ファーストコンタクトはブンブンのコンビニ郎
最初に食べたのがブンブンのコンビニ郎。値段とカロリーに怯みながらも買ってしまいました。なぜならとても腹が減っていたから。
その日は岩場の近くの宿に泊まって、素泊まりの宿なので夕飯はコンビニ飯(近くに飲食店も無い)。何を食べようか?と思って目に止まったのがこれだった。
製造は㈱ニッセーデリカ千葉工場。ニッセーデリカはブンブンの調理麺を専門で作っている会社だそうです。ブンブンの麺だけで会社が1つあるのか…。
価格は税込み691円。コンビニご飯として700円弱はちょっと怯む価格ではあります。
裏面の栄養成分表示を見る。タンパク質40.9gは嬉しいけど、ほぼ同じ40.2gの脂質がエグい。なにげに食塩が8.1gとなっており、見てるだけで血圧が上がりそうです。
フタを開けるとこう。
巨大なチャーシュー(以下豚)がドーン。アブラとニンニクが混ざった茶色とモヤシにキャベツ。それぞれの量は本家に及ばないが、いわゆる二郎系の要素がそれなりに入ってます。
レンジでチンして食べてみた
家庭用の500W電子レンジで7分40秒。1500Wなら2分半あたためると出来上がり。水を入れるとかスープを溶かすという手間はなく、温めるだけでラーメン的なものが完成する謎技術。
ワシワシMAXという名前の通りのワシワシ麺。ごん太でゴワゴワワシワシの麺が重い。茶色いスープの塩気を吸い、アブラをまとった麺はとても強く、好みは分かれると思いますが男子はだいたい好きな味です。たぶん。とりあえず僕は好き。味が濃くて。
豚も大きくて重く、食べごたえがすごい。なるほど、これがコンビニで買えて、レンチンの手間だけで食べられるなら700円弱の価格も納得ですわ。
40gの脂質はどこに行ったかというと、脂身の塊として浮いてたり、油膜を形成してスープの表面を覆っていたり。おお、すごいアブラデスネ…。ダイエット中のオジサンが食べていいものなんでしょうか…。(ダメかも知んない)
しかし腹が減っていたため、美味しく完食してしまいました。スープも全部飲んじまったよ…。おかげで、翌日は全然お腹が減らなかったよね。
どういう構造なのか分解してみる
さて、レンチンするだけでスープが湧き出して完成するチルドラーメン。どういう構造になっているのか気になりますよね?気になったら分解です。新しいiPhoneが出たら分解するように、食べ物も分解してみれば構造がわかります。
レンチン前の状態で、具から計測。
アブラは豚の脂身っぽい塊とニンニクが混ざった茶色ペーストになっており、32g。これがコッテリの源泉ですな。
ヤサイはモヤシとキャベツ。184gあり、なかなかの量でした。見た目の印象よりヘルシーなのでは?カロリーを相殺してノンカロリーになるのでは?(ならない)
麺は305g。スープと完全に分離するのが難しかったのですが、それを加味してもパッケージに書かれていた「めん200g」よりだいぶ多いですね。どういうことなのかちょっと分かりません。
具をまとめて俯瞰するとこうなりました。豚、ヤサイ、アブラの三位一体。バランスの取れた食生活ってこういうことでは?という気もします。
器の底、最後に残ったのは希望、でははくゼラチンで固められたスープでありました。なるほど、温めるとこれが溶けてスープになるわけですね。冷蔵状態では固まっているので、運搬中にこぼれることもないし、麺も伸びない。よく考えられた構造です。
「ブンブンのコンビニ郎はおいしかったです!構造もわかったのでうれしかったです!」で終わろうと思ったのだけど、もしや?と思ってローソンとファミマに行ったら、まんまとコンビニ郎が売られていました。
…比べるしかないじゃないか。次のページではローソンのコンビニ郎を分解します。