収納用の繭がセット
カイコの写真を載せたかったのだが、あいにく手もとにない。ぜひとも検索窓に「カイコ」と放り込んで、スクリーンに溢れるかわいいに悶えてみてほしい。「かわいい」が真っ先ににサジェストされる虫というのも、なかなかいるまい。

そして、そんな写真を参考にしつつ、できあがったのがこれだ!






蚕ノ社に参る
京都には、蚕を祀った神社がある。その名もずばり「蚕ノ社(かいこのやしろ)」。近くに行く用事があったので、完成したカイコを連れて詣でることに。


ひょっとして狛犬の代わりに狛蚕がいたりして、などと少し期待したけれど、そんなことはなくて、一見するといたって普通の神社だった。
ただ、注意して見るとところどころ養蚕や繊維産業に関係のある文言が彫られていたりする。





蚕を祀った神社なのである。手を合わせてから、困った。いったい何をお願いしたらいいのだろう?
「ぬいぐるみがうまく作れますように」
「昆虫採集が捗りますように」
「着るものに困りませんように」
有象無象の願い事が頭の中に浮かんでは消えていく。結局、はっきりこれという願いをしないまま離れてしまった。自分でもなにが欲しいかわかっていない客というものは、神様であっても持て余すにちがいない。

パッとしないお参りだったけれど、地元でありつつ行ったことのなかった蚕ノ社に参拝できてよかった!
次は、このカイコがどうやって誕生したのか説明していこう。