バックドロップとかジャーマンスープレックス
寝る前にふと(バックドロップってやったことないな)と思って、調べてみたことがある。バックドロップは相手を脇腹から抱いて、ブリッジをしながら後ろに相手を床に叩きつける技だそうだ。
思ってたのと違った。自分がバックドロップだと思っていたのは、ジャーマンスープレックスだった。
ジャーマンスープレックスは、相手を背中からお腹を抱きしめる形でそのままブリッジして、相手を叩きつける技だ。自分がやりたいのはこっちだった。
いつかしたいと思った。それが私の夢なのです。
プロレスの試合で使うリングはどうやって借りていいかわからないので、とりあえず川沿いにやってきた。いつだっておれたちはここで戦ってきたから。
ストレッチをしよう
今日の目標は「おれたちだっていい年だからケガをしない」である。ケガをしたくない。2か月前にねんざした右足がまだちょっと痛いし、先日は階段を踏み外して左足をねんざした。そういう年齢なのだ。
なのでラジオ体操をした。
「ラジオ体操なんて意味あるのか?」と昔は思っていたが、今は運動をした充実した気持ちと疲労がかなりある。
大人になるって、ラジオ体操が運動として機能することかもしれない。違うよ。税金で結構取られるなって気づくことだよ。
技のイメージをしよう
準備運動もした。いきなりジャーマンスープレックスをやるのは怖いのでどんな形かイメージしたい。
やってみて思ったがこれを立ったままやるなんて、怖すぎだろ。
でも、練習で怖さを克服しなければならない。じゃないと一生ジャーマンスープレックスなんてできないまま人生が終わるんだぞ。いいのか?
後ろに倒れる練習
後ろに倒れる練習をしてみよう。後ろに倒れて受け身を取るのだ。受け身は中学生の頃に柔道の授業でやって以来である。でも、格闘技のマンガを読んだり、最近ではストリートファイターをやったりしているので自信がある。
ただ、後ろに倒れるだけなのになんだこの怖さは。万が一、頭を打ってしまうのではないかという恐怖、どこかしらのすじを痛めてしまうのではないかという不安。
これからジャーマンスープレックスをやる人、この技は恐怖の連続が襲ってくるぞ! 勇気を試されている。
この技、すごいな。ずっと怖いな。考えた人、勇者か? 勇者の血を継ぐものか? この撮影の4分の3は「怖い」という気持ちになっていた。今のところ、全然できる気がしてない。

