はい。以上、いかがでしたでしょうか、今週の「普通のメールはほぼゼロ」。メールはちゃんと使いましょう。
迷惑メール。
最近はセキュリティー機能の発達ではじかれがちだが、実は常に誕生し続けている。それゆえメール機能に疎い僕のような人間は、常に大量に受信し続け、もはや受信プロとなっている。
そんなプロとして先日、迷惑メールのなかでも、「出会い系メール」について紹介させてもらったが、それ以上に迷惑なのといえばやはり、嘘をついてお金を狙ってくる「詐欺メール」であろう。
そこで、常に狙われ続けている男として今回は!ここ10年ほどの詐欺メールの、歴代のトレンドとその迷惑っぷりを、適宜ビジュアル化しつつ紹介していきたいと思うッ!
ここ10年、常に迷惑メールをもらい続けている僕だが、それゆえ「迷惑メール」フォルダにては

3万通。多い。
が実は、これ以外にも、いわゆる普通の受信メールにおいても、迷惑メールは届いていたのであった。その数、かれこれ

5万通。多すぎる。
ぶっちゃけ普段受け取っているメールもほぼ迷惑メールゆえ、事実上合計8万通以上受け取っているようである。我ながらヒく。

ではそんな中でも、今回は迷惑の極致とも言える「詐欺メール」について、時代ごとのトレンドとその迷惑っぷりを紹介したいと思うッ!と同時に、その巧妙さへの注意喚起の一助となれたら幸いである。
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まずは2013年頃のこと。この頃、チョー流行っていたドラマが、あの「半沢」である。昨年の第2部のヒットも記憶に新しいが、当時の第1部は視聴率40%越えなど、より驚異的なヒット作となっていた。そうなっては迷惑詐欺業界も、乗っかるのは当然であろう。それゆえに送られてきてたのが、コチラ、差出人を見ると

!!
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半沢、通帳にね。
バンカーとして、銀行ならまだわかるが、通帳になっちゃって。まぁ銀行だとそのままゆえ、やや工夫したんだと思うが(だからって通帳もどうかと思うが)、とりまちゃんと通帳記入はしようと思った。
他にもまた別の半沢だが、

!!
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東京中央銀行から。
いわずと知れた半沢が勤めるメガバンクからのメールであるが、正直、半沢周辺以外、

ろくな行員がいないので、NGであった。
その流れで、ついには待ってましたとばかりに、

!!
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倍返しだ!!!
というわけで、ついにはあのチョー流行語がね。見事なまでに消費されており、全員まとめて、千倍返ししたくなった。
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と、そんな当時の流行語のもあったが、別途もう一方。倍返しと双璧を成していたあの流行語のも、ちゃんと届いていたのであった。
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!!
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今でしょ!
今ではないと思った。
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それから数年、迷惑メールの隆盛とともに、謎の団体も勃興していた。業界ではEDはマスト案件であるが、例えばコチラの差出人

一方コチラ、

一方コチラ、

って、差出人を見ると、

団体、多すぎる。どんな業界これ。覇権めぐってひしめき合い過ぎ。ガチなのかもだが、古来の宗教のように原理主義から新興まで、

様々に分派しているのであろうか。仲良くしてほしいものである。
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そしてまた一方、趣向は全く変わって、あの超メジャー団体からも。

なんとあの、スイス銀行から。由緒ある世界的大銀行だが、件名的に

ゲスすぎる。逆にグッと来たが、各界まさに群雄割拠なのであった!
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続いて2015年頃、 世界的な有名人がいろいろ乗っかられていた。例えば当時、映画「アナと雪の女王」が大ブームとなっていたが、そうなっては黙ってられないゆえに、コチラ、

「穴と雪の大王」から。たまたまであろう。ありのままに穴を掘る能力のある雪の大王の物語。たまたまであろう。

そんな大王、大王のわりには、とにかく俗っぽく、

王らしからぬ世俗感には、すごく魅かれた。
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そんな有名人もいた一方、また別方面での世界的らしい人が。

ペラペラらしい。ペラペラってダサいなか、

世界的だが外国人と話すつもりはないので結構である。
その一方。世界的なのか、どうかはわからないが、とあるカリスマから届いたのがコチラである。

ハゲがカリスマになったのか、もしくはカリスマがハゲたのか。

いずれにせよ興味は尽きないのであった。
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そして2016年以降、増えてきたのが、中国からのメールである。中国のIT大国化を物語っているようだが、このたびもコチラ、

意味不明。迷惑以前の問題である。
一方、短いのならなんとか、と思ったが、

短いやつでも、やはりイミフなのであった。
ちなみにちょっと気になったのが、その差出人。以前も中国の「女士」からたくさん来てたのを紹介したが、このたびは

「先生」である。
学校の先生?そんなに?
と思ったが、中国語では、さんとかミスター的な意味だろうか。
そして他にも、中国のIT化を物語るように、例えばこんなのも。

普通は何かしらの文脈で何かを強いてくるはずだが、これ、ほぼただの伝票。本当に送信ミスなのではと思えてきた。
先方も困っているかもだが、見て見ぬフリすることにした。
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そして現在。IT化が加速する今を時めく大企業といえば、誰しも何か恩恵を受けている「GAFA」であるが、業界も当然それに乗ってくる。利用してるユーザーたちがハッとする手法にて。
まずあのアップルからは、例えばこんなものが。

何かアカウントが異常な状態になっているとのことだが、なんと

僕のに、滋賀からログインがあった模様。おそらく真っ赤な嘘だが、滋賀へのネガキャンとも言えよう。
その一方、

できるだけ早く更新して、と。そんな急に言われても困った。
そして今度は、

不足か、正しくないです、と。僕のID情報、いつしか荒れまくっているようである。
また一方、

セキュリティ質問を再設定してって。あの「飼ってる犬の名前は?」とかいうやつかしら。それなら「もも」で。
そしてついに、アラートが、

閉鎖って。もう僕のアカウント、不憫になってきたが、詳細では

とのことだが、気になるのはその文末。「なぜこのメールを受け取ったのだろうか?」と。こっちが聞きたいくらいである。
そしてまた、
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一部がうんぬんって、もう件名があふれんばかりだが、それによると、いきなり

「拝啓、」と。ビジネスマナーは信頼できた。
そしてついには、こんな
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文字化けで。嗚呼。何かを伝えたい思いだけが伝わってきたが、
このようにアップルのおかげで、いろいろ迷惑なことになっており、ほんとジョブズったら、メール魔で迷惑、ということで

若ジョブズだが、つい現・進撃のエレンのように、悪魔巨人めいた感じにもなるのは、やむをえないだろう。
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そして一方、日本のIT業界の雄・楽天からも、いろいろ連絡が届いていたのであった。件名的にも

あらゆるスタンスでの連絡が。まあ何か起きまくっているらしい。
そして中には、いろいろ

「!」な連絡が! その本文にては、

「あなたの情報を忘れたのですか」と軽くキレられた。反省した。
そして、差出人として、グループ会社な「楽天市場」からも、

僕が何した、ってほどに。
そしてまた、グループ会社な「楽天カード」からも、

僕が何した、ってほどに。ていうか僕、これだけもらっといてアレだが、そもそも会員でも何でもなく、一度も楽天使ったことはない。

なのに、こんなめまぐるしく連絡が。楽天、ほどほどにしよう。
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そして、GAFAの中でも、今もっとも、メールが行きかっているのが、アマゾンであろう。買おうすると、予約やら発送やら、段階ごとにいろいろメールが来る。それにつけこんだ詐欺メールが、かなり巧妙に迷惑なのである。例えばこのアマゾンメール、件名的に

情報を更新、確認して、って言われたわけだが、詳細では

ログイン方法が「少し尋常ではない」と。具体的な程度が気になった
その一方、

「既停止」。どんな状態かは謎だが、

とにもかくにも文末の「あなたのアカウントは永久ロック。」。昔の歌謡曲のようであった。
そして今度は、

不足か、正しくない、とのことで、

いろいろあるが、気になるのはまたその文末、「なぜこのメールを受け取ったのだろうか?」。 再びこっちが聞きたいのであった。
また一方、受信日時での刻み具合に注目だが、

超短期間で、お支払い方法の情報、更新しまくり。伸びしろ∞である
一方、また怒涛の

「停止されました」と。そんな短期間で、何もそんな停止しまくらなくても、という感じだが、その文面では

独特。文字間・行間に秘められた思いを、読み解きたくはなる。でも結局は「永久ロック」なのであった。
…と、アマゾンのおかげでこんな大変なことになっており、ほんとベゾスったら、メール魔で迷惑、ということで

ピッなにがしのように、大魔王めいた感じにもなるのは、やむをえないであろう。
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…と、いうわけで、すこぶる悲惨な僕のメールボックスを見てもらったわけだが、これを参考に、みなさんもダマされたりしないよう気をつけていただけたら幸いである。ではまた。
はい。以上、いかがでしたでしょうか、今週の「普通のメールはほぼゼロ」。メールはちゃんと使いましょう。
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