、久々に「村」を訪れたみんなも、当時の記憶をじわじわ思い出していたようでした。
スマホ版で心配なのが、せっかく作っても、サービスが終わったら見れなくなっちゃうんじゃないかということ。
10年以上経ってから、昔やっていたゲームを開いて思い出にひたる……というのも楽しみのひとつ。なんとかデータを残せるようにしてもらいたいもんです。