特集 2011年8月10日

アイスが手に垂れてくる問題を解決したい

8月に入って夏も真っ盛り。こんなときは外でアイスでも買って食べたい。

しかし暑いが故にとても速くアイスが溶ける。 そうするとガリガリ君みたいな棒タイプの場合、棒をつたって手にアイスが垂れてきて ビチョビチョのベタベタになってしまう。キィーッ!これでは余計暑くなる。

だが今回、その問題を解決する策を思いついたので、これ以上犠牲者を増やさないためにもここに紹介したい。
1985年生まれ札幌市出身。髪がとても硬いため寝癖がなかなか直りにくい体質。そのためよく帽子をかぶっています。

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溶けアイスがビチョビチョ問題

この時期アイスを食べる人なら誰もが経験したはずである。
ガリガリ君などの棒アイス。
ガリガリ君などの棒アイス。
程なくして溶け出し垂れてくる。
程なくして溶け出し垂れてくる。
あーあー。
あーあー。
いったん溶け出すと止まることなく手元に垂れてくるアイス。 もう手はビチョビチョだわベタベタだわで、すごく悲しい気分になる。 太陽の悪戯が過ぎる。

垂れ流し防止アタッチメント

自分はこの問題に長年取り組んできた。

取り組んできた、といっても「なんとかならないかなあ」と悩んでなにもしない だけだったが、構想を練っていたと言い換えれば十数年は取り組んで来たと言える。

そしてその結果、ついに編み出した解決策がこれだ。
構想十数年。制作期間1分未満。
構想十数年。制作期間1分未満。
見ての通り、アイスの棒にさらにアイスの棒が二本横向きに差し込んである。

これで溶けて垂れだした流れを制御するのだ。
溶けたアイスの流れはこんな風になる。
溶けたアイスの流れはこんな風になる。
このように仕組みはすごく単純。 だがこの方法の利点は材料が簡単に手に入ることだ。 アイスの棒に二つと切り込みを入れるハサミがあればいい。

ただ先にアイスを二つ食べておかなければいけないという別の問題が存在するが、 それはまた構想が十数年必要なため、今回は考えないことにする。

実践

無理に見れば刀の様にかっこいい。
無理に見れば刀の様にかっこいい。
実際にガリガリ君に装着してうまくいくか見てみよう。
ツー
ツー
ツツー
ツツー
ツツツー
ツツツー
ガリガリ君でもちゃんとうまくいく。もちろん最後まで食べても手には一切垂れていない。
ノーモアべたべた。
ノーモアべたべた。
これで人類は溶けたアイスが手に垂れてくる問題から解放されたと言っていいだろう。

もちろんここにたどり着くまで簡単だったわけではない。
最初に考えた形。左右の反りでしずくを避ける
最初に考えた形。左右の反りでしずくを避ける
避けられませんでした。
避けられませんでした。
完成形と似た形。棒が一本バージョン。
完成形と似た形。棒が一本バージョン。
むしろこっちに垂れてきて失敗。
むしろこっちに垂れてきて失敗。
棒を持たざるように持つ。棒身代わりの術。
棒を持たざるように持つ。棒身代わりの術。
身代わりにならなかった。そもそもアイス持てない。
身代わりにならなかった。そもそもアイス持てない。
これはかなり完成形に近い。箸で挟んだ形。
これはかなり完成形に近い。箸で挟んだ形。
隙間がありすぎて失敗。しかし完成形のインスピレーションになった。
隙間がありすぎて失敗。しかし完成形のインスピレーションになった。
ちなみに溶けたアイス代わりの液体は絵の具を溶かした水であり毒ではない。 でも飲んだらダメなので毒かもしれない。

他のアイスでの有用性

このように数々の犠牲(テーブルが緑になるなど)を経て できたアイス垂れ予防策。その有用性を検証するためほかのアイスでも試してみよう。
チョココーティングされてるパルム。
チョココーティングされてるパルム。
ふ、太い。棒が太い・・・。
ふ、太い。棒が太い・・・。
いろんな果物が入った白くま。
いろんな果物が入った白くま。
これもまた太くて隙間が空きすぎ。
これもまた太くて隙間が空きすぎ。
これ絶対失敗するだろ。
これ絶対失敗するだろ。
ガリガリ君以外のアイスでも試してみようと 装着してみたら、買ったアイスの棒がいずれも太い。完全に予想外だ。

どう考えても溶けたら手元に垂れてきて失敗すると思うが、 分かっていても男にはやらねばいけないときがある。(たぶんいまではない)
かなり速く溶け出した白くま。当然のように垂れる。
かなり速く溶け出した白くま。当然のように垂れる。
慌てて食べる、予期した顛末。
慌てて食べる、予期した顛末。
チョコ自体がいっぺんに落ちてくる想定外の溶け方。
チョコ自体がいっぺんに落ちてくる想定外の溶け方。
いろいろな理由で頭痛い。
いろいろな理由で頭痛い。
案の定失敗。まさかアイスの棒に太さの違いがあるとは思ってなかった。

これはひょっとして単品だから贅沢に大きいのか? 新たに別のアイスを買ってきて検証する必要がある。
あずきバー。なぜこれを選んだかというと、
あずきバー。なぜこれを選んだかというと、
パッケージで細いのを確認したから。
パッケージで細いのを確認したから。
ガリガリ君単品。失敗したら許さない。
ガリガリ君単品。失敗したら許さない。
あずきバーはパッケージに移ってる棒が同じ細さなので、 これならいけると思い買った。しかし開けてビックリ巨大サイズということもあるので 油断できない。

そして念のためガリガリ君でも試す。これで失敗したら最初に散々「解決した!」と 言い張ったのが無に帰ってしまう。
パッケージ通り細かったあずきバー。
パッケージ通り細かったあずきバー。
ガリガリ君もちゃんと細かった。よかったー。
ガリガリ君もちゃんと細かった。よかったー。
うまく滴を避けられる。
うまく滴を避けられる。
ガリガリ君も問題ない。
ガリガリ君も問題ない。
安心アイス生活。
安心アイス生活。
ガリガリ君ですらうまくいかなかったらいっそ捏造しようかとも思っていたので、 悪の道に走らなくてよかった。

この後、もちろんお腹を壊した。

アイスを食べる前にアイスを2個食べよう

サイズが違うとうまくいかないが、サイズが合えばうまくいく。 ということでうまくいったと言っていいのではないだろうか。

ただしこの垂れ流し防止アタッチメントをつけるためには、 まずアイスを2個食べて棒を入手しないといけないため、 アイスのためにアイスを食べるメタ状態になっているのは難しいところだ。
スターバックスではさらに細い棒が出てきた。 何種類あるんだ。
スターバックスではさらに細い棒が出てきた。 何種類あるんだ。
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